メビウスと毒蛇 作:夢現なれば現それ即ち夢なり
彼にあったのは...何年前だったかしら?あの時もこんな雨が降っていたわね。そう、たしか...研究が行き詰まってた時に外で物音がしたのよね
――――――
「チッ...故障か?クソッ崩壊獣だかなんだか知らねぇが商売あがったりだよ!お得意様多分みんな死んだだろありゃ...はー、こいつも修理しないとだし」
研究所の外にひとりの服に所々切れ目が入った約2m程の長身の男が頭をかきながら変形したフレームを眺めていたわ
「どちら様?」
「ん?あぁ、ここの住民かな?すまない、飛行中に故障したようでね、墜落?不時着?したところだ...まぁ、見ての通りこのザマだがね...もっとも私も不死でなければこいつと共にそこで横たわっていただろうけども
あぁ、自己紹介が遅れたな。傭兵のニーズヘッグだ、好きに呼んでくれ...」
「そう、こんな状況で傭兵が成り立つのかは些か疑問なのだけれどまぁいいわ
私はメビウス、ここの研究員よ」
「研究ぅ?ここ家じゃなくて研究所なのか...どうりで...ふむ、もし研究なにもしてないなら私の不死について研究しないか?「助かるわ!」勿論冗d...へ?」
あの時の彼のマヌケヅラったら今でも笑えるわ
思えばあの時から彼はこの結末を知っていたように感じるわ...このチップの中身が違う意味に見えてきたわ...
「していいんでしょう?研究」
「いや、待て、ジョークだよ、傭兵ジョーク!」
「あら、男に二言はないと聞いたのだけれど?」
「わかった、わかったよ...が、条件がある
こいつが直っても私が此所に居たいと思えるようにしてくれ」
「...股でも開けって?」
「誰が幼女を抱く趣味を持ち合わせるんだよ!...いや、一定数はいるとk!?いった!?蹴ったな!?いま、蹴ったな!?」
「誰が幼女よ!」
「失礼...え?いや、どう見ても幼女では?」
思えば彼はあの頃からデリカシーが無かったわね...まぁ、あんな体を持っていたら大抵の事は笑えるのでしょうけど...
「私はもう大人よ?」
「えー、身分証明書及び年齢の確認できる...なんだそれ?研究者証明書ぅ?...えっと、あ、成人してる...マジで?どうしたらいいんだ?...
あ!そうだ、こういえばいいと昔聞いたな...失礼、スリーサイズをおsゴヘェ!?」
反射的に殴った私は悪くないと思うわ
「な、何をするんだ!」
「セクハラには当然の報いだと思うのだけれど?」
「セクハラ?」
「あんたあなたはなにを聞こうとしたの?」
「スリーサイズ、で...ここだけの話なんだが...スリーサイズってなんだ?」
きっとあのときは...そう、宇宙メビウスになってたでしょうね、ほんと、驚いたわよ...でもまさかあんなことになるなんてね思わなかった、そんなことになるなんて...
「ねぇ、聞こえてるの!?返事をしなさい!」
『あまり...叫ばないでくれ...頭に響く...不死身だから、安心、しろよ...頭飛ばされた直後だからキツいんだわ...グヘッ』
「ちょっと!?大丈夫なの!?」
『高々一回死んだだけだ、問題ない』
「不死身の癖に死んでんじゃないわよ!」
『私の不死性は死のうと発動するから問題はない!と言うか本当に頭に響く...』
「はいはい!分かったわよ!このスケコマシ!難聴系主人公!ニーズヘッグ!」
『待て!私の名前は罵倒ではない!それにスケコマシとかは君の勘違いだ!そもそもこの歳で難聴な訳ないだろ!帰ってから話をしよう』
「ベッド温めておくわね」
『ブッ!?い、いきなりなにをいってるんだ!?』
「その反応で満足したわ、切るわ」
『あ、ちょっ!?m』
その直後だったわ、地上から天空まで真っ二つに光の柱が発生したのは...まぁ、お察しの通りそれ事態が攻撃だったのよ、そして聞き覚えのある音、あの時のようにニーズヘッグが今回も壊れたそれを見ていたわ...あの時のように『どちら様?』なんて問えばまるで初対面かのように話し始める、ここで最初の違和感があったわ...まぁ、この後彼が記憶を失っていることに気が付くのだけれどほんと、困ったわ何せようやく風呂上がり裸で彷徨くのをやめさせたばかりだったのにまたよ?......彼が好きなのか?ですって?えぇ、好きよ?彼、ラットに物凄く似ているもの
傭兵
名前:不明
識別名:ニーズヘッグ
身長2m超えの傭兵、崩壊によりお得意様を失ってキレ気味、メビウスに拾われた、ほぼ不死、殺したかったら本人の意志を砕くしかなく例え石化させようが普通に抜け出し宇宙に放り出そうが適応し帰ってくる
メビウスの事をいい顧客として見ている、金を積まれたら抱くがタイプではないと言っているが真偽は不明、その後メビウスに蹴られていた
メビウス博士
メビウス可愛いよメビウス、ちっちゃいね❤(この後彼の者の行方を知るものはいない)
若干性格がマイルドになった、傭兵の事が多分好き