【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改 作:chanhaya
side涼月
なんか、マスターがおかしくなりました。
いや、まあいつもなんですけどね……。ロシアに来てからさらに拍車がかかっています。
具体的に言うなら……あれ?どう表現したらいいでしょうか。
そうですね、いつも以上にハイテンションで無茶苦茶やってます。(10万人大虐殺)
なんかヤバいくらいに笑っていました。怖いくらいに。
あと、夜中に列車のベッドで「はあ、はあ……提督……提督……」とかぶつぶつ言いながらかなりハードな慰めをしてました。
私は疲れてぐったりしてるのにそれのせいで眠れなかったです。
まあ、そんなことは置いといて、現在レニングラード州のサンクトペテルブルクに向かう列車、赤い矢号に乗ってます。
私はマスターに高速鉄道を使おうと提案したのですが「発展途上国の高速鉄道なんか使えるか」と却下されてしまいました。なぜだ!どうしてなんだ!解せぬ。
それからマスターに膝枕をしてあげたり、お菓子食べたり、ふたなり化マスターに襲われたりしました。
一応初めてだったのに……初体験がふたなりって…… なんか悔しかったのでお返しにキスしたり胸揉んだりしましたけど全然平気そうな顔してました。
そして現在、レニングラード州に入った途端に列車が停車しました。
どうやら検問に引っかかったようです。なんでも10万人ぶっ殺したテロリストがこの列車に乗っていると通報があったそうで警戒態勢になっているみたいです。
……これ絶対私たちのことですよね。
とりあえず全部マスターに任せたらいろいろあって列車は再び動き始めました。多分大丈夫でしょう。
その後何事も起こらず、無事にサンクトペテルブルクに到着。さすがはマイマスターです。惚れ直します。
ちなみに現在午前8時。ここからは歩いて移動するらしいので準備をしましょう。
◇
時雨と涼月の二人が必要な荷物をまとめて駅を出ると、駅前で髪が白く瞳が赤く光る軍服を着たドイツ人と日本人の二人組と遭遇した。
「ご機嫌よう、
「やあやあ諸君、はじめまして。私は特務戦略技術軍の准尉、櫻井磯三郎、だ。今回は同志に歯向かう君たちに会いたくてわざわざ来たよ。これから一緒に遊ばないかい?」
「はぁ……あの、僕達はこれから用事があるんで失礼します」
そう言って立ち去ろうとすると突然背後から銃撃された。咄嵯の判断で涼月を抱え回避する時雨。
「時雨クン、あと隣の白いの、君の命は我々が貰う。君は我々の実験材料の一つになるのだ」
そう言うと櫻井は再び改造99式小銃を発砲してきた。
銃弾は時雨に命中したかと思われたが、時雨の頬を掠めていった。頬からは血が流れだし、いつもと違い止まらない
「危なっ……なかなか面白そうじゃないか。いいよ、相手してあげるよ」
時雨はそう言うと南部拳銃とメツェライを取り出し、駆け出した。
櫻井も99式小銃を構えて応戦。二人は銃撃戦を始めた。
…………周りに野次馬やら報道やらがいる状況で頭のおかしい威力の銃を撃ち合ったらどうなるかは容易に想像がつくだろう。
当然の如く、二人の周囲は地獄絵図となった。
櫻井と時雨は並走し、銃を撃ちまくる。しかしお互い決定打にならず、膠着状態が続いていた。
というか、時雨の弾はなんか知らんが全部避けられており、逆に櫻井の弾は結構な確率で命中している。だが、それでも致命傷にはなっていない。
しばらく撃ち合いが続き、時雨が「飽きたし殴りかかろう」と思い始めた時、涼月と戦っていたアウフレヒトがおもむろにパンツァーシュレックを取り出し、発射した。
ロケットランチャーであるそれをまともに喰らい、吹っ飛ぶ時雨。
「ふっ、かかった♪」
「マスター!」
「
アウフレヒトは涼月に手刀で真っ二つにされ、退場した。まあ、この涼月の中身は防空棲姫なので仕方なかろう。
「……っ、意外とやるね、お前ら」
時雨は不敵に笑いながらそう言うと艤装を展開し、テイルワイヤを壁に引っ掛けてサンクトペテルブルク駅の屋上に上がった。
「……はっ、逃がしはせんよ、時雨」
櫻井はそう言うと、壁に垂直に歩くというニュートンが見たら憤死するような方法で追いかけてきた。
「駆逐艦だか吸血鬼だか知らんが、何のこともないな」
時雨はなんか知らんがひれ伏しながら笑っていた。
「っ、全身の穴から血が止まらない。どうなってんだあの弾は。それに動脈ばかり狙ってきやがって。趣味の悪い奴だ」
時雨はどうにかして立ち上がる。いつもと違いまだ傷は癒えていないが、血は止まっていた。
「んっふっふ、あっはっは、櫻井磯三郎か……おもしろい遊び相手だ。こんなに楽しい気分になったのは久しぶりだよ。……なあ?」
「ああそうかい。じゃあその楽しさのまま死んでくれや」
「やってみなよ」
時雨がそう言った瞬間、櫻井は改造99式小銃を発砲した。
銃弾は時雨に直撃したが、その直前に時雨の身体が霧のように消え去った。
「なんだ!?」
「深海制御術式2号3号解放」
