現代兵器vs異世界魔法   作:永劫闇

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17話 北海道壊滅編4

 

さて的当てゲームと言ってもあまり俺の手札を見せたくないので今回は『不死鳥』の能力で出来ることだけで楽しもう。・・・もしかしたら他の魔法を使うかもしれないけど。

 

そもそも『不死鳥』自体、偶然出来た魔法だ。何種類かの魔法を合わせることができれば強いんじゃないかと思い、何となく『再生能力』と『炎魔法』を合わせたら出来た。いったい何処から鳥要素が出てきたのかは分からないが今では俺の主能力になっている。

 

だから『不死鳥』自体にできる事はあんまり無い。炎を操り、自分自身が死ななくなり傷を負えば再生する。それだけだ。空を飛んでいたのだって炎で翼を作り翼を操っているだけだ。実際に羽が生えたわけじゃ無い。

 

そんな事を考えていると目の前に逃げ帰った戦闘機が見えてくる。そのまま速度を上げ戦闘機の上に立ちコックピットのガラスを壊す。そんな状態で時速約二千キロで飛んでいてはパイロットの負担がとんでも無い事になる。一応シートベルトをしているので放り出されてはいないが、その顔はかなり青ざめている。そもそもここは地上と比べて酸素が薄いからな。

 

パイロットがしているシートベルトを外し、そのままパイロットを外に放り出す。パイロットは重力に従い落ちていったがそんなのは関係ない。ついでにこの戦闘機も一緒に落下してもらおう。パイロットがいない戦闘機はそのまま速度を落としながら徐々に高度を落としていった。

 

さて次だ。落ちていった戦闘機には目もくれず次の戦闘機に向かって飛び出す。次の戦闘機を見つけたので炎を操り戦闘機を炎で包む。炎の温度を調節して鉄を液体にするほどの温度にして放置する。しばらくして炎を解除したら戦闘機の形を作っていた金属が液体になっていて落下していた。当然そんな高熱では人間は生きられない為その戦闘機に乗っていたパイロットは灰すら残らず消えていった。

 

残り戦闘機三機、爆撃機二機。一機ずつ倒していくのは面倒だしここは一気にやるか。

 

先程出した炎よりも威力と温度を上げ手から出す。その炎に触れただけで戦闘機と爆撃機は簡単に溶け残骸が落下していく。手を動かし他も巻き込み、飛んでいた戦闘機と爆撃機は全て片付けた。その残骸や乗っていたパイロット達は後で使えると思い『重力魔法』を使い、周りの重力をなくす事で無重力状態にしその場に浮かせた。

 

空の蹂躙を終えた俺は次にこの戦闘機達が離陸した基地を落とそうと思い、『探知魔法』を使った。すると今いる場所の真下に基地があることが分かったのでそこが目的地なのかは分からないがひとまずそこに降り立つ事にした。

 

翼をしまい自由落下を使い基地まで降りる。直前で翼を開きゆっくりと基地に降り立つ。落下中は目を閉じていたので目を開ける。そこにいたのは銃を構えた沢山の自衛官だったのでちょうど良いと思い、目的地を聞こうとした。

 

「あ〜、ちょっといいか?さっきの戦闘機と爆撃機を離陸させたのは何処の基地だ?」

 

俺が質問をしているのに誰も答えてくれない。なんでだ?

 

「あの〜、聞こえてる?俺は質問をしたんだけど答えてくれないの?」

 

すると奥から他の自衛官とは格好が違う明らかに長官みたいな人が現れた。

 

「ふん、確かに戦闘機の出撃命令を出したのは俺だが何か問題があるのか」

 

「大アリ、いきなり爆撃してくるなんて問題しか無いと思うけど」

 

「貴様が北海道を壊すなどと戯言を言わなければ俺も命令を下す必要が無かったのだがな。それより貴様、戦闘機と爆撃機をどうした」

 

「ああ、攻撃して来たから全部壊したけど」

 

「・・・やはりか。通信が途絶えたから何かあったと思ったが」

 

「うん、全部壊した。あ、そうだ。壊した機体みたい?」

 

「・・・」

 

「しょうがないな〜。そこまで言うなら見せるしかないよね」

 

パチンッ

 

俺が指を鳴らし少し経つと空からさっき壊した戦闘機と爆撃機の残骸と乗っていたパイロットが落ちてきた。指パッチンで掛けていた『重力魔法』を解除し、この基地に降り注がせる。後で使えると思い空中に残しておいたのはこのためだ。

 

「人間スクラップの隕石だぞ。当たったら即死だと思うから頑張って避けてよ」

 

俺が言い切ったと同時に落ちてきた物が地面にぶつかる。スクラップの幾つかは地面にぶつかり爆発していた。落ちてきた人間は当然耐えられる筈もなく地面に着いたと同時にグチャグチャになっていた。それはただに肉片としかいえず、人の形を保っているものは何処にも無かった。

 

それ以外にも落ちてきたスクラップを避けきれなかった自衛官がそのまま下敷きになったり、基地にある車や戦闘機に当たり爆発し、それに巻き込まれた者などまさに地獄と言い表すのが最適な状況になっていった。五体満足で生き残れた者は殆どいない。生き残った者の殆どは何処かしらに傷を負い、中には腕や足が無くなった者もいた。

 

先程俺の質問に答えた長官らしき見た目をした男も至る所に傷を負っていた。それでも俺に銃を構え少しでもダメージを与えようとする。これが日本人の魂かと思っていたらその男は発砲して来た。

 

銃の弾が当たったくらいでダメージなんか負わないがハエがたかって来る程度のウザさはある。向かって来た弾は見えているのでそれを避けつつ近くにあった銃を拾いその男に向かって撃つ。ARアサルトライフルなので多少の弾のバラつきがあったがそれでも何発か当たり男は血を吐き出して倒れる。

 

それから俺は『物理反射』の魔法を掛けこの自衛隊基地を破壊していった。『物理反射』は物理法則に則った攻撃を全て反射するという魔法だ。その性質上、異世界だとあまり効き目が無い。異世界だと基本的に魔法主体で戦うからだ。その為一応『魔法創造』で作っておいたがこれまで目立った活躍をしてこなかった。だが地球ではこの魔法は脅威的な力を魅せる。

 

地球には魔法という概念はあれど魔法そのものは存在しない・・・と思う。地球は全て物理法則に従って物事が動いている。その物理法則に真っ向から喧嘩を売っていくこの魔法は地球人にとってはとてつもなく脅威と言えるだろう

つまりどうゆう事かというと『物理反射』を使うとこの世界は終わりだ。たとえどんな攻撃をしてもそれが物理法則に従った攻撃ならば全て反射し相手に返っていくのだから。それではつまらないのでできるだけ使わないようにしてきたが飛んでくる銃弾があまりにも鬱陶しいので今回は使った。

 

『物理反射』を纏った俺はそのまま自衛隊基地を蹂躙していった。自分から何もしなくても相手が攻撃をしてきたら全て反射していくので蹂躙という言葉は少し違うかもしれない。そのくらい自衛官達は自分で撃った弾が跳ね返り、そのまま死んでいった。

 




小説家になろうで先に投稿してからこっちに載せます。

なろうのURL→ https://ncode.syosetu.com/n4337hj/
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