現代兵器vs異世界魔法   作:永劫闇

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12話 地球侵略の準備3

「えーと、地球を滅ぼす?どうゆう事?」

 

「意味はそのまんま。俺と仲間と千聖さんで地球を滅ぼす」

 

「・・・なんで?」

 

「ん〜、君なら分かると思うけど復讐かな。俺をイジメてきた地球人に腹が立ったから地球を滅ぼす。それ以外に特に意味は無い」

 

「なんで私に声をかけたの?」

 

「君は俺と同じ目をしていたから。この世界に絶望し、滅ぼしたいほど憎んでいるのに力がなく何も出来ない。そんな君だから声を掛けた。それに俺のことが好きなんだろ?俺ならお前を幸せにしてやれるからな」

 

自分で言ってて恥ずかしくなってきたが千聖さんを説得しこちら側に誘い込む為に恥ずかしいのを我慢する。

 

「私が君についていったら私の両親はどうなるの?」

 

「勿論安全な場所に連れて行く。何なら家ごと」

 

地球人は異世界に行く術を持っていないと思う。行くとしても転生モノのように一度死なないといけないとこれないとアロメが言っていた。だから異世界というのは絶好の避難場所だ。

 

「・・・分かった。良太くんについて行く。弱い私に力を頂戴」

 

「それはここでは無理だから・・・。一度俺の仲間がいる場所まで行こうか」

 

転移陣を千聖さんの真下に設置し発動させる。念の為俺も一緒に行かないと、敵だと思って攻撃をしてくる奴が現れるかも知れない。だから一応ついて行く事にした。

 

 

 

 

 

 

私はカウス。勇者様専用部隊の一つ、隠密部隊に所属している。パートナーであるソアと一緒に地球について調べている最中である。勇者様が仰る通りなら先ずは日本という勇者様が生まれ育った国から攻めていく様だ。私は一度勇者様に自分の生まれ故郷を自分で壊すのは辛く無いのかを聞いてみたのですが、勇者様の返答は

 

「辛くない訳が無い。自分の故郷を自分で壊すんだぞ。ここには思い出がある。・・・だがその思い出は俺の中では死んだ。妹とはしゃいでいた公園は土地開発という名目で潰され、よく通っていた駄菓子屋は不景気で無くなった。その他にも子供の時に作った思い出の場所は今は殆ど家が建っている。日本、いやこの世界の人間は俺の思い出の場所をとことん破壊するのが好きらしい。だから潰す。徹底的に」

 

と仰っていました。それを聞いてから私は勇者様と共に地球を破壊する事に全力を尽くしました。

 

と言っても今は情報収集をしているだけで勇者様のお役に立っている気がしません。確かに戦争をするにあたって情報というのはとても大切です。それは理解しているのですが、やっぱり勇者様がいないと少し不安だ。

 

「おーい、二人とも」

 

ん?なぜ勇者様がいるんですか?少し用事があると言って一人行動をしていたはずじゃ・・・。

 

「いや〜ごめんね。二人とも。こっちの用事は終わったから一旦撤収だ」

 

ああ、そうゆう事ですか。勇者様の用事というのは少し気になりますが私から聞くのは野暮というものでしょう。

 

「一旦撤収とは何故でしょうか」

 

「俺がこの世界の兵器を手に入れた。それをあっちの世界で研究して役立てる為だ。俺が一旦戻ったら転移陣を設置出来ない君たちは一時的に地球に取り残されてしまう。その間に不測の事態が起こったら面倒だ。だから一緒に撤収だ」

 

「なるほど。分かりました。地球の地形は全て覚えました。歴史はソアが覚えました。なので戻ったら軍関係者に共有したいのですがよろしいでしょうか」

 

「ああ、軍関係者だけでなく戦争に関わる者全てに共有してくれ」

 

「はい」

 

勇者様からの新しい命令に少し興奮してしまいます。しかし命令はしっかりと遂行しなければ。興奮する気持ちを抑え勇者様が設置した転移陣に乗り、地球を後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は今鍛治が得意なドワーフ達に銃を改良できるか聞いていた。

 

「この銃を改良して弾じゃなく魔力を飛ばす様に出来ないか?」

 

「うーん。見た事もねぇ武器だからな。少し時間が掛かるが良いか?」

 

「構わない。ただ余りにも遅くはなるのは無しだ」

 

「そこまでの時間を掛けるつもりはねぇ。ああ、それと一つ聞いていいか?」

 

「何だ」

 

「何で改良なんかするんだ?そのまま使うってのはダメなんか?」

 

「ああ、銃は地球では主力な武器だがそれ故、相手が弱点を知り尽くしている。弾が切れたらリロードをするのに時間が掛かるし、銃の弾を通さない盾なんかもある。それにこの世界の兵士は基本的に歩兵だ。剣や槍を持って突撃した所で銃を撃たれたら何も出来ない。魔術師とかは別だがな。だから弾を使わずに地球にはない魔力を使って撃つ事ができれば防衛手段を持たない地球の軍隊を壊滅させられる」

 

「成程。よし、早速作業に入る。改良出来たらまた連絡する」

 

「助かるよ。じゃあまた後で」

 

俺は手を軽く上げそのまま王城に向かった。

 

 

 

 

「ただ復讐に囚われた勇者様だと思っていたが・・・思ったより仲間思いなのか?」

 

「まあアイツなら成し遂げそうだな。地球侵略」

 




小説家になろうで先に投稿してからこっちに載せます。

なろうのURL→ https://ncode.syosetu.com/n4337hj/
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