【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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30話 普通にデート

 

 

side時雨

 

朝起きると、僕の隣では提督が寝ていた。

 

「ん……」

 

「おはよう」

 

「うん……おはよ……」

 

まだ眠そうな目をこすりながら挨拶をする提督。

 

昨日はかなり激しかった。正直死ぬかと思った。まあ、すごく良かったけどね。

 

「なあ時雨、今日は休みにしないか?」

 

「ん〜そうだね。いいよ」

 

僕は提督の提案に賛成した。たまには休んでもいいだろう。

 

「じゃあ二度寝しようぜ〜」

 

そう言うと、提督は再び眠りについた。

 

(なんか猫みたい)

 

僕はクスっと笑いながら、その横顔を眺めていると、不意に唇を重ねられた。

 

「ちょ……」

 

「しよっか」

 

提督は悪戯っぽく微笑むと、そのまま舌を入れてきた。

 

「ん……」

 

「ちゅ……」

 

2人で抱き合い、そのままベッドへと倒れ込む。

 

僕はそのまま提督に押し倒されてしまい、再びキスされた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

息が上がり、頭がボーッとする。

 

「時雨」

 

「なぁに……?」

 

「好きだ」

 

「うん……僕も……」

 

そのまま2人は体を重ねた。

 

 

一時間後、僕らは朝食を食べに食堂へと向かった。

 

「いやぁ、腹減ったな」

 

「ほんとにねぇ」

 

僕たちはそんな会話をしながら歩いていると、前方から誰かが走ってきた。

 

「おっはよーございまっす!」

 

青葉だった。なぜか息を切らしている。

 

「おう、どうした?」

 

提督が聞くと、青葉は息を整えてから言った。

 

「いやぁ、昨日の件について調べてきまして……」

 

「ほう……」

 

「あのぉ……もしかして昨日の夜、お楽しみでしたか?」

 

………………は? 一瞬時が止まった気がした。

 

「はあ!?ななな何を言ってるんだお前は!馬鹿か!」

 

「いやだってぇ……執務室に鍵かかってませんでしたしぃ……」

 

確かに閉め忘れた記憶はある。だが、まさかそれを見られていたとは……。

 

「いやまあ……それはだね……色々あってだな……」

 

提督が慌てる。僕も同じ気持ちだよ。恥ずかしくて死にたい。

 

「あと~、さっきもお取り込み中だったみたいですしぃ……」

 

「あーもう!うるさい!黙れ!」

 

提督が叫ぶ。僕は顔から火が出そうになっていた。

 

「まあ、別に良いんですけどね。あ、ちなみに写真ありますよ」

 

「……殺す」

 

僕は青葉の頭を掴んで、出撃ドックに連れて行くと、そのままぶん投げた。

 

「あばよ」

 

「あああ!ちょっと待ってくださいよ時雨さん!提督!助けてください!」

 

「自業自得だよ」

 

「ああああああああああ!」

 

そして、青葉は夕方頃に帰投したという。

 

「……飯食いに行くか」

 

「……そうだね」

 

提督の一言により、僕らは食事をするために食堂へ向かった。

 

その後、食事を終えた僕達は、再び部屋に戻った。

 

「提督、どこ行こっか」

 

「うーん……特に決めてないんだよなぁ」

 

「じゃあ散歩でもする?」

 

「おお、それいいな」

 

そういうわけで、僕は提督と一緒に街へ出かける事にした。

 

「さて……まずは何から見ようかな」

 

「服とかは?ほら、前に一緒に買いに行ったじゃん」

 

「ああ、あれか。よし、行くぞ」

 

「うん」

 

それから数時間後、僕はある店の前で立ち止まっていた。

 

「なあ時雨、これなんか似合うんじゃないか?」

 

提督が持ってきたのは白いワンピースだった。

 

「そっ、そうだね……」

 

「着てみろよ」

 

「え?」

 

「だから、試着してこいよ」

 

