【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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37話 一般提督から見た時雨たち

 

 

 

side立花中佐

 

私の名は立花桜。柱島鎮守府の提督だ。

 

今日は報告のため大本営に来ているのだが、会議室に誰かで誰かが口論になっているのを見つけて現在覗き見中だ。

 

中には坂本元帥や、知らない人(西馬)、横須賀や舞浜などの提督と横須賀の提督の秘書艦と思われる時雨(何故か犬の首輪を装備)がいる。

 

私はつい気になってスマホで動画を撮り始めてしまった。

 

「よお、久しぶりだな」

 

知らない人(ここからは西馬と呼称)が提督たちにそう言う。

 

それと同時に元帥と西馬は提督たちに近付いていく。

 

「それ以上近付くな!」

 

横須賀の提督がそう言う。

 

「誰と面向かってると思っている!グダグダ抜かさず話を聞け!クソガキ共!」

 

元帥が怒鳴る。それに横須賀の提督と時雨は黙ってしまった。

 

「まずは謝罪だ。お前らが俺に復讐したいのは分かる。俺はその恨みを買った覚えがある。だがそれは、今は水に流してくれ」

 

そう言うと西馬が頭を下げる。

 

すると時雨と横須賀の提督は困惑し始める。

 

「実を言うとな、最近立て続けに起きている艦娘の反乱の原因がわかったんだよ」

 

元帥が続けてそういう。……マジですか。

 

「……どういうことだ?」

 

時雨が訝しげに聞く。

 

「艦娘が元帥にとっていい態度じゃない気がするが……まあ、大目に見てやる。この事態の元凶はロシアだ」

 

「「……は?」」

 

元帥の言ったことがよくわからなかったのか西馬以外の者たちが間抜けな声を出す。かくいう私も同じ反応をした。……ロシア?なんでここでロシアの話になるんだ?

 

「お前ら、深海棲艦の正体を知ってるか?」

 

唐突な質問だったが誰も何も答えない。誰も知っているはずがない。

 

「あれは旧ソ連が開発した生体兵器、『祖国超兵』が野生化した奴らだ」

 

なんだそのめっちゃ左な名前は。というかロシア製ならなぜ日本語を話しているんだ?

 

……あ、翻訳器かな?

 

「まあ、そんな事は置いといて、艦娘の反乱の原因を話そう。……あいつらは祖国超兵を作り、教導し、編制し、現在も運用する『特務戦略技術軍』通称"ソ連軍最後の遺産"によって洗脳され、反乱に見せかけられた、と俺は考えている」

 

「な……」

 

提督たちが絶句する。そりゃあいきなりソ連とか出てきた上に艦娘が洗脳されていたなんて言われても信じるのは難しい。

 

一方時雨は合点がいったという風な様子だ。

 

「ああ、どうりで奴らの瞳が赤かったわけだ」

 

「ああ、あと、あいつら体内に爆弾があるから殺さずに無力化する方法がない。この前反乱を起こした艦娘を鹵獲したら爆発して数人の死傷者が出た」

 

さらっと怖い事言うなぁ……。

 

「ところで元帥、少し聞きたいことがある」

 

時雨がそう言う。

 

「ん?なんだ?」

 

「お前は、黒か?」

 

「……知ったような口を利いてくれる。その様子だと記憶を取り戻したようだな。おかえり、()()()()

 

「……なんで正体バレてるのかは察したよ。……久しぶりだな、()()()()

 

「今の俺は()()だ、()()()()()

 

時雨と元帥が睨み合う。時雨が杉野ってどういうこと?

 

「……お前は今まで好き勝手やってきた。そして今も提督を侮辱した」

 

時雨が懐から拳銃を取り出し、それを元帥に向ける。

 

「お前ここから生きて帰れると思うなよ。ぶち殺すぞ、黒幕(フィクサー)

 

「おおこわいこわい(SCP)こんなに恐ろしい番犬に銃を突きつけられては話もできまい。ならばこちらにも考えがある。拮抗状態を作るとしよう」

 

元帥はどこ吹く風のようで涼しい顔をしている。

 

「神風ぇ!!!」

 

元帥が叫ぶと会議室の天井をぶち破って元帥直属の特殊部隊、第零艦隊の旗艦、神風が降りてきた。

 

「元帥の暗殺を目論んでいる不届き者はここですか!?……やっぱお前か!」

 

なんか時雨にリボルバーを向けながら怒鳴り始めた。

 

「……ほう」

 

時雨と神風は互いに殺気を出しまくりながら少しずつ近づいていく。

 

「ちょっ!お前ら落ち着け!」

 

「時雨!お座りだ!」

 

西馬と横須賀の提督が2人をなだめようと必死になっている。元帥はニヒルな笑みを浮かべているだけだ。

 

「元帥!さすがにやりすぎでは!止めないと大変な事に!」

 

「……面白そうだからしばらくほっとこう」

 

「「おい!」」

 

そんな事を言っていたら、ついに双方の距離が1メートルほどになり、互いに武器を構える。どちらもすごくいい殺人的な笑顔である。……あれ?今私とんでもない修羅場見ちゃってない?ヤバくないこれ?

 

【挿絵表示】

 

 

「時雨!やめろ!お座りだ!」

 

「さあやろうぜ?神風」

 

「ハハハ、ぶっ殺してやるわよ深海棲艦!」

 

横須賀の提督がの叫びも虚しく時雨vs神風で開戦しようとしたその時、横須賀の提督が「クソッ!」と悪態をつきながら拳銃で時雨の頭を吹き飛ばした。……え?何してんの?

 

頭がえらいことになった時雨は血を周囲にまき散らしながら神風の方に力なく倒れた。……ちょっとまて、どういう状況?頭がこんがらがってきた。

 

「「何やってんだよお前!?」」

 

西馬を除く全員が横須賀の提督に詰め寄る。

 

「……何って、躾ですけど」

 

「「躾で殺してどうするんだよ!?」」

 

「殺してどうするかって?いや、あいつは一度死んだだけで死ぬようなヤワな生き物じゃないぞ。なあ、西馬」

 

「まあ、そうだな」

 

西馬が腕を組みつつそう言った。……どういう事?

 

「ほら、そろそろ元に戻るぞ」

 

横須賀の提督の言葉を待っていたかのように倒れていた頭の傷口が逆再生されるかの如く塞がり始める。数秒後には完全に治った時雨がいた。

バケモノすぎるでしょ。普通の艦娘そんな事できないよ?

 

「時雨、少しは頭冷えたか?あと、私の命令は無視するなよ」

 

「チッ……。分かったよ」

 

「わかったならいいぞ」

 

そう言うと二人は仲睦まじく握手していた。なんだこの夫婦は。

 

「さあ仕切り直しだ。とりあえず、これからの方針を相談しよう」

 

元帥が話を戻した。

 

「だが、無関係なオーディエンスがいるのは邪魔だからな。立花中佐、ご退室願おう」

 

やばい!バレてた!

 

時雨と神風は私に銃を向けている。

 

私はその場から逃げ出した。

 

「「あっ逃げた」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ 会議後の提督たちと時雨

 

齋藤「いやあ、なんて言うか、お前マジで杉野だったんだな」

時雨「まあね」

東郷「いや、お前ほんとに杉野か?あいつが生まれ変わったにしてはいい子すぎんだよな」

時雨「僕は正真正銘、杉野時雨中佐だよ。ね?東郷()大佐」

東郷「……やっぱお前杉野だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日談書きたいんですが、読みます?

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  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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