【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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7話 北の国から(笑)

荻原が着任してさらに1週間がたった。

 

時雨達の活躍により、南方海域は解放され、ソロモン海の制海権は取り戻された。

 

そして、荻原は大本営に作戦結果を報告した。

 

「以上の結果により、我が横須賀鎮守府は作戦成功とみなします」

 

『うむ。よくやった。これからも励んでくれたまえ』

 

「はい。ありがとうございます」

 

『それでは失礼する。』

 

「はい」

 

ピッ!

 

ピッ!

 

「?」

 

山本元帥とのビデオ通話を切った直後、坂本大将がビデオ通話してきた。

 

『ああ、今大丈夫かな?』

 

「はい。どうしましたか?」

 

『実はだね、頼まれてもらいたい任務があってだね』

 

「はあ」

 

『まずはこれを見てくれたまえ』

 

画面に映ったのはどこかの島だった。

 

『これは先日、近海に新種の姫級が発見された千島列島の北東部にある島、幌筵島(パラムシル島)だ』

 

「ほう、なるほど」

 

『この島は深海棲艦の攻撃で島民が全滅してからつい最近まで無人島だったんだが、稚内鎮守府の艦娘が放った偵察機が偵察中にその幌筵島近海で新種の姫級を発見して、我々は北方水姫と名付けたのだよ』

 

「へえ」

 

『それでだね、北方水姫は島の沖に停泊していたんだよ。だが、突如として動き出して、現在、北方水鬼は根室半島方面に進行中だ』

 

「え?」

 

『そこでだ。君は北方水姫を撃沈してほしい』

 

「いやなんで横須賀がやるんですか?そんなの他のところに任せればいいでしょう?」

 

『それはそうなのだが、稚内鎮守府の戦力ではどうあがいても無理だし、室蘭鎮守府はアリューシャン列島での小競り合いで手一杯らしいし、大湊は復興中だから…ね?』

 

「まあ、そうですね……」

 

『だから頼めないか?』

 

「はい。わかりました。やりますよ」

 

『おお、引き受けてくれるか!助かるよ』

 

「はい。それでいつやるですか?」

 

『ああ、そうだね。1週間以内で頼む』

 

「了解です」

 

『では、また今度』

 

「はい」

 

ピッ!

 

 

「みたいなことがあったんだ」

 

荻原は坂本大将との対話の内容を時雨に話した。

 

「ふーん、マジか。めんどいね」

 

「まあ、そういうなよ。じゃあ、がんばれ」

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

3日後、時雨達は出撃準備を整えた。

 

『よし、行ってこい!』

 

「「了解!」」

 

時雨達は出撃した。

 

そして、10時間後、時雨達は幌筵島にたどり着いた。

 

「ここが、幌筵島か」

 

「うん。で、どうする?上陸する?」

 

「う~ん。取り敢えず、上陸するか」

 

時雨達は島に上陸した。

 

そして、北方水姫を探すために索敵を開始した。

 

「敵影無し」

 

「同じく」

 

『よし、そのまま周辺警戒だ』

 

しばらくすると、裸マントの深海棲艦…北方水姫が現れた。

 

時雨は主砲を撃ちながら日本刀を構えて突撃する。

 

しかし、次の瞬間、北方水姫は、時雨に急接近して殴りかかってきた。

 

時雨はそれを刀で受け止める。

 

ドゴォン!!︎

 

「ぐぅ!」

 

時雨はそのまま吹き飛ばされたが、すぐに体勢を立て直すと再び斬りかかる。

 

しかし、今度は北方水姫が主砲を発射してきた。

 

時雨はギリギリで回避するが、少しかすって出血してしまった。ただし、すぐに元通り。

 

「なんだこいつ!?このバケモノめ!」

 

北方水姫は再び時雨に接近してくる。

 

そして、時雨の目の前で突然ジャンプして空中で回転しながら砲撃してきた。明らかに見えちゃいけない場所が見えていたが気にしてはいけない。

 

時雨は砲弾を回避しつつ、北方水姫に向かって突っ込んでいく。

 

そして、すれ違いざまに斬りつけるが……。

 

ガキンッ!

