【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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深海白露イメージ

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22話 深海棲艦の力使ってるのに深海棲艦にはなりたくない人

「き、君、白露かい……?」

 

「ん?時雨……?」

 

「うん、そうだよ。君はどうやら、完全に深海棲艦化しちゃったみたいだけど……」

 

「そうなんだよ」

 

白露は急に真面目な顔になり、こう言った。

 

「横須賀のみんなを守ってくれた?」

 

「ああ、守れたよ」

 

「そう、良かった……」

 

白露の目から涙が流れた。

 

「ねえ、白露はこれからどうするの?」

 

「分からない……。でも、私はまだ生きてたい。みんなの所に行きたい」

 

「そうか……。なら、一緒に行こうか」

 

「え……?」

 

「ほら、早く」

 

「私、こんな姿になっちゃってるんだよ……?それでも良いの……?」

 

「構わないよ。だって、君は君のままじゃないか」

 

「……ありがとう」

 

そう言うと、彼女は涙を流しながら笑っていた。

 

「じゃあ、行くよ」

 

僕と白露は手を繋いで、再び横須賀への帰路についた。

 

 

 

 

◇

 

しばらくして、接近してくる艦娘が見えた。

 

「……磯波?」

 

「はい……そうです……」

 

「なんでここに……」

 

「……早く横須賀に戻ってきてください!……このままじゃみんな死んじゃいます!」

 

「分かった。すぐに戻る」

 

僕と白露と磯波は急いで横須賀に戻った。

 

するとそこには、地獄が広がっていた。

 

鎮守府の建物は半年前の防衛戦以上に破壊されていた。建物だけでなく、港もめちゃくちゃになっていた。

 

そして、あちこちに血塗れになって倒れている艦娘達がいた。

 

彼女達は皆息絶えていた。

 

僕は彼女達の亡骸を見て、怒りが湧いてきてしまった。

 

「許さない……!絶対に許さない!!」

 

「落ち着いてください!」

 

「これが落ち着けるか!」

 

「……あ、あれを見てください!」

 

「なっ!?」

 

見ると、レ級改が手刀で夕立の心臓を貫いて殺し、その返り血を浴びて狂喜しているのだった。

 

「ゆ、夕立……」

 

「あはははははははははははは!!あはははははははは!!!」

 

「……」

 

僕は無言で深海制御術式第2号を解放して、レ級改に急接近し、奴の頭を掴んでそのまま地面に叩きつけた。

 

「うわぁっ!?」

 

「貴様ァッ!!」

 

僕は何度も地面を叩きつけて、最後に思いっきり踏み潰した。

 

「グギャアアッ!!」

 

「これで終わりだ!!」

 

レ級改を鎖でぐるぐる巻きにして拘束し、心臓にメツェライを撃ち込んでやった。

 

「あがっ……!?」

 

「はあっ……はあっ……。ふぅーっ……」

 

「時雨さん!!」

 

背後で倉庫が爆発したかと思ったら、その爆発から空母水鬼と片腕を失った初月が飛び出してきた。

 

「死ねぇ!」

 

初月が罵声を浴びせながら空母水鬼に斬りかかる。

 

しかし、彼女はそれを軽々と避けた。

 

「ちいっ!」

 

「いたぶるのも飽きたわ。死になさい」

 

空母水鬼は艦載機を次々と発艦させ、初月と僕達に攻撃してきた。

 

「ぐあっ!」

 

「きゃああっ!」

 

「このぉっ!!」

 

僕は空母水鬼に向けて主砲と南部拳銃とメツェライを発砲する。

 

だが、それは全て避けられた。

 

「遅い。そんな弾当たらなければどうということはないわ」

 

「ふざけるな!!」

 

僕は更に連射する。

 

「ふんっ!」

 

空母水鬼は弓の弦をどこぞのウォルターみたく使って弾丸を全て切った。

 

「なにぃっ!?」

 

「さようなら」

 

彼女は僕の目の前に秒で移動して、腹部に蹴りを入れた。

 

「ぐえぇっ……」

 

蹴られた衝撃で吹っ飛ばされて、壁に激突してしまう。

 

