あの実戦訓練から1週間が経つ。俺の術式が判明し、本格的に戦闘面の訓練に入る。
「腕立て100回!」
「はい!」
「腹筋100回!」
「はい!」
「山道ダッシュ20週!」
「はいーーー!」
まずは、過酷のトレーニングからである。強い体を作るために体作りから始まった。
「995、996、997、998、999、1000!終わった!」
俺は地面に倒れる。素振り1000回やり、腕がバッキバキである。
「よく頑張ったね優里!お昼にしましょ!」
先生の言葉に従って、お昼にする。
「優里は、なんか魔術で得意なこととかあった?」
「え?どうしてですか?」
「いや、得意な魔術を呪術に使えるかなって思ったの」
俺の得意な魔術は、2つである。
「体の強化魔術と剣や弾などを作れる投影魔術ができます」
「わかったわ。難しい難題だね。それを呪術に変換できるに」
そりゃそうだ。魔術仕様から呪術仕様に変換できるのは、難しいことだ。
「ん?」
手首から雷のような模様が光っている。
「先生。もしかしたら、できるかもしれません」
そして、あれから半年が経つ。十分強くなり、呪術高専に行くためには、重い任務をクリアしなければならない。
「優里。これがあなたの任務よ」
「これは?」
「今回は、他の呪術師とタッグを組んで任務をクリアするの!それに競争性!」
き、競争性!よくわからないことが出てきた。
「他の呪術師見習いと呪霊と戦って7日間残ること」
求めると、戦って7日間残れば勝ちってことだ。
「一週間後にあるから、それまで準備しておいてね」
「はい」
それから一週間後。任務当日である。
「私はここで見てるから、頑張ってね!」
「はい!」
会場までの道に藤の花が沢山咲いている。会場は京都だが、こんな季節に咲くなんて…
会場に付くと、俺と同じ呪術師見習いがいっぱいいる。男や女も。
「みんな。呪術高専最終選別に来てくれてありがとう。俺は東京都立呪術高等専門学校の学長の夜蛾正道だ」
俺らの前に学長が現れ、開会の言葉を話している。
「ここにいる奴らは、入学後に高い階級になれる試験だ。ルールは簡単、この先を通り、7日間生き残ればクリアだ。道には、二級以上の呪霊がうやうやといる。運悪ければ、特級の呪霊もいる」
特級もいるということ。これは、周りも驚いて震えているだろう。
「では、ペアの話をしよう。まずは、君たちが持っている封筒の中身を見てくれ」
封筒の中身を見たら、82と書かれた紙が入っている。
「その番号と同じ相手がペアだ。男女別の場合もあるし、一緒になることがある。文句を言わずに組んでくれ」
1ペアずつ、番号を言っている。そろそろ俺の番だ。
「82番!82番!」
俺は前に出る。
「日高優里か?」
「はい」
「お前のペアは、霧切響子。彼女だ」
霧切響子。薄紫のロング髪で一見クールそうな女性である。彼女が俺のペア。
「俺は日高優里。よろしく!」
「そう。私は霧切響子。よろしくね」
お互い握手をする。
「全員、ペアが揃ったようだな。では、開始!」
学長の声と共にスタートした。全ペアは一斉に走る。
「よし!いくz」
「待ちなさい」
俺は霧切に止められた。
「勢いで行ったら、体力が消耗するだけよ。ゆっくり行きましょ」
「は、はい」
厳しい人だ。この7日間生き残れるのか?なんか心配になってきた。
そして、ギャラリー側で見ている人がいる。
「九十九さん。また面白い呪術師を持ってきたね?」
「そうよ。あれは私が育てた呪術師よ。もしこの最終選別でクリアしたら、私と同じ特級かもね?」
九十九先生と誰かと話している。
「今回は、あの伏黒恵と九十九さんの弟子さんペアが生き残れると思うんだがね」
「五条。優里は乙骨に似ているよ。特級過呪怨霊持ちよ」
話相手は、五条悟である。
「あの霧切は僕と術式が似ているようだね」
「今回は面白いことになるようだね」
俺らは、道の妨げのなる呪霊を目の前に止まる。
「ここは俺が」
「いや、私がやる」
霧切が前に出る。コンバットマグナムをセットする。
「うぎゃぁぁぁぁーーーー!」
霧切はマグナムを撃ち、呪霊の頭が吹っ飛ぶ。
「す、すげぇ」
普通の銃なのに呪霊の頭を一撃で吹っ飛ぶ威力である。
「次行くわよ?」
「あ、わかった」
この7日間、大変になりそうだ。上手くやれるかわからない。
「私の術式は無限を呪力に持ってくる無下限呪術。扱い方は、少々変わってるから」
歩きながら、説明してくる。パートナーとして必要な情報だったから、良しである。
「あなたの術式は?」
俺の術式は…
「雷電…それが俺の術式」
「ライデン?」
俺の術式は、特級過呪怨霊がいる影響で出来た術式。半年でできる限り力を扱えるようになった。
「俺の術式は、少々特別なんだ」
「そう…わかったわ」
「詳しく聞かないのか?俺の術式のことを?」
普通の呪術師なら、もう少し詳しく聞きたいはずなのに、彼女はあまり聞かないのである。
「私はあなたと似ている人を知っているかもしれない。後ろに取りつかれている呪霊と同様に」
俺と似ている人?それは誰なんだろう?
「きゃあーーー!」
どこかで悲鳴が上がる。
「あそこから悲鳴が!」
「助けるよ日高?」
「わかった!」
悲鳴が上がったところに向かう。
最終選別が始まった。だが、優里達に最悪な状況へと落ちることになる。
続く_