「わ、わかったよ……」

 

結局押し切られてしまった。

 

「ど、どうかな……」

 

着替え終わった僕が提督の前に立つと、提督は顔を赤くしながら固まっていた。

 

「……可愛いな」

 

ボソッと呟く。その言葉を聞いて、僕の体温が上がったような気がした。

 

「ありがとう……」

 

「じゃあ買うか」

 

「うん」

 

僕は提督に笑顔を向けた。すると、提督は照れたように目を逸らす。

 

(可愛すぎだろ)

 

そう思いながら会計を済ませ、店の外へ出ると僕は提督に抱きついた。

 

「おいおい、どうした時雨」

 

「なんとなく……」

 

僕は提督に甘えたかったのだ。理由はわからないけど、多分寂しかったんだと思う。

 

「全く……仕方のない奴だ」

 

そう言いながらも、提督も僕を抱き締めてくれた。

 

その温もりを感じながら、僕と提督はそのまましばらく抱き合っていた。

 

「さて……次はどこに行こうかね」

 

提督は僕に聞いてきた。

 

「ん〜そうだなぁ……」

 

「時雨、行きたいところはないのか?」

 

「僕が行ってみたい所かい?」

 

少し考えてみる。今まであまり興味がなかったから、全然浮かんで来なかった。

 

「あ、じゃあ映画館に行ってみたいなぁ」

 

ふと映画が観たくなってそう提案してみると、提督はすぐに賛同してくれた。

 

「おっ、いいじゃないか。よし、行こう」

 

こうして僕らは映画を観に、駅前の映画館に向かった。

 

 

 

映画を見終わり外に出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。

 

「面白かったな」

 

「そうだね」

 

上映中はあまり話すことが出来なかったため、2人で感想を言い合いながら歩いていた。

 

「なあ、せっかく来たんだしどこか入ろうぜ」

 

提督の提案でレストランに入る事になった。

 

2人用のテーブル席で向かい合わせに座って料理を注文する。

 

待っている間にドリンクを飲み、適当に雑談していると、店員が来て注文していた品々を持ってきて僕達の目の前に置いた。僕達はいただきますをして食べ始める。そして、食べ終わる頃に頼んでいたデザートが運ばれてきた。それを見た提督が言った。

 

「なあ時雨」

 

「何?」

 

「あーんしてくれ」

 

…………。一瞬沈黙が訪れる。

 

「嫌だ」

 

そう答えると、提督がショックを受けた。いやいや無理だって!恥ずかしすぎるよ!それに周りに人いるし!こんな所でできるわけないだろ!

 

そんなことを思っていたのだが、結局断り切れずに、結局提督の要求を受け入れてしまった。その結果……。

 

(……死にたいなぁ……穴があったら入りたい……というか穴を掘ってそこに埋めて欲しい)

 

僕は顔を真っ赤にして悶絶しながらそう考えていた。

 

恥ずかしさのあまり何も喉を通っていかない。だけど、隣にいる男は幸せそうな顔を浮かべてこちらを見ているので、さらに僕の精神力が削られていった。

 

(今なら……殺せるかも……)

 

本気で殺意を覚えていたその時、ようやく食事を終える事が出来たのだった。

 

店を出てしばらく歩いていると、急に腕を引っ張られたので振り返ってみた。すると、提督の唇がすぐそこまで迫ってきている。僕は思わず目を閉じた。その直後、頬に当たる柔らかな感触。それはすぐに離れて行ったが、それでもドキドキは止まらなかった。目を開けるとそこには微笑んでいる提督がいた。それが妙に悔しくて、今度は僕の方から口づけをした。

 

その後ホテルに行き、お互いを求め合ったが首絞めプレイによって僕は気絶してしまい、朝を迎えた時に起きた提督から謝られる事になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side仕事を押し付けられた白露さん

 

「ああクソ……あのバカップル共め!」

 

後日談書きたいんですが、読みます?

  • 読むから書け
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  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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