「ごほっ!げぼおっ!」

 

口から血が出る。

 

身体中が痛くて、意識が飛びそうになる。

 

「あら?まだ生きてたのね。しぶといわ」

 

「こっちのセリフだよ……」

 

「なら死んで?」

 

「断る」

 

空母水鬼は弓の弦を使って僕の右腕を切断する。

 

※秒で再生されました。

 

「ぐああっ!!」

 

「いい声で鳴くわねえ……」

 

「くそったれが……!」

 

「安心して。すぐに楽になるから」

 

今度は左腕を切断しようとしてくる。

 

「させないわ!」

 

白露が空母水鬼の後頭部をぶん殴った。

 

「いったぁ……!何するんですか!」

 

「あなたにはやらせない……!これ以上みんなを傷つけるのは私が許さない……!」

 

「うるさいですね……。あなたから殺しますよ?」

 

「やってみろ……!」

 

白露と空母水鬼が睨み合う。

 

僕も加勢しようとしたが、深海棲艦化した扶桑と山城がそばの壁をぶち破って現れ、僕の前に立ち塞がる。

 

「どけ!」

 

「お断りです」

 

「そうか……深海制御術式第1号、部分解放。行くぞ、防空棲姫」

 

『YES,MYマスター!』

 

僕は足元から禍々しい液体を流してその中の亜空間から防空棲姫を取り出した。

 

「なっ!?」

 

「嘘でしょ!?」

 

「なんであなたがここにいるの!?」

 

彼女達は驚いていたが、僕は気にせず、防空棲姫に命令を下す。

 

「奴ら……いや片方だけ殺せ。もう片方は僕が殺る」

 

『了解』

 

防空棲姫は艤装を展開して扶桑に攻撃を開始する。

 

僕は山城に近づき、その顔面を思いっきり殴りつける。

 

「ぐへっ!?」

 

「死ね!」

 

僕は山城の首を掴んで、思い切り締め上げる。

 

「うぎゃあああっ!!くるじいっ!!しぬぅっ!!」

 

「お前のせいでどれだけの仲間が死んだと思ってるんだ!!」

 

僕が山城にとどめを刺そうとしていた時だった。

 

突如として新しいレ級改が現れ、砲撃を放ってきたのだ。

 

「あぶなっ!?」

 

僕は咄嵯に山城を突き飛ばして回避する。

 

「……お前ワンオフじゃなかったのか?」

 

「いや、あいつは試作型のレ級改で私は量産型のレ級改だ」

 

「なるほど。つまりあいつよりは弱いってことか」

 

「……まあ、廉価版だから」

 

「よし……なら死ね」

 

僕が南部拳銃とメツェライで量産型レ級改を撃ったら、なんか普通に頭が吹っ飛んでそのまま死んだ。

 

試作型と違って再生能力は無いか低いらしい。

 

「さてと、後は……山城お前まだ死んでなかったのか……」

 

「げほっ……。死ぬわけないじゃないですか……」

 

「そうかい。……普通の殺し方じゃつまらないしな。お前は……犬の餌だ」

 

僕は右腕を禍々しい液体のようにして犬というか狼のような形にする。

 

「ひっ……」

 

「大丈夫。すぐ終わるから」

 

僕は右手を山城に向けて振り下ろす。

 

すると、彼女の頭上から大きな口が現われ、彼女を飲み込んだ。

 

「きゃあああ!!」

 

「いただきます」

 

「ぐちゃっ……。ごくんっ」という音が聞こえる。……うん、美味しくないなこれ。カニバリズムは性に合わないわ。

 

僕は右腕を元に戻す。

 

防空棲姫の方を見たらあいつは扶桑を殺した後、扶桑の残骸を咀嚼していた。

 

うん。アレ(深海棲艦)にはなりたくないな。

 

僕は防空棲姫を回収すると、白露と空母水鬼の所に向かった。

 




ヘルシングで狗に喰われたルーク・ヴァレンタインは最後の方で再登場を果たしたので、山城も再登場する可能性が微レ存。

後日談書きたいんですが、読みます?

  • 読むから書け
  • あったら読む
  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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