【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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4話 武蔵の話

side時雨

 

時雨が戦艦棲姫を文字通りワンパンで撃破した日の深夜、時雨は寝ていたが精神世界でこんなやり取りをしていたという。

 

 

 

 

 

 

「…なあ時雨、何個か聞きたいことがあるんだが」

 

「ん?どうしたんだい提督?」

 

「どうしてこの世界がMANKAI寮のリビングみたいになってるんだ?」

 

「ああ、提督にリラックスしてもらいたくてね。提督の変成魔法?とかいうのを使ってこの世界に家を作って外の亡者どもと隔離したんだよ。ねえ提督、褒めてよ」

 

「え?いやどういうことd「褒めてよ」「え?いやちょt「ねえ、ねえねえねえねえ」

 

「…ああ、よくやった時雨(なんでこの人ヤンデレになってるの?)」

 

 

「…ところでもう一つ聞きたいんだが」

 

「次はなんだい?」

 

「…いや…あの…なんで防空棲姫が縛られてるんでしょうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「解放シロ~」

 

 

 

「ああ、彼女がすごく反抗的でね。調教してたんだよ。はいこれ紅茶」

 

「ズルズル」

 

「貴様~縄ホドイテツイデニ体モヨコセ~」

 

「提督は貴様じゃないよ。マスターだよ」

 

バシイッ

 

アアン

 

「いやなんでこいつのマスターにさせられそうなんだ?そしてなんだこれはSMプレイか?防空棲姫の股から液体が漏れ出たような気がしたんだが」

 

 

 

 

こうして夜は更けていく…

 

 

 

 

荻原が時雨たちの戦果に唖然とした翌日の正午、今後のことを話し合った荻原と時雨は食堂に来ていた。

話し合いの内容はショッピングに行くとか本やゲーム機を買うとかそんなかんじだった。ちなみに時雨は図々しくもデスクトップのゲーミングパソコンを買ってもらおうとしたが、荻原の財布が大破する可能性があったのでマ〇スコンピューターのゲーミングノートパソコンで妥協した。

 

二人が食堂に入るとやっぱり艦娘たちが怪訝な顔をしていたが、そんなものは無視して間宮と鳳翔のいる厨房に行った。

 

「え、えーとご注文は何でしょうか…」

 

「え~とじゃあこのエビフライ定食で」

 

「僕はカレー特盛りと唐揚げで」

 

「いやお前そんなに食うの!?」

 

荻原は驚いたが、昼食を食べながら新聞を読む姿を見てこう思ったという。

 

 

「(こいつの中身相当おっさんだろ…)」

 

 

ようやく勘付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夕方、時雨が自室に帰った後、荻原は書類を棚に入れていたら執務室のドアをノックする音が聞こえた。

 

「どうぞ」と言って入ってきたのは武蔵だった。

 

「すまない、昨日の話をしに来た」

 

「……聞かせてくれ」

 

武蔵をソファーに座らせ、荻原も椅子に深く腰かけ、武蔵の言葉を待つ。

 

「時雨は今からおよそ6年前にここに着任した。ちなみに私は6年半前だな。そんなに変わらない」

 

武蔵によると、聞いた話だが、前々任の提督が不慮の事故で亡くなった時、前任は横須賀の副司令官だったようでそのまま横須賀の提督になったという。前任は副司令官だった頃は無口でただ淡々と仕事をこなす冷静沈着で艦隊指揮も優秀な人物だったようだが、化けの皮が剥がれたのか初めの頃は休みなく出撃。それがどんどんエスカレートしていき、捨て艦戦法や性欲処理をし始めたという。彼女は今から半年ほど前、前任の秘書艦だった白露が沈んでから自身から身を売り、他の娘らを庇った。結果的に全てが時雨に集中した。

 

大破状態でなければ入渠はさせてもらえず、一日に休みなく何度も出撃し、休暇など存在しなかった。前任に報告をしに行くたびに暴力を振られ、暴言を吐かれ、夜伽を強制させられる。彼女は泣き言一つ言わなかった。

 

だが、白露や時雨、初月、夕立にはある噂が流れていた。それは彼女たちが深海棲艦かもしくはそのスパイなのではないか。という噂だった。

 

一時期はこの鎮守府の半分以上の艦娘がその噂を信じていたこともあった。彼女たちの戦闘が、白兵戦があまりに異常すぎたからだ。

 

そもそも白兵戦を始めた経緯が怪しすぎた。気の狂った姫級の深海棲艦に太刀を渡されたと言うのだ。

 

その噂のせいで時雨と他の三人は何度も死にそうになった。出撃では故意のFFを浴び演習では集中砲火を浴び、休憩の時には罵詈雑言を浴びた。

 

噂は今年の春にピタっと消えた。不自然なくらいに急に消えた。不自然すぎて誰かが艦娘たちをコントロールしている(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)と考える者もいたが、大方、艦娘たちが時雨たちがこの鎮守府を裏切る理由など無いことに気づいて誤解が解けたからだろう。

 

 

 

「…そうだったのか…ところで時雨の左目の話は?」

 

「…ああ、それはな…私たち一部の戦艦が原因なんだ…」

 

「…どういうことだ!?」

 

「…あれは何年か前だったな。時雨の第1艦隊と私の第3艦隊で演習をしたんだ。演習の前に比叡が金剛お姉様に寄り付く深海棲艦どもを追い払いたいと言ってきてな。言い訳するつもりではないが私は乗り気ではなかったが実弾の三式弾を使うことになった。演習が始まって時雨は集中砲火を浴びたんだがそのほとんどを撃墜した。だが、なぜか殴りに行こうとして接近した比叡に気を取られたのか避けきれずに誰かの三式弾が時雨の左目に命中したんだ。だが、データ上の損傷は小破だったから入渠できずにそのまま放置していたら修復材でも治せなくなったらしいんだ」

 

「…………………………」

 

「他の時雨の話を聞きたかったら他の総括の艦娘に聞くといい。私からは以上だ」

 

そう言って武蔵は執務室を出て行った。

 

 

 

「…………先輩の鎮守府とは別のベクトルでヤバイわ。この鎮守府」

 

荻原は自分の着任した鎮守府のヤバさに嘆いたという。




簒奪で奪った深海棲艦の力を使えば目も見えるんじゃない?と思う人もいると思いますが、左目さんはほとんど潰れてるようなものなので無理です。(訳:ご都合主義&後付け設定)

後日談書きたいんですが、読みます?

  • 読むから書け
  • あったら読む
  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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