スレ民と行くクトゥルフ神話! 作:銀髪こそ至高である
100:イッチだよ
なるほど、つまりこの世界はクトゥルフ神話っていう世界で、誰かが作ったtrpgのシナリオの可能性が濃厚なわけか。
101:名無しの転生者
そうだな。太古の地球を支配していたが、現在は地上から姿を消している強大な力を持つ恐るべき異形の者ども(旧支配者)が現代に蘇ることを共通のテーマとする古い作品だ。日本だと二次創作のtrpgシナリオが有名。
102:イッチだよ
で、ワイはそこに登場する最悪の愉悦邪神、ナイアーラトテップ (ニャルラトテップ) に目をつけられている可能性が高いと。確かに、褐色神父が邪神だった場合はやばいな。昔は会う度に喧嘩してました。
103:名無しの転生者
それどころか、イッチの場合周りにいる奴が大抵人間じゃない可能性がある。少なくとも、金髪中二病姉貴は人間じゃないぞ。他の神格かイ=スの偉大なる一族だな。
104:名無しの転生者
そう悲観するな、全部アザトースの夢だから。
105:イッチだよ
あざとーす?あざといの?
106:名無しの転生者
はい、不敬罪ですw
107:名無しの転生者
>>105それは草
108:名無しの転生者
>>106いや、ワンチャンアザトースが萌えキャラで出てくる可能性も…ある
109:イッチだよ
おーけー。現状をまとめよう。ワイはやばい世界に転生した。普通なら関わらなければ、スルーできる邪神と仲良くお茶飲んでる可能性がある。とにかく、褐色神父がやばい。こういうことだな?
110:名無しの転生者
そうそう
111:名無しの転生者
ついでに、行方不明事件は間違いなく神話生物の仕業だぞ
112:名無しの転生者
クォレは詰んでますね(真顔)
113:名無しの転生者
いや、まだだ。12年間も生かされてたのならワンチャンあるはず。
114:名無しの転生者
最悪はイス人の姉貴に泣きつけ
115:名無しの転生者
実験動物扱いされてるんですが、それは
116:イッチだよ
つまり、褐色神父を攻略すればいいわけだな!(混乱中)
117:名無しの転生者
押し倒せ(一時的狂気)
118:名無しの転生者
うん、そうだな(錯乱)
119:名無しの転生者
一回告白してみれば案外行けるのでは?(支離滅裂な発言)
120:名無しの転生者
逝けるの間違いでは?(精神分析)
121:名無しの転生者
ここのスレ民、発狂してるやつしかいないのか
122:イッチだよ
今日、ヤニカス探偵の手伝いで行方不明事件に片足突っ込む予定なんだけど…
123:名無しの転生者
ァ!?
124:名無しの転生者
やめとけ
125:名無しの転生者
悪いことは言わん
126:名無しの転生者
ニャル様歓喜に震えるだろ
127:イッチだよ
でも、話が本当ならヤニカス探偵とロリと男の娘助手が危ないし
128:名無しの転生者
ロリがいるなら仕方ないな
129:名無しの転生者
男の娘がいるなら行くしかない
130:名無しの転生者
俺たちも手伝うぜ、ところでロリの写真とかある?どこ住み?
131:名無しの転生者
ロリコンが生えてきやがったぜ
132:名無しの転生者
イッチ、視界の共有ってできる?
