【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改 作:chanhaya
提督と一緒に横須賀に戻ったら、なんか磯波が出迎えてくれた。
「おかえりなさい。時雨さん提督さん」
「ただいま戻りました」
「今戻った。何か変わったことはあったかい?」
「いえ、特に何も」
「そうか」
「はい。それと、これをどうぞ」
そう言って渡してきたのは封筒だった。
「これは?」
「命令書らしいです。昨日の夜、ポストに入ってました」
受け取って中身を見る。
そこにはこう書かれていた。
【常滑鎮守府にて艦娘の暴動が発生。鎮圧のために増援を求む 常滑鎮守府提督 水城浩史少佐】
「……水城少佐は一体何をやらかしたんだ…?」
「さあ?」
「あと、艦娘の暴動なんて表沙汰にできないので出来るだけ少数で行ってくれって言ってました。あと水城少佐は留守だったらしいです」
「注文が多いなおい!」
そんなわけで、僕一人で常滑に行くことになった。
「なんで僕だけなの?」
「お前一人で横須賀の戦力の半分以上だから」
「マジか……」
「細かいこと言ってないで。ほれ、行ってこい」
「了解……」
という訳で、僕は一人寂しく旅立った。
艤装を展開して海を航行する。何時間か経って常滑に到着した。
常滑鎮守府の建物は一部が燃えて崩壊していたり、瓦礫などが散乱していて酷い有様だ。
鎮守府の敷地の外から野次馬達が「なんやなんや」と騒いでいる。
そして、僕の目の前に艦娘達が現れた。全員武装して臨戦態勢に入っている。
(なるほど。提督がいない隙を狙って反乱起こしたってところかな)
そう思った瞬間、一部の艦娘達の目が赤く輝いた気がしたが、すぐに消えた。気のせいだろう。多分。
とりあえず話しかけることにした。このままだと戦闘になってしまいそうだし。
「こんにちは。僕は横須賀鎮守府から来た白露型駆逐艦2番艦の時雨だよ。君達はどうしてこんな事をしているのか理由を聞きたいな」
なるべく穏便に済ませたいんだけどね……。そう思いながら返答を待つ。すると一人の娘が進み出た。確か……赤城という艦娘だ。
「あら時雨さん。お会いするのは初めてですね」
彼女は穏やかな口調で言う。しかし、目は笑ってなくて殺気に満ちていた。
「えっと、君の名前は赤城だよね?僕に敵意をぶつける前に自己紹介して欲しいな」
一応笑顔で答えると赤城の瞳が再び赤い光を放ち始める。やっぱり気のせいじゃなかった!
「ふふ……そうですね。初めまして時雨さん。私は航空母艦の正規空母、赤城にです。これから死ぬ貴女には名乗っても仕方ないですが」
彼女の声は低く冷たかった。他の娘たちも同じで全員が僕を睨んでいる。
(これは困ったね……どうしたものか……)
そう考えていると、一人の軽巡が叫んだ。
「赤城ー!!多摩にもあいつ殺させるにゃ!!」
その一言を合図にして一斉に艦娘達が襲い掛かってきた。
(あ~これは駄目っぽいね……まあいいか。ちょうど暴れたかったからね……ちょっとくらい本気でもいいか)
襲いかかってくる艦娘たちに向かって言った。
「ごめんね……手加減しないよ」
「え?」
最初に攻撃を仕掛けてきた大井に砲撃を叩き込む。
「ぎぃあああああぁ!!!」
叫び声を上げて倒れ込んだ。それを見ていた他の娘たちの動きが止まったようだ。
次に後ろから近づいてきた重巡の首にテイルワイヤの刀身をぶっ刺してして即死させた。
さらに後ろにいる空母娘の頭を掴んで持ちあげ地面に叩きつけるようにして殺した。
その後、近くに居た駆逐艦の一人を蹴飛ばすとその艦娘が動かなくなった。おそらく気絶したんだろうね。
僕は残った艦娘たちの方を見たが、彼女達は恐怖に満ちた表情を浮かべて後退っているだけだった。
とりあえず、僕を殺す宣言をした多摩の口に拳銃を突っ込んで撃ち殺した。
残りは三人。さて、誰から片付けようか。そんなことを考えているときだった。
突然横から誰かの攻撃が飛んでくるのを感じ取った。反射的に回避行動をとるも左腕を切り落とされてしまった。痛みに顔を歪めつつ相手を確認しようと顔を向ける。
そこに太刀を持った赤城の姿があった。多分、赤城改二戊なんだろう。
彼女は血塗れの笑みを浮かべると、もう一度斬りかかって来た。僕は右手に持っている太刀で弾いてバックステップをする。
それからすぐに左手に持っていた短銃の銃剣を向けたけど既に遅かったみたいだ。
僕は右腕の手首を切断された。
※両腕ともに秒で再生しました。
でも激痛はあるので苦悶の顔になる時雨。
「ば、バケモノが!」と怯えの声を上げる赤城に「失礼だな……」と思いながら主砲と拳銃を撃つ時雨。しかし赤城は紙一重でかわし続けて反撃を繰り出す。だが時雨はすぐに再生する。その繰り返し。
しかし、徐々に赤城の身体中に裂傷や打撲痕が出来上がっていった。
このままでは埒が明かないと考えた赤城は時雨を野次馬達の方に吹っ飛ばした。
飛ばされた先を見て「げぇ!」と叫ぶ時雨。野次馬の数がとんでもないことになっていたのだ。
