【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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25話 深海の真相

side時雨

 

広場に戻ると、白露が亡骸となった夕立に泣きついており、他の艦娘達も涙を浮かべていた。

 

「明石さん」

 

僕はあることを思いついて明石さんに声をかける。

 

「時雨さん。どうしました?」

 

「『ジンカクイレカエール』は使える?」

 

「ええ、でもどうするつもりですか?夕立さんに使うにしても入れ替える相手がいませんよ」

 

「うん。それについては考えうる限り最高のスペックの奴を用意したから」

 

「?」

 

僕は夕立の亡骸を持ち上げ、レ級改を鎖で引っ張り、明石さんを連れて半壊した工廠の中の『ジンカクイレカエール』の元に向かう。

 

「時雨さんどうするつもりですか?」

 

僕は転生チートの『簒奪』の派生技能の『供与』でいろいろやってレ級改の心臓を復元し、夕立とレ級改を『ジンカクイレカエール』の椅子に座らせて起動させる。

 

 

数分後……レ級改が目を覚ました。

 

「あれ?夕立生きてるっぽい!?あれ?深海棲艦になっちゃってるっぽい!?」

 

正確には夕立の人格のレ級改だが。まぁ細かいことは気にしなくてもいいだろう。

 

「時雨ちゃん!私夕立っぽい!殺さないで!」

 

「いや、入れ替えたの僕だから殺さないけど」

 

「あ、そうなんだ。ありがとうっぽい!」

 

「……最後の仕上げをしようか」

 

僕は(約1年前に自称神から奪った)変成魔法でレ級改(夕立)の見た目をもとの夕立の姿にする。だいぶ強引だが多分大丈夫だろう。

 

「……これでよしっと」

 

「うわ!なんか元通りになったぽい!」

 

「一体どうやったんだ……?」

 

明石の技術者魂に火が付いたという。

 

「さあ夕立、みんなのところに行こうか」

 

「っぽい!」

 

こうして夕立は、鬼畜艦夕立を超えた最終鬼畜超弩級重雷装航空駆逐戦艦夕立として生まれ変わったのだった。

 

この後、時雨が白露の見た目ももとの白露に戻したり、出張から帰ってきた提督が( ゚д゚)って顔になったりいろいろあったのだが、作者にこれ以上書くやる気も文章力も無いので割愛させていただく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔鶴が横須賀鎮守府で反乱を起こしたのとほぼ同時刻、深海棲艦中枢区域、オアフ島にて。

 

「クソッ!なぜこんなことに……」

 

深海棲艦の提督であり横須賀鎮守府の前任の提督である西馬義時は中枢区域の要塞の最深部にある最終司令部に逃げ込んでいた。

 

「くっ、まさか中枢棲姫が鹵獲されるとは……予想外だったな……」

 

つい1時間前、軍人と思われる白い肌に白い髪の男約1000人の軍団が海中から中枢区域に奇襲を仕掛け、瞬く間に制圧されてしまったのだ。

 

彼らは単体でも戦艦ル級とほぼ同等の戦闘力であり、それが徒党を組むことにより、さらに強力になっていた。

 

中でも赤い目をした身長190センチくらいの大男は、その圧倒的な力で次々と姫級を沈めていった。

 

「……どうしようかな……■■さんに助けを求めるか」

 

西馬は■■にビデオ通話をかけた。

 

「もしもし、■■さん」

 

『ん?誰?』

 

「あ、すみません。西馬です」

 

『ん?ああ、君か』

 

「はい……。実はですね……。かくかくじかじか」

 

西馬が事情を説明すると、■■はため息をつく。

 

『はぁ……。それは大変そうだね。わかった。お望み通りテレポーターのパスワードを教えよう。あれ?なんか通信に割り込んできてるn──』

 

「ちょっ!■■さん!?」

 

通信が切り替わる。

 

『通信は届いているかな?』

 

そこには、ソ連軍の士官の軍服を着たロシア人が映っていた。

 

「誰だお前は!?」

 

『ん?ああ、私か。私の名はウラジーミル・クズネツォフ。ソビエト社会主義共和国連邦軍、秘匿された第6軍、特務戦略技術軍の大佐だ』

 

「ソビエトだと……!?貴様ら何者なんだ!?」

 

『我々?我々はただの科学者とその実験結果だよ。まぁ一般人からすれば悪魔みたいなものかもしれないが。君たちが深海棲艦と呼んでいるモノたちは我々が197■年に開発し、201■年に量産に成功した生体兵器だ。連邦の崩壊やらなんやらでいろいろあってここまで引き延ばしてしまったし、混乱によって流出して野生化した奴もいるし、機密が漏れて艦娘とかいうやつのベースになってしまったが』

 

「そんなバカな……!」

 

『ちなみに私は見た目は若々しいが、191■年生まれだから今年で1■■になる。そろそろ引退して余生を送ろうと思っていたんだが……ちょうどいい敵がいたから最後に実験結果の兵士たちで一心不乱の大戦争がしたいだけだ。じゃあな』

 

そう言って一方的に切られ、■■との通信が復活した。

 

「な……なんてことだ……」

 

『おい、どうした?』

 

「いえ、何でもありません。それよりパスワード教えてください。坂本大将」

 

『わかった』

 

 

その後、パスワードを教えて通信を切った坂本大将は自室で不敵に笑う。

 

「ふふふ、転生者にソビエトか……なかなか面白くなりそうだ。じきに元帥の座は私の物になるだろうし、この世界は私が支配するにふさわしい」

 

 

翌日、山本元帥は自身の邸宅にて、頭を撃ち抜かれた状態で発見された。

 

 

 

 

 

第二章 完

 

 

 

 




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後日談書きたいんですが、読みます?

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