【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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33話 コスプレを…強いられているんだッ!

side時雨

 

(うーん、困ったなぁ)

 

僕は今の状況に戸惑っていた。

 

今日は提督と書類を片付けた後、休憩していたのだが、その最中ある問題が起きてしまった。

 

「時雨、これ着てくれ」

 

と目の前に差し出されたものはフリルがいっぱいついたメイド服だった。僕が困惑していると、いつの間に用意したのか、別の衣装がテーブルの上に並べられている。…………え?何この悪夢のような展開は?

 

「嫌だよ!どうして僕がこんな格好をしなくちゃいけないの!?」

 

僕はそう叫んで抵抗したが、提督はどこ吹く風である。まるで僕の言葉が聞こえていないかのように振舞っている。僕は思わず溜息が出た。そして、半ば諦め気味に言う。

 

「はぁ、仕方ないね」

 

僕はメイド服を着ることになってしまった。……ああ、何やってんだろ僕……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

僕は鏡の前で自分の姿を確認していた。……うわ〜……なんかすっごく惨めな気分だな……はは……ははは、と力無く笑いながら執務室へ戻る。

 

するとそこには先程のメイド服の他に色々な服装が置かれていた。

 

猫耳尻尾付き、ゴスロリ、巫女服にスクール水着、チアリーダーetc……。

 

僕はその光景を見た時思った。

 

─もしかして、僕はこのままだとずっと着せ替え人形にされ続けるのではないか? 僕はそんな事を思い、恐る恐る聞いてみる。

 

「ねえ、提督……一体これは……」

 

「いやまぁなんだ。串本鎮守府の石川中佐から郵送されて来ててな」

 

「あの人また変な趣味が……というかそれなら提督自身が女装すれば良いんじゃない?」

 

……我ながらなかなか無茶苦茶なこと言ったと思う。自分でもどうかと思ったけど他に言いようがないんだよなぁ。すると提督はその問いに対して真面目に答える

 

「いや、石川さんは秘書艦に着させたらしいから私も時雨に着せたくてだな……ダメか?」

 

その目は完全に子供モードで上目遣いになっていた。

 

しかもちょっとうるうるさせて来ていて妙に罪悪感が芽生えてしまう。……ずるいな、そんな表情されたら断れないよ。でも一応念のために聞いてみることにした。

 

「じゃあ提督はこの格好する?」

 

「いや、遠慮しとく」

 

即答した。

 

そんなやり取りをしていると部屋の外から誰かきた。どうやら青葉が来たようだ。

 

「っ!?……時雨さん、撮りますね」

 

彼女は入ってくるなりいきなりカメラを構え、シャッターを押した。

 

僕は咄嵯のことで反応できずに呆然とする。

 

パシャッという機械音と共に写真を撮られてしまった。そして写真を確認した後に僕を見る、そしてニヤリと笑った。

 

「時雨さん、似合ってます!最高です!これは永久保存版ですね!」

 

「そ、そうなんだ……よかったよ。あはは……って良くない!消して!早く!」

 

僕の懇願に青葉は残念そうな顔をしながら言う。

 

「うーん。出来ればそうしたかったんですけど無理っぽいですよ。ほら、もうばら撒いちゃったので♪」

 

そう言って画面を見せてくる。僕は絶望の淵に立たされていた。

 

(終わった。もう僕お嫁に行けない)

 

そう思っていたら青葉が声をかけてきた。

 

「そう落ち込まないでくださいよぉ~、きっと大丈夫ですから。それにしても……時雨さんのこの格好凄く可愛いですよ。もう抱きしめたくなってきました!」

 

「……提督、首吊ってきていい?僕もう疲れたよ」

 

「いいけどお前首吊っても死ねないだろ」

 

「それもそうだね。……はぁ」

 

結局この日は日が暮れるまで僕は着替えさせられた。

 

そして後日僕の画像が大量に出回ってしまい僕は羞恥心に駆られる羽目になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

…………数日後、大本営にて。

 

「神風~」

 

「何ですか?坂本元帥?」

 

「これ着てみて」

 

坂本はそう言うとメイド服を神風にわたした。

 

「…………何ですかこれ」

 

「いや~横須賀の荻原から送られてきたんだよ」

 

 

 

 

後日談書きたいんですが、読みます?

  • 読むから書け
  • あったら読む
  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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