ちなみに駆逐艦の艤装でも普通の人間は余裕で押し潰されるのでとりあえずヤバイ。
時雨は地面にテールワイヤの刀身をぶっ刺して態勢を整えてうまいこと着地した。
赤城は一般人もお構いなしに艦載機を飛ばして攻撃する。
赤城も一般人共が邪魔なのか戦闘機の機銃で掃射して始末していた。
僕は主砲と拳銃を撃つが、外れた弾が一般人に当たって死傷者が出たのは言うまでもない。
という訳で、僕達二人は一般市民を巻き添えに殺し合いを始めましたとさ……。
……まあ、別に気にしないんだけどね。ただ今回は場所が良くなかっただけだし。
それにもうすぐ終わりだしさ。多分ね。そう思いながら、僕達は戦闘を続行することにした。
2時間後……。
そこには無惨な光景が広がっていた。僕達二人の周囲には大量の死体が山積みされている状態だ。
辺り一帯は火の海と化している。この惨状の原因が何かというと赤城が放った艦載機のせいだ。僕は民間人には被害を与えていない(多分)。
僕の方は無傷だが、赤城は満身創痍の状態。彼女は膝立ちの状態だった。僕は彼女を見下ろすように立っている。
すると彼女が笑い始めた。まるでこの状況を面白がっているかのように。いや実際に楽しんだんだろうね。何しろ笑ってるもん。
「くっくっく!ふふふふ……ハァーッハッハッハ!!アーッヒャヒャ!!」
「……気持ち悪いなぁ」と僕がボソッと言ったのを聞いて、彼女は僕を見る。そして言った。
「あらあらあら!時雨さんったら、随分派手にやってくれたじゃないですか!おかげで私は死にそうだわ!!」
赤城が狂った様に笑うと、赤城は懐に手を入れて何かを取り出す。
それは注射器だった。どう考えても違法な薬品にしか見えない。それを自分の首筋に刺すと中身を打ち込んだ。
打ち込むと同時に、赤城が苦しそうに暴れだす。
「ア……グウ……ガガガガッ!!アガ……ギィ!!」
赤城の身体や髪が白く染まり、服装もセーラー服みたいな物に変わった。
さらに肌にも赤黒い血管のようなものが現れ始め、赤いオーラが出始める。
彼女の変貌ぶりを見た僕は驚いた様子もなく言った。「うわーキモい……」と。
それを聞いた赤城?は、こちらに向かって途轍もないスピードで迫ってきた。僕は避けようとしたが無理だった。赤城が刀を振り下ろす。なんとか防ぐことに成功したがあまりのパワーに僕の腕の骨が砕けてしまう。※やっぱり秒で(ry
というか双方の力が強すぎて赤城の刀が折れて僕の刀は吹っ飛んでいってしまった。マジで僕の刀何でできてんだ……?と思いつつ赤城を見ると彼女はニヤリと笑みを浮かべていた。
「残念だけど刀が無くなっても私はまだ負けていませんよ」と言って彼女は拳を振るってくる。
それをかわすために後ろに跳ぶと、彼女は空中で回転しながら蹴撃を放ってきた。僕は両腕でガードしたが、衝撃を殺しきれずに後方に吹き飛ぶ。
そのまま鎮守府の壁を貫通。背中から血が噴き出す。
(こいつ、なんて馬鹿力だよ!?完全に艦娘辞めてるじゃないか!?)
そう思った直後、今度は腹部に強い痛みを感じた。赤城に蹴り飛ばされたようだ。僕は口から血を吐いた。
やられてばかりではつまらないので深海制御術式第3号を解放。
僕はテイルワイヤの刀身を抜いて刀代わりに使うことにした。
それから赤城と戦闘を開始する。最初は互角だったが、徐々に赤城が押され始める。
やがて赤城はボロ雑巾のように叩き伏せられた。
僕は倒れている赤城に近づくと、彼女を見下ろして言う。
「まだ続ける?」と聞くと、彼女はバッっと立ち上がり、グーの手で殴りかかってくる。
僕はパーの手で赤城の拳の中指と薬指の間に手を差し込んで腕を真っ二つに切断した。
「ぎゃああああっ!!!!」
悲鳴を上げる赤城を無視してもう片方の腕をちぎった。
そしてパーの手で心臓をぶち抜いて絶命させた。
その後、死体を放置してその場を後にした。
……ある野次馬がその死の直前まで配信していた映像が世間を騒がせたことは言うまでもない……。
後日談書きたいんですが、読みます?
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読むから書け
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あったら読む
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好きにしろ
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読まない
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どうでもいい
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蛇足だから書くな
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串本の白露の話を書け