 

北方水姫の装甲は意外と硬く、斬れなかった。

 

「硬すぎだろ!!」

 

北方水姫は時雨を殴ろうとするが、時雨は後ろに跳んで避けて距離をとる。

 

その時、荻原から無線が入った。

 

『おい!聞こえているか?』

 

「何だよ!今戦闘中だよ!」

 

『三浦半島沿岸に深海棲艦の大艦隊が現れた!目標はこの横須賀鎮守府らしい!至急戻ってきてくれ!』

 

「くそっ!しょうがない。撤退するぞ!」

 

「え?でも、まだ敵は倒していないっぽい」

 

「そんなの放っとけ!いいから撤退だ!」

 

時雨達は大急ぎで撤退した。

 

 

 

 

 

side荻原

 

時雨が北方水姫とドンパチしていた頃、横須賀には深海棲艦の大群が押し寄せていた。

 

数はざっと50体くらい。

 

「なんでこんなにいるんだよ!」

 

「知るか!」

 

「提督!大変です!」

 

「どうした?」

 

「敵の駆逐艦が湾内に侵入しました!」

 

「何だと!?」

 

私は急いで双眼鏡で確認した。

 

確かにいた。駆逐イ級だ。

 

「総員、第一種戦闘配置だ!奴らを地上に上げるな!」

 

「「了解!」」

 

私が指示を出すと同時に艦隊は迎撃態勢に入った。

 

しかし、敵は次々と湾内に入ってくる。

 

「クソッ!一体どうなっているんだ?」

 

「提督!潜水艦型が現れました!」

 

「チィッ!」

 

そう言っている間にも潜水艦型はどんどん出てくる。

 

「対潜攻撃用意!」

 

「「はい!」」

 

俺が命令を出した瞬間、駆逐艦や海防艦から一斉に爆雷が発射された。

 

その爆発によって海面は荒れ狂い、大量の海水が飛び散った。

 

そして、海面からは潜水艦型の残骸が浮かび上がってきた。

 

「よし!これで、しばらくは大丈夫だろう」

 

「そうですね」

 

「しかし、いつまで保つことやら……」

 

念の為、千島列島に出撃している時雨の第1艦隊を電話で呼び戻した。戻ってくるまで全速力で3時間かかるという。

 

それから2時間後、ついに敵艦隊の本体が現れた。

 

「来ました!敵の数は約150体です!」

 

「なに!?」

 

「嘘だろ!?」

 

「もうダメなのか?」

 

「いや、まだ諦めるのは早い」

 

「そうだな」

 

「よし、全艦砲雷撃戦用意!」

 

「「了解!」」

 

戦艦や重巡による艦砲射撃が始まった。

 

そして、空母の艦載機も発進する。

 

しかし、それでも数の差がありすぎたのか、戦況はあまりよくならなかった。

 

「クソッ!このままではマズい!」

 

「どうしますか?」

 

「こうなったら、最後の手段を使うしかないか」

 

「それは、どういうことですか?」

 

「まあ、見ていろよ」

 

私は執務室にある電話で山本元帥に電話をかけた。

 

『もしもし、私だ』

 

「山本元帥、私です。荻原です」

 

『おお、荻原君か。どうかしたかね?』

 

「実はお願いがありまして」

 

『何だい?』

 

「…第零艦隊をよこしていただきたいのですが」

 

『はぁ!?』

 

「だから、私が指揮を取るので、第零艦隊を貸してほしいと言っています」

 

『…まあよかろう』

 

「ありがとうございます。それで、いつ着きますか?」

 

『30分後だ』

 

「分かりました。それでは、失礼します」

 

私は電話を切って、司令室に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side西馬

 

 

「さあ、長らく続いた馬鹿踊りも今日で終いだ。横須賀鎮守府、そして…

 

 

杉野時雨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんで深海棲艦側の連中は転生時雨の正体を知ってるんですかねえ

後日談書きたいんですが、読みます?

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