133:イッチだよ
出来るよ。たぶん
134:名無しの転生者
いや、視界共有は後に取っておこうぜ?ここのやつら全員発狂しそう
135:名無しの転生者
それはそう
136:イッチだよ
ヤニカス探偵の事務所に来ちゃったから、とりあえず話聞いてくる
137:名無しの転生者
おけ
138:名無しの転生者
おけ
「いえーい!平伏しろ、賛美しろ、美少女様の凱旋だぞー!」
事務所の扉が乱暴に開かれ、そこから、一人の少女が現れた。現れた少女は、自信を美少女というだけはある人形じみた容姿をしている。腰まである銀髪は、常に濡れそぼっているかの様に艶やかだ。銀眼は妖艶に輝いており色香を感じさせる。年齢にしては少し小柄だが、道を歩けば間違いなく、百人が百人振り返る美少女だ。
服装は凄まじくあざとい。シンプルながら可愛らしい灰色に加え、フードには猫耳を模した飾りがついているパーカーを着ている。ショートパンツとニーハイは少女のすらりとした長い脚と真っ白で柔らかそうな太ももを同時に強調して、見事な絶対領域を作りあげていた。
男心を把握している女だからこそできる格好だった。
「いきなり入ってくるんじゃねえよ。何度も教えただろ」
「あ、こんばんはです。朱色さん」
「やっほー、久しぶりだね七尾ちゃん」
探偵を差し置いてあいさつを交わす、男の娘助手と朱色をみて探偵は再度タバコに火をつけた。
「ヤニカス君、タバコは体によくないよ?」
「大人にはこれなしでは生きられない理由があるんだよ」
もはや、呼び方を注意することなく探偵は朱色の言葉を受け流した。朱色は、探偵が座っているソファーの対面に座り足を組む。
「で?私に協力してほしいんでしょ?いくら出してくれるの?」
「いきなり金の話かよ」
「一人暮らし大学生は金欠なんだよ」
「謎解きイベントで手に入れた賞金はどうしたんだよ」
「あれは当面の家賃に当ててるから無理」
探偵が言っているのは少女が、3年前に参加した金持ちの道楽で得た金のことである。死者が出たため、箝口令が敷かれているが見事謎解きゲームを突破した少女は賞金として最低でも3年は遊んで暮らせる金額を手に入れたと記憶している。
「………前金で2万。目標達成で7万でどうだ?」
「結構払うね?大丈夫なの?」
「金をせびったり心配したり忙しい奴だな………藤川家って知ってるか?」
朱色はその名前に聞き覚えがあった。確か同じ大学に通っているお嬢様の名前だった気がする。学年は1つ上だっただろうか?朱色は記憶を掘り起こして、顔を思い出す。
「藤川建設の令嬢が同じ大学にいた気がする」
「正解だ。珍しい名前じゃねえがこの辺で藤川って言ったら藤川建設だ。そこのご令嬢が行方不明らしくてな。警察に届けてもいいんだが、家出とかだった場合の体面を気にした親父さんが内に捜索してくれってお願いしてきたわけだ。口止め料も凄かったっていう背景があんだよ」
大人って汚いなっと朱色は思った。娘の安否よりも体面を気にするらしい。メンツが何よりも大事なのが権力者の常だと理解はしているものの、いい気分ではなかった。
朱色はそんなことを考えつつ、目の前のヤニカスがなぜ自分を呼んだのかを理解した。
「なーるほどね。私は同じ大学だから情報も集めやすいし、いざとなったらアイドルスマイルを使って泣き落としすればスムーズに捜査が進むって思ったんだ。ついでに、この仕事に失敗すると藤川建設を敵に回すと。大人の世界は大変だ」
「勘のいいガキってのは嫌われるぜ?」
「大丈夫、ヤニカス君は私なしではいられないから」
「恐ろしいこと言ってんじゃねえ」
話を聞いていた七尾が書類とお茶を持ってきた。そして、朱色にそれを手渡し苦笑いを浮かべた。
「あはは、朱色さんこれでもボクの雇い主なのでヤニカスではなく普通に呼んであげてくれませんか?いえ、ヤニカスなのはそうなんですけどね」
「七尾ちゃんがそういうなら………ンン゛…田中君と呼ぶことにするよ」
そのセリフに、探偵は青筋を浮かべてため息を吐く。それもそのはず。探偵の名前は田中ではないからである。
「お前、俺の名前覚える気ないだろ?」
「うん」
朱色は悪びれず頷いた。すごくいい笑顔だ。探偵も相手が朱色でなければ、その美貌に見惚れていたはずだ。ただ、朱色の中身をよくわかっている探偵には意味のない笑顔だった。
「………」
無言でタバコをもう一品取り出した探偵は、口にくわえた。そして、七尾に目配せをした。
「えっと、事件の概要を読み上げますね?最初の行方不明者とされているのは明道千棘さん。12日未明、隣駅南口のコンビニの監視カメラに映ったのを最後に消息を絶っています。そこから1か月間3日日間隔くらいで行方不明者が出ています。その多くは朱色さんが通っている黒小八木大学の学生となっているようです。藤川家のご令嬢は3日前から行方不明で、最後に姿を確認できたのは大学付近のカフェだそうです」
「…全部で11人が行方不明…か。サッカーができるね」
「バカ、サッカーやるにはあと11人いるだろ」
「そういう話ではないと思います」
七尾は頭を抱えそうになった。目の前の二人が揃うと話が一向に進まないからである。単品だとすごくできた二人なのに、どうしてセットにすると軽口が絶えないのだろう。七尾は疑問だった。
「まじめな話、これ私が大学で情報収集しないと話進まないよね?」
「そうだな。こっちでも調査はするが、あんまり期待しないでくれ」
「それって探偵としてどうなの?」
「警察よりは仕事ができると自負してるぜ?」