【本編完結】転生したらブラック鎮守府の時雨だった話 改 作:chanhaya
鏡見て、自分に惚れたchanhayaです。
こういうのをナルシストって言うんですね。
荻原と夕立は空中戦艦モスクワ艦内に突入していた。
超兵数人が二人に向けてAKを乱射していたが、夕立に全て防がれ、荻原に当たることはなかった。
「おー、怖いっぽい」
夕立はそう言いながらAKを発砲していた一人に主砲でトドメを差し、もう1人の首を手刀で切断した。
その時後ろの方にいた別の超兵がRPGを取り出したが、夕立はその前に彼の顔面に艤装の下にマウントされた20インチ連装砲をぶっ放し、頭だけでなく全身を吹き飛ばした。
「うおおお!なんかやべーやつ来たぞ!」
「くそっ!!コイツら一体どうなってんだ!!」
「クソッたれが!この化け物め!!」
「おお、お前が俺たちの死か!」
「「Ураааааааа!!!」」
他の超兵は次々と襲いかかったが夕立は全て返り討ちに遭い全員殺されたりバラバラになったり、爆発したりして死んだ。
ちなみに彼らの戦果は主に夕立の砲弾を消費させたことと、夕立の制服に自分たちの返り血を大量に付けれたことだったという。
その後二人は超兵たちの死体を踏み潰しながら進んだ。すると前方に扉がありそこを開けると中には一匹の犬がいた。
見た目はシベリアンハスキーっぽいのだが、普通のシベリアンハスキーよりも狼のようで、瞳が赤く、尋常じゃない雰囲気を纏っている。
「お~、かわいいっぽい!」
「ちょ、夕立、こいつヤバそうだぞ、不用意に近づくな」
荻原の予想は的中し、突然シベリアンハスキー?が夕立に飛び掛かり襲い掛かってきた。夕立は咄嗟に反応し、飛び退こうとしたが、相手の攻撃が早かったのか、回避は出来ず右腕を食われた。まあ、秒で再生したのだが。
「……ふうん?あなた、ワンちゃんじゃないっぽいね?正体見せろっぽい!」
夕立は犬?に主砲を向けながらそう言う。その瞬間、犬?は黒い霧のようなものに覆われ、そこから身長190超えの大男が現れたのだ。
「へえ……やっぱりアンタ、人間だったのね?」
大男は顔色一つ変えず、ただ夕立を見据えているだけだが夕立はそれを睨んでいると認識した。
「……俺の名はアレクサンドル・コズロフスキー、階級は中佐だ。……あと、俺は人間じゃなくて吸血鬼だ」
そう言った途端、コズロフスキーの姿は一瞬で消えた。
「!?消え……ああなるほど、移動速度が速いっぽいね」
次の刹那、コズロフスキーは夕立の目と鼻の先まで近付き拳を突き出し、それをギリギリ視認できた夕立も左腕でガードしたが吹っ飛ばされ壁に激突した。壁からはひび割れが生じていてかなり凄まじい衝撃だということが窺える。
「…………提督さん、ここは夕立に任せて、先に進むっぽい」
そう言うと夕立は立ち上がり服に着いたホコリを払ってからこう言葉を発した。
「…………わかった」
荻原は走ってその場を後にした。
「さぁさ、来ないなら、こちらから行くっぽい。夕立の全力、味わってもらうっぽいよ」
それを聞いた瞬間、今度は逆に夕立の方から接近し殴り掛かる。その一撃は通常の超兵や深海棲艦ならば首が吹き飛ぶほどの威力なのだが……。
コズロフスキーは夕立の腕を取り、背負い投げをし床に思い切り叩きつける。その瞬間床が粉砕した。だが夕立は即座に艤装にマウントされた20インチ連装砲を足と足の間から放ち、それは直撃しコズロフスキーの腹に風穴が空いたように見えた。だがあちらもすぐに再生する。
「……ぐおっ」
「まだまだ!」
更に夕立は至近距離で魚雷を投げつける。
「……調子に乗るな」
魚雷が当たる直前、コズロフスキーは機関銃を連射し、魚雷を誘爆させ爆風で夕立を吹き飛ばした。
夕立はなんとか立ち上がる。
「……クフフ、楽しい!こんなに戦えて、ワクワクするっぽい!!」
「……お前のような化物にそんな風に思われるのは悪い気しないな」
コズロフスキーは上の軍服を脱ぎ、上半身裸になる。そして彼のボディビルダー顔負けの筋肉が露になった。
