【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改→転しぐ改


転しぐ改 外伝 零 神風零式編
神風零式編


私の名は神崎美風。■■県の中学校に通ういわゆる戦災孤児だ。

 

両親は第三次世界大戦の空襲で死んだ。私は運よく伯父の家に引き取られて、今はそこで暮らしている。

 

伯父はともかく伯母はひどい人で、私を厄介者扱いして、ご飯は残飯とか腐った食べ物ばかり食べさせられたし、たまに貰えるお金も全部取り上げられていた。

 

学校でも私の扱いは変わらない。

 

私のお家が貧乏だから、クラスのみんながいじめてくる。

 

先生たちは私がいじめられていることに気づいているはずなのに見て見ぬふりをしている。

 

今日もまた、クラスメイトからいじめられる。

 

一着しかない体操服がはさみで破かれて、私の机に見せつけるようにして置いてある。

 

「お前にはこれが似合うよ」と嘲笑する声が聞こえる。

 

それで泣きそうになる私をみて、いじめて来る子たちはまたニタニタ笑う。

 

それでも、満足できない子たちが、私に暴力を振るってくる。

 

でも、ご飯もぜんぜん食べれなくて、いつも暴力を振るわれている私はみんなより小さくて、細くて、ガリガリで、傷だらけで、みんなが思っているよりずっと痛い。

 

痛い、辛い、いやだ、こんなのもういやだよと心の中で思っても何も変わらない、誰も助けてくれない。

 

ずっと、ずっと、辛いままなんだ。そう思うと、また涙が出てきてしまった。

 

どうして?なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないんだろう? 私はただ普通に暮らしたいだけなのに……。

 

そんな日々が続いたある日、伯父が死んだ。死因は心臓発作だったらしいけど、ストレスか何かが原因だろうと思う。

 

そして、伯母は「金ないから養えないわww」とか言いながら私を追い出した。

 

「あんたみたいな穀潰しは出て行ってもらうわ!」

 

なんて言われたけれど、実際問題行く当てなんかないし、住む場所もない。

 

どうしよう……これからどうやって生きていけばいいのか分からない……。

 

数時間後、私は路上に倒れた。空腹に耐えかねて、ゴミ箱の中にあった賞味期限切れのお弁当を食べたら、吐き気に襲われてそのまま倒れてしまったのだ。

 

ああ、死ぬのかなぁって思ったその時、誰かが私の体を揺すってきた。

 

目を開けてみると、そこには若い男性がいた。

 

その人は私を助けてくれた人だった。

 

彼は私の体を抱き上げると、「大丈夫?」と言ってくれた。

 

それが彼との出会いだった。

 

彼の名は坂本藤雄といい、ある研究所の所長らしい。何の研究をしてるのかは知らないけど。

 

彼が言うには私は餓死寸前だったという。

 

「君は死にかけていたんだよ」と言われてもピンとは来なかった。だって、今まで死にかけてきたことが何度もあったから。

 

その後、私は彼に保護されて、研究所に住むことになった。彼はとても優しい人だと思った。

 

しばらくして彼はこう言った。

 

「私の研究を手伝ってくれたら死ぬまで面倒見るよ」と。

 

私は迷わずそれに応じた。

 

そして、私は実験体となった。

 

カプセルに入れられて、しばらくして「出ていいよ」と言われたので出ると、「うおお実験は成功だ!」とか「素晴らしい!」などと周りにいた白衣を着た大人たちが騒いでいた。

 

坂本さんが寄ってきて、「それじゃあ、君の力を見せてくれ」と言うので、だだっ広いところに行って、走ってみた。

 

すると、信じられないことが起こった。

 

「速い!速すぎるぞ!」

 

「こいつ人間じゃない!?」

 

「すごいじゃないか!!これは期待できる!!」

 

「おい、あれ持ってこい!!」

 

「はい!」

 

そう言って一人の研究員が持ってきたのは大きな機械だった。艤装と言うらしい。それを私は身に付けた。

 

すると、私は海の上に立てるようになり、服装も白い着物の上に緋色の振袖を着て桜色の袴を穿いた姿になった。

 

「おお、最高だ。神崎美風。君の名は今日から神風零式だ。」

 

こうして私は新しい名前を得た。

 

それからしばらく経って、私と同じような境遇の子たちが何人か来て、そのうち半分くらいが私と同じようになった。

 

中でも時雨と不知火が私と仲が良かった。

 

二人には特に仲良くなった理由がある。それは、彼女たちも両親を亡くした戦災孤児だからだ。

 

私は親の顔を知らないけれど、二人の両親は戦争で死んだらしい。

 

だから、私たちは似たもの同士だねって笑い合った。

 

不知火はもういなくなっちゃったけど……

 

 

私は坂本さんを信頼している。体を許すくらいには好きだ。あの時は少し痛かったが、彼は優しくしてくれた。

 

だから、今は幸せだ。

 

 

2031年■月■■日、吹雪・叢雲・漣・電・五月雨の五体、初期艦と呼ばれる最初期の艦娘達が東京湾の深海棲艦を駆逐した日だ。

 

その日、私たちは神風、陽炎、不知火、時雨、綾波の五体の艦娘、表向きには艦娘の別タイプと言われる元人間たち『零式艦娘』の艦隊で津軽海峡の深海棲艦を駆逐した。

 

この時の様子は現地住民に見られていたようで、私たち五人は『影の初期艦』という渾名をつけられたらしい。

 

 

そして、20年後の現在。坂本さんは海軍の元帥になり、私は彼の秘書艦兼第零艦隊の旗艦として働いている。

 

彼は私のことを愛してくれているし、私も彼を愛している。

 

今はとても幸せな気分だ。

 

だが、彼に反抗的な提督や艦娘がいる。館山鎮守府の東郷少佐や横須賀鎮守府の時雨がその筆頭である。

 

私の使命は坂本さんに逆らう愚か者や艦娘もどき共を殺すこと。

 

いつか必ずこの手で殺すと決めている。

 

坂本さんに仇なす者は誰であろうと許さない。

 

たとえ、それが自分であってもだ。

 

 

 

 

 

おまけ 神風零式の実験記録

 

実験対象:実験体035[神崎美風]、鹵獲深海棲艦■■[重巡リ級エリート]

実験結果:実験体035の身体能力が大幅に向上。鹵獲深海棲艦■■は生命反応が消失。




坂本大将改め坂本元帥の狂信者

網走鎮守府の時雨の話も書く予定

後日談書きたいんですが、読みます?

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  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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