どこからか時雨のそんな声、処刑宣言が聞こえたかと思うと、次の瞬間には時雨が目の前にいた。
「ぐぁっ!!」
時雨の拳が櫻井の顔面に突き刺さり、吹き飛んだ。
「ふぅ、すっきりした。これで終わりかな」
「なめるな、小娘ェッ!!!」
櫻井が吠えると、時雨はまた消えた。
「ぐぉっ!?」
今度は後ろ回し蹴りが炸裂し、櫻井を吹き飛ばす。
「くそったれ! 舐めんなよガキィッ!!!」
櫻井は改造99式小銃を乱射するが、当たらない。ちなみに時雨はどこぞのルーク・ヴァレンタイのような挙動で弾を避けている。
「こっちだ」
いつの間にか櫻井の背後に回り込んでいた時雨は櫻井の襟首を掴み、空中に放り投げた。
「ぬおっ!?」
「終わりだよ」
時雨はそう言いながら跳躍すると、空中で櫻井の両足を掴んだ。そしてそのまま地面に叩きつける。
櫻井は馬鹿の一つ覚えのようにまた改造99式小銃を乱射するが、日本刀で銃弾を切られて無効化された。
「なっ!?」
「腕は鈍ってなくて安心したよ。最近はガンカタばっかりやってたからね」
そう言うと時雨は再び櫻井の足を掴むと、先程と同じように振り回して投げ飛ばした。
「がぁっ……」
櫻井は地面に激突し、動かなくなった。時雨は櫻井に近づくと、櫻井の頭を鷲掴みにして持ち上げた。
「まだ、生きてるよね?君には情報を吐いて貰わないといけないんだけど」
「誰が……喋るか」
「うーん、残念だ。でも仕方ないね」
時雨は櫻井の頭を持ち直すと、勢いよくコンクリートの床に叩きつけた。
「がはっ……」
「ほら、まだまだいくよ」
時雨は何度も何度も櫻井の頭に衝撃を与えた。
「が、やめろ……」
「あれ、もしかしてもう壊れちゃった?」
櫻井はまだ意識はある。彼は超兵の中でもかなり上位に位置する超兵なのだ。この程度で気絶するはずがない。
「それならそれでいいけど」
時雨はそう言うと、櫻井の両腕を切り落とした。
「ぎゃああああああ!!!」
「うん、まだ元気そうだね。よかったよ」
「や、やめて、お願い、許してぇっ」
「ふふっ、可愛い子ぶってもダメだよ。君は僕に情報を渡すまで死んじゃいけないんだ」
時雨は櫻井を壁際に追い詰め、逃げられないように拘束した。
「さあ、話してもらおうかな」
「ひぃっ!?」
「僕は気が短いんだよ?」
時雨はそう言うと、櫻井の腹に日本刀をぶっ刺した。
数分後…………
side涼月
「お前は
「うげえぇ……!もう殺してくれぇ……!」
あ、やばい。なんかマスターがめっちゃ笑顔で刀で滅多刺しにしてる。怖すぎるんですけど。
「じゃあ、なんか情報話してくれるなら殺してあげてもいいけど」とマスターは満面の笑みで問いかけた。
「ひいっ……!?な、なんでも話すから命だけは勘弁してください!ソビエトなんてクソ食らえだ!私たちはあいつらに脅されて無理やり協力させられてたんです!信じてください!私には妻子がいるんだ……ぐぎゃあっ……」と言い残して彼は死亡した。
……うん。なんかかわいそうですね。
ちなみに殺した日本人の記憶を奪ったマスターによると彼は二次大戦後のシベリア抑留の時に洗脳されて祖国超兵に改造されたとのこと。
何歳なんだこの旧日本兵。少なくとも100歳は超えてると思う。ちなみに記憶を覗いている時なんかマスターがすごく興奮してたので怖いと思いました。
さっきの旧日本兵は(一応)特務戦略技術軍の幹部クラスらしく、超兵の連中の大半はマガダンとか言う海港都市の基地に待機してるらしい。
ちょっと待って、マガダンってオホーツクの方だった気がする。レニングラード州とは真逆の方向なんですが……。
というわけでキレ気味のマスターと共に、サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港から飛行機でマガダンのソコル空港に向かいました。
君と僕を例えるなら、何になるだろうね?
……きっと、君は月。優しく僕を照らしてくれる綺麗な光だ。君がいなかったら、僕は暗闇の中に独りぼっちで立ち尽くしているだけだったろう。
君が側にいて初めて安心できる。君の温もりを感じるだけで僕は救われるんだ。
君がいない今はすごく、寂しいんだよ。
フリーデマンと磯三郎は某ヘル〇ングの伊達男ポジです
後日談書きたいんですが、読みます?
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あったら読む
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好きにしろ
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読まない
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どうでもいい
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蛇足だから書くな
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串本の白露の話を書け