【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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16話 目には目をバケモノにはバケモノを

時雨と神風はともに近づいていき、少しすれ違ったところで───

 

「「死ねやオラァ!」」

 

お互いの武器を振りかざした。

 

神風の短刀と時雨の太刀がぶつかり合う。

 

「はっ!」

 

「せいっ!」

 

神風は時雨の腹部を蹴り飛ばし、時雨は吹き飛ばされた。

 

が、時雨はすぐに態勢を立て直し、神風に向かって走り出す。

 

そして時雨は神風の首を目掛けて日本刀を振るった。

 

「ちっ!」

 

神風はそれを間一髪で避ける。時雨はそのまま回し蹴りをして、今度は首を狙った。

 

「ふん!」

 

神風はその足を掴み、時雨を投げ飛ばす。

 

時雨は空中で受け身を取って着地し、再び神風に向かって走る。

 

今度は神風が時雨の首を狙って短刀を突き刺そうとするが、時雨はしゃがみこんでそれを避ける。

 

「はあっ!」

 

時雨は立ち上がりながら太刀で神風の足を薙ぎ払う。

 

神風はバランスを崩して倒れそうになるが、そのままバク転して時雨から離れた。

 

「危なかったですね」

 

「それはこっちのセリフだよ」

 

時雨は神風に南部拳銃を撃ちまくるが、神風は飛んでくる弾丸を全て回避する。

 

「無駄ですよ」

 

「くそっ!」

 

「ふむ。あなたの実力はよくわかりました。ですが私の敵ではありませんね」

 

神風は時雨に急接近し、短刀で右腕を切りつける。

 

「ぐあああ!」※秒で再生します。

 

「これで終わりです」

 

時雨は右手に持っていた太刀を落とした。

 

神風はそれを確認すると、時雨の胴体めがけて短刀をぶっ刺した。

 

「チェックメイト」

 

神風が勝利宣言をした瞬間、神風の体に衝撃が走った。

 

「え?」

 

神風は何が起きたのか理解できずにいたが、時雨が神風の腹を蹴り飛ばしたのだと気付くのに時間はかからなかった。

 

「残念だったね」

 

「っ!?……バケモノが!」

 

「その言葉は君にも当てはまると思うけどね」

 

神風はすぐに態勢を立て直すと、懐から8本の短刀を取り出し、それを時雨に向けて投げた。

 

時雨は南部拳銃を片手に、投げ短刀を避けようともせず突撃する。

 

「死ね!!」

 

「無駄だよ」

 

投げられた短刀は全て時雨に命中したが、傷は秒で治っていく。

 

「なんなんだお前!本当に艦娘なの!」

 

「僕は普通の艦娘じゃないんでね」

 

「バケモノめ!!」

 

「そういう君もバケモノじゃないか」

 

時雨と神風は互いに凄いスピードですれ違い、時雨は拳銃を撃ち、神風は短刀で時雨の両腕を切断した。

 

しかし、やっぱり秒で元通り。

 

「クソッ!」

 

「僕の勝ちだね」

 

「ふざけるな!」

 

神風は後方にステップして距離を取ると、両手に握った8本の魚雷を時雨に投げつけた。

 

時雨は主砲と拳銃で魚雷を迎撃する。魚雷と砲弾がぶつかり合い爆発した。

 

爆風によって神風の姿が見えなくなる。

 

「終わりかな」

 

時雨はそう呟いたが、次の瞬間、時雨の背後に神風が現れて、彼女の背中に短刀を突き刺し、心臓を貫いた。

 

「あ……」

 

「勝った……っ!?」

 

神風が勝利を確信していると、いつの間にか目の前に移動していた時雨に殴られて吹き飛ばされた。

 

「ガハッ!」

 

「油断大敵だよ」

 

「…………チッ!」

 

神風は時雨を睨みつけ、再び立ち上がる。

 

「まだやる気かい?」

 

「当たり前でしょう?私はあなたが死ぬか降参するまで戦いをやめませんよ」

 

「じゃあさっさと終わらせようか」

 

時雨はそう言って神風に向かって走り出した。

 

「死ねぇぇ!!」

 

神風は再び大量の短刀を投げつける。時雨には当たってはいるが効き目がない。

 

時雨は避けずに神風に接近していく。

 

「死になさいよぉ!!」

 

神風が短刀を投げると同時に、時雨は神風の腹部を殴って地面に叩き落とした。

 

「かはっ!」

 

神風は口から血を流しながらも、すぐに起き上がって時雨から離れる。

 

時雨は神風の方に振り返り、ゆっくりと歩き出す。

 

「……こ、このバケモノめ!」

 

「それは君も一緒だろう?」

 

時雨が神風を斬りつけようとしたその時───

 

「演習終了!」

 

マイクで拡声された元帥の声が響いた。

 

「元帥殿、勝敗は?」

 

荻原が元帥に聞く。

 

「勝敗は……横須賀鎮守府第1艦隊、戦術的勝利!」

 

「っ!負けたか」

 

神風は悪態をつく。

 

「君の負けだよ」

 

「わかっているわ。でも……あんたみたいな艦娘モドキは大本営の第13課こと私たち第零艦隊が必ず殺すから」

 

「へえ、頑張れー」

 

時雨は棒読みでそう言うと、その場を離れた。

 

その後ろ姿を見ながら、神風はボソッと呟く。

 

「絶対に殺してやる……艦娘の皮を被ったバケモノめ」

 

 

side???

 

ある部屋で男はモニターを見ていた。そこには横須賀の時雨と大本営の神風の戦いが映っていた。

 

「おお、これは最高だな。こいつは私の人生で最高の敵になるかもしれないな」

 

男の表情はとても楽しそうなものだった。

 

нацисты(ミレニアム)の連中はАнглия(英国)でくたばったが、あのバケモノはもうあの力を使うことはできない。ならば我々は……Япония(日本)で!やろうではないか!一心不乱の大戦争を!あの興奮をもう一度!」

 

男は狂ったように笑いながらそう言った。

 

「さあ、始めようか。楽しい楽しいвойна(戦争)(ヴァイナー)の時間だ」

 

男の背後には鎌と槌と赤い星の描かれた赤旗が掲げられていた。

後日談書きたいんですが、読みます?

  • 読むから書け
  • あったら読む
  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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