しかし夕立は全く恐れずにむしろ歓喜しているようにすら見える表情を浮かべている。
「もっと遊んでほしいっぽぃ!!」
夕立は再び飛びかかり蹴りかかるが、それも避けられる。コズロフスキーはそれを利用しカウンターを決めようとするが夕立はその動きを予想しコズロフスキーの攻撃をかわし、後ろに回り込んだ。コズロフの後ろをとった後回し蹴りを放ち彼の体を蹴飛ばす。その攻撃により、肋骨数個と内臓がいくつか潰れたがすぐさま再生される。
「……なかなかやるな……あの時雨と違って舐めプじゃなみたいだな……じゃあそろそろこっちも本気出すぞ……」
「来いっぽい!」
二人は同時に駆け出すとまずコズロフスキーは左ストレートを放つ。それに対して夕立は左手でそれを受け止めるともう片方の手で殴ろうとするも掴まれてしまう。
コズロフスキーはそれを見越し、もう片方の手を夕立の首元を掴み力を込めてそのまま地面に叩きつけた。そしてコズロフスキーは夕立の首筋に噛みつき吸血し始めた。
だが夕立はコズロフスキーを蹴飛ばし、刀を抜いてコズロフスキーの左腕を斬り落とし、咀嚼した。
血肉が彼女の喉を通る。
コズロフスキーも腕を再生させた後、機関銃を構え、夕立に向かって撃ち始める。しかし夕立は全て弾を避け、逆にコズロフスキーに接近し顔面に膝を叩き込む。それにより鼻骨と前歯が全て折れるが瞬時に再生。
夕立はコズロフスキーの胸倉をつかみ壁に打ち付けようとしたが、コズロフスキーに頭突きを食らい怯んだところを逆に壁に押し付けられてしまう。そして夕立は足を絡められてしまい抜け出せないままコズロフスキーに抱き締められる。そして彼は首を噛み始めたが……。
「あまいぽぃいいい!」
そう言うと同時に夕立は20インチ連装砲を至近距離で発砲したのだ。
これには流石のコズロフスキーでもたまらず後退するしか無かった。その隙を見て、夕立は一気にコズロフスキーと距離をとり、体勢を整えた。
「クフフ……強い……強すぎる……これ程の実力を持っているとは思ってもみなかったな」
「そりゃどうもっぽい」
夕立の顔には大量の汗が出ておりかなりの疲労が見えるが、それを感じさせないような余裕な態度だ。
「せっかくだから伝えておくが、俺はある能力を持っている。というか上位の超兵は大体持っている。……磯三郎は気の狂った俊敏性、エカテリーナは撃った弾が必ず当たるという能力、お前が殺した脳き…ゲオルグはただ単に体が頑丈だったな。アウフレヒトに至っては何の能力もなかったな」
「何それ?そんなこと知って夕立が動揺すると思っっぽい?」
夕立は笑い飛ばした。
「……俺の動きが速すぎると思わなかったか?銃弾を時々全てかわせていただろう」
「……あなたは自分の動きを速くしているわけね……それ、反則っぽいよ……」
夕立は少しうんざりした表情をしている。
「……違う。"俺"が速くなってるんじゃない。"お前"が遅くなっているんだよ」
そう言い終わった瞬間、コズロフスキーの体は一瞬消えて見えなくなってしまったが、夕立の目はそれを追えているようで彼の姿を認識できている。そして彼が夕立の後ろに現れると、背中に回し蹴りを決めるが夕立はすぐに反応しガードに成功する。しかしその瞬間コズロフスキーの姿がまたも消える。だが夕立はそれを察し振り向きざまに拳を突き出しコズロフスキーを殴りつける。夕立の攻撃はクリーンヒットするがそれでも再生してしまう。
「……俺の能力は半径50メートル内にいる対象の時間を10倍に引き延ばす事ができる……お前にとっての6秒は俺にとっての1分だ。まぁ使いすぎると疲れるからあまり使わないようにしてたが……もう限界に近い。全力で行く」
夕立は身構えるが、その時コズロフは既に夕立の背後にいた……。
夕立が振り向いたとき既にコズロフは夕立の懐に入り込んでおり強烈な一撃を放った。
それは夕立の脇腹を捉え大きくよろけさせ、更に蹴り飛ばされる。夕立の肋骨が何本か砕けたのを感じたがすぐに治る。だがダメージが大きいせいですぐに立ち上がれないでいた。
コズロフスキーは再生途中の夕立に近づくと、再び首筋を狙い噛みついてきた。その攻撃に対し夕立は何も出来ずされるがままになってしまう……。
