【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改   作:chanhaya

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59話 西馬死す

 

 

 

坂本が東京で調子に乗っていた頃、西馬率いる深海棲艦200体を迎撃するため、横須賀鎮守府は所属する艦娘を総動員してうって出た。

 

そしてこちら、敵中突破して深海提督である西馬を殺し、敵の指揮系統を潰すという任務を任された第1艦隊(駆逐艦オンリー)も必死になって戦っていた。

 

ちなみにメンバーは旗艦の白露、僚艦の網走時雨、初月、磯波の4体だ。

 

「魚雷!一斉発射!」

 

4体の放った計32発の魚雷が敵の先頭集団に命中、爆散する。

 

「突っ込めー!」

 

第1艦隊は白露を先頭に突撃する。

 

4体は必要最低限の弾薬消費で敵艦隊の最深部に向かって突き進む。そして遂に西馬のいる最奥まであと一歩と言うところで敵に阻まれた。

 

敵は戦艦レ級改フラッグシップ6体。深海提督の親衛隊のような役割を持っていると思われるこの艦隊のエースたちだった。

 

そんな奴らがたった4体に襲いかかってきたのだ。

 

「「ぶっ殺す!」」

 

「やってみなさいよ、深海の木偶ども。行くよ、みんな」

 

白露は深海棲艦化し、初月もリミッターを解除し突撃する。網走時雨と磯波もそれに続く。

 

6体の敵が同時に攻撃を開始する。レ級改の砲弾、雷撃、爆撃。全てが恐ろしいほどの精度で白露たちに襲い掛かる。しかし、それらはほとんど当たらなかった。ギリギリの位置を見極めて避けられた。

 

そして次の瞬間。

 

「そこぉ!!」

 

レ級改の砲撃に合わせて接近していた白露の攻撃がヒットする。そのまま続けて初月が斬りかかる。レ級改の右腕を切り落としつつバックステップで離脱。そしてそこに網走時雨と磯波が魚雷をばら撒くように叩き込む。

 

結果、2体の敵を撃沈することに成功。

 

網走時雨と磯波は西馬の下に突撃し、白露と初月がレ級改とそれの応援にきた深海棲艦と交戦を始める。

 

(提督を散々いたぶって汚したつけを払わせてやる)

 

(時雨さんにいろいろやった奴をぶっ殺す)

 

網走時雨と磯波はほぼ同じことを考えながら西馬とその護衛である戦艦水鬼に襲い掛かる。

 

「死ね!」

 

そして網走時雨と磯波は戦艦水鬼に狙いを定めると主砲を撃ち放つ。放たれたのは12.7センチ連装砲B型改二だ。しかし、それの砲弾は明石が開発した新型砲弾だ。一発の威力は大口径主砲に比べると小さいが、貫通力は意味不明に高くなっていた。

 

砲弾は戦艦水鬼の心臓と顔面に命中し、水鬼は沈黙した。

 

網走時雨と磯波は勝利の喜びに浸る暇もなく、西馬に攻撃を仕掛ける。

 

二人は西馬に向けて砲撃や雷撃を撃ちまくるが、西馬はそれを全て避け、対艦娘拳銃で反撃して来るが、それを二人も回避する。

 

「ほう、やるな。まあ、あの時雨に訓練されたんだから当たり前か」

 

西馬は余裕そうな表情で二人の攻撃を躱し続ける。だが、内心はかなり焦っていた。今はまだ良いがいずれは弾切れになってしまうだろう。だからといって下手に近接戦を挑めばコンピューターがバグって誤作動を起こし、機能停止してしまう可能性がある。

 

「どうしたのかな?」

 

そんなことを考えていたせいで一瞬、意識を別のところへ飛ばしてしまった。そしてその結果。その隙をついて二人は距離を詰めてきた。網走時雨と磯波の砲塔が自分に向いていることを確認する。

 

だが、ターミネーター西馬ver2.0(横須賀鎮守府襲撃で時雨と戦った時はver1.0だった)は見事にその攻撃を回避して、二人を仕留めるべく動き出す。

 

西馬は網走時雨に一気に接近し、首根っこを掴み、持ち上げ、その勢いを利用して思いっきり海面へと投げつける。

 

海面は海面なので、網走時雨に大きな怪我はなかったが、それでも全身を強く打ち付け、すぐに動くことは出来なかった。その間に西馬は磯波に迫り、腹を蹴飛ばす。

 

「うぐっ」

 

蹴り飛ばされ、吹き飛ぶ磯波。網走時雨はそれを見ながら、痛みに耐え、立ち上がる。

 

「……殺す!ぶっ殺す!」

 

網走時雨は主砲を向け、発砲する。

 

砲弾は真っ直ぐ飛び、見事直撃……しなかった。

 

「危ない危ない、もう少しで死んでたぞ?次は確実にお前らを殺しグフッ」

 

西馬の言葉が途切れた。彼は降ってきた涼月にのしかかられたのだ。(なお、一緒に降ってきたSU57が近くの海面に墜ちた模様)

 

「ご主人様、大丈夫ですか!?」

 

「お、重い……」

 

「ねえ、ちょっとどいてくれる?」

 

いつの間にかやって来た深海化白露が涼月に声をかける。

 

「あ、ごめんなさい、ちょっと失礼します」

 

そう言うと涼月はジャンプして西馬の上から退く。

 

白露は西馬の右腕を切り落とし、背中を蹴った。白露はそのまま西馬の顔に近づくと話しかける。

 

「やあ、私だよ。覚えてる?あんたに殺された青山さんだよ」

 

「…………ま、さか」

 

白露は自分の胸に手を当てながら話す。

 

「そうだよ。私は死んだけど、何故か白露に憑依しちゃったんだよ。で、あんたに犯されたりいろいろされてたら沈んじゃって、でも深海化してるけどまたあんたの前に立っている。これはきっと運命だと思うのよ。だからもう二度と逃がさない。死ね」

 

「そ、そうか……俺は、負けたのか。くっくっく……」

 

そう言って笑いだす西馬。それにイラついた白露は彼の顔を殴りつける。何度も殴り続ける。白露の目には憎悪が渦巻いていた。

 

「ちょ、タンマ!タンマ!」

 

「黙れ!ぶっ殺す!……あ、時雨、一緒にこいつ殺しましょう?」

 

怒りに任せて白露は西馬を殴り続けた。そして時雨と磯波も参戦し、3人でタコ殴りにしまくった。

 

「ちょ、ちょ待てよ!おいグフッ!」

 

これが彼の最後の言葉になった。

 

「時雨、磯波、初月、あと涼月だっけ?そろそろ鎮守府に戻ろう」

 

しばらくして落ち着いた白露がみんなに呼びかけ、全員で鎮守府に戻って行った。

 

 

 

 

後日談書きたいんですが、読みます?

  • 読むから書け
  • あったら読む
  • 好きにしろ
  • 読まない
  • どうでもいい
  • 蛇足だから書くな
  • 串本の白露の話を書け
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