(やばいっぽい……これは死ぬかもしれないっぽい)
夕立は意識が遠くなっていくのを感じたが、目をかっ開いて12.7センチ連装砲をコズロフスキーの顔面にぶち当てる。
それにより夕立に噛み付いていた口は離れ、夕立の足を掴む力も弱くなる。夕立はその隙にコズロフスキーの右脚に食らいつき噛み千切った。
そして刀を抜刀して一閃しコズロフスキーの両断に成功したが……
まだ終わらない。再生する。今度は左半身を喰らう。そして刀を振り上げようとするも再生されてしまい、また首筋に噛みつかれる。ならばもう一度両肩を食う……。しかしこれも再生されてしまった……。
夕立とコズロフスキーの不毛な食い合いはお互いの血を混ぜながら二人を一つにしようとしていった。そして……
「…………ぐはっ…………!?」
遂にコズロフスキーの心臓に夕立は刀を差し込んだ。そしてそこから大量に血が流れ始める。
そして彼はその場に倒れた。
◇
(…………なんだ?なんだこの光景は?)
コズロフスキーはこれまでの人生の走馬灯のような映像を見ていた。だが、
(なんだこれは……?俺はこんなこと知らない)
彼は身に覚えのない光景を見ていた。
最初に見たのはロシア帝国の寂れた農村で子どもの頃のコズロフスキーが父と母と一緒に畑仕事している姿だった。
次に見たのは全ロシア・ソビエト大会でのレーニンの演説だった。
次の光景は同志を率いて帝国に対して蜂起したときのもの。
次には革命後にソビエト政府が樹立された時の様子、そして、赤軍大佐としてシベリアに侵攻してきた日本軍を迎撃するの映像……。そしてその次に、彼の人生において最も重要な日の出来事が映像として流れる。そう。
「スターリンの野郎めぇ!!!!!!!!」
大粛清である。彼は怒り狂いながら大声で叫んだあと自分の胸に手をやり握り締めた……。
そして最後に牢獄での特務戦略技術軍の将校との会話が映る。
『同志コズロフスキー、我々に協力してくれれば君の命を助けられるし我々の計画を実行に移すことも出来る』
『……分かった……協力しよう』
そして彼は思い出した。
◇
夕立は目の前の安らかそうな顔で息絶えたコズロフスキーを眺めていた。
「終わったっぽい……」
夕立の身体からは血が出ていたのだが、彼女の回復能力は尋常ではなくすでに傷は全て癒えており、返り血で服が真っ赤になっていただけだった。
(ん?なんか違和感が……)
得体の知れない違和感を感じた夕立が真後ろを見ると、そこにはス○ンドのように突っ立っている半透明のコズロフスキーの姿があった……。
「あ、あなたなにしてるっぽい?」
『……食い合って混ざった結果お前と俺は今1つの生命体になっているようだ……俺の能力は共有されているようだな』
コズロフスキーはニヤリとする。夕立の脳内に奴の声が直接響く感じだ。
「ええ……」
『まあ、よろしく頼むぞ、夕立』
そして、夕立は荻原を追って空中戦艦モスクワの艦橋へ向かった。
後日談書きたいんですが、読みます?
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読むから書け
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あったら読む
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好きにしろ
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読まない
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どうでもいい
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蛇足だから書くな
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串本の白露の話を書け