リリカル RED BLUE BLACK   作:迷い人

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EMEという作品を知っている方はいるでしょうか?自分はバイト先の先輩に教えてもらうまで知りませんでした。まだまだ見聞が狭いですね。ここを訪れた方でおすすめの作品が教えてください。最近、本屋ほとんど行けてないので…では駄作ですがよろしくお願いします。



1話

気がつくと見知らない場所にいた。

 

「ここはどこだ?」

 

周りの風景を見てみる。どこかの公園のようだ。遊具で遊んでいる子供や、それを見ながら談話をしている親らしき人達がいる。

 

「あれ?俺…コンビニに昼食を買いに出かけて、駅前の交差点で信号が変わるのを待っていて…」

 

俺は自分の行動を振り返る。

 

「そうしたら、トラックが…」

 

記憶を辿っているうちに体が少しづつ震えてきた。

 

「で、視界か真っ黒になって…あれ?俺、どうなったんだ!」

 

震える手で自分の体を触り、体の状態を確認する俺。

 

「あ、ある。手も、足もある。怪我もしていな…い…?生きている?」

 

確認していると今更ながら違和感があった。自分の手足が短くなっている。視界が低くなっていることにも気付いた。

 

「ど、どうなってる!え、ええと、か、鏡!鏡で確認を!」

 

どこかに鏡がないか探していると、ふいに誰かを呼んでいる声が聞こえた。誰を呼んでいるのかわからないが遠くから手を振りながらこっちに来る男女がいる。知らない人達だ。その二人を見ていると、一瞬強い風が吹き。

 

「ぐえっ!」

 

急に後ろから羽交い絞めされた。そして刃物を首元に突きつけられた。

 

「近づくんじゃねえ!」

 

羽交い絞めした者が後ろから大声で叫ぶ。

 

「(え?え?え?)」

 

急展開についていけずさらに混乱する俺。

 

「その子を放せ!」

 

何時の間に来たのか、杖を持った数人の男達が俺を放すように言っているようだ。手を振っていた男女も何か叫んでいる。辺りにいた人達の中には逃げだしている人達もいる。

 

「(訳がわからん!トラックにええと、知らない場所で、手足が短くて、人質にされて…)」

 

さらに混乱するを俺をおいて杖を持った男達が俺を放すように言っている。一方俺を羽交い絞めにしている男は興奮しているのか大声で叫んでいる。

 

どうしてこうなった?訳がわからない。わからないことだらけだ。そんなことを考えているうちに俺を羽交い絞めにしている男が興奮してきて…

 

「うるせぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

腕を上に振り上げた。そして…

 

「(え?)」

 

男の握る刃物……気がついた時には、既に目の前に突きたてられていた。

 

思考が止まる。

 

恐怖。

 

絶望。

 

負の感情が俺の心を占める。

 

そして俺は何かを叫んでいた。一瞬、視界が真っ暗になり凄まじい轟音が鳴り響いた。すぐに視界が戻り。俺の目に写ったのは…。

 

公園の遊具は跡形もなく破壊されている。美しい樹木は何本も根こそぎ倒れていた。芝生も大きく抉られていた。そして……

 

周りにいた人達は…無残な姿で倒れていた。生きているのか、死んでいるのかわからない。

 

「な、なんだよ。これ…」

 

本当にどういう状況なのか、そして自分に何が起きているのか全く分からなかった。

 

「うっ…うう…」

 

「あっ!」

 

声が聞こえた方を見てみると意識のある人がいた。俺はその人の元へ向かった。

 

「だ、大丈夫ですか!」

 

確かこの人は手を振りながらこっちに来ていた女性だ。頭から血を流し、擦り傷、切り傷も多く見られる。女性はこちらを見ると大きく目を見開き、怪我をしているためか這いずりながら俺から離れようとする。

 

「あ、あの…」

 

様子が変なので、落ち着かせようと声をかけようとした時。

 

「…ち……」

 

「?」

 

女性は顔を引きつらせ、体全体を振るわせ、後ずさりながら。

 

「ち、近寄らないで!」

 

「えっ…」

 

女性は涙を流しながら。

 

「ば、化け物ぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

「えっ・・・・・」

 

 

 

 

 

事件から数年。俺はとある建物の中を一人の男と並んで歩いていた。建物の中は俺達以外の人も多く行き交いしていた。そう言えば自己紹介がまだでした。俺の名前は『高本 優介』。といっても俺が死ぬ前の名前だけど。なぜなら吾輩は…

 

吾輩は転生者である!

 

急に変な事を言ってすいません。俺も色々とわかってない事が多くて。多分俺は一度死んでいるはず。そして多分転生した。こういった話だと説明してくれる神様が現れてチート能力やアイテムなどくれて、楽しい転生生活の始まり!のはずが説明してくれる神様などが誰も現れませんでした。それどころか早々に事件に巻き込まれるしまつ。最初の事件でわかったがどうやら俺は『リリカルなのはの世界』にいるようで。俺が事件に巻き込まれたのは地球。俺を人質にしたのは次元犯罪者。杖を持った連中は時空管理局員だった。

 

「・・・はぁ」

 

管理局の通路のガラスに映る自分の姿を見てため息をつく。訳もわからず転生したのもそうだが、いくつか悩んでいることがある。まず容姿だ。子供になっている。今の年齢は9歳。それはまだいいのだが何故か姿がEMEの主人公の『乾紅太郎』の姿だったということ。どうやら紅に憑依転生したようだ。俺には変えられないので乾紅太郎として生きているが俺としてはモブキャラ扱いでよかった。性格的に目立つのは好きじゃない。この姿だと厄介事に巻き込まれそうでならない。これ変えられないかな?次に俺が今いる環境だ。最初の事件のせいで管理局入りすることになった。どうやら原作の紅と一緒で『力場干渉能力』持っている事と何故か魔導師ランクが高かったため目をつけられた。まあ、力を暴走させたことで住んでいた町に住めなくなったので助かってはいるが二ートがよかった。

 

「・・・・・」

 

一緒に歩いている人物を見る。黒髪で長髪。百戦錬磨ゆえの独特の雰囲気がある男。EMEに登場する黒部だ。俺は原作同様に黒部の世話になっている。兄の様な父のような存在だ。その黒部がなのはの世界いることとEMEの組織が管理局に組み込まれていること。恐らくなのはとEMEの世界がクロスしていると思うがそのせいか物語の流れがわからない。管理局にいるのだからなのはのストーリーがメインとなっていると思うが…その事が俺を混乱させている。局内でなのは達の噂を聞かないあたりストーリーは進んでないと思われる。俺はEMEに所属して前線でがんばってはいるが、なのはの世界にもEMEの世界にも介入するつもりはない。今まで普通の学生として生きてきた俺があんな凄まじい戦いなんてできるはずがない。黒部に鍛えられているが素質はないはず。

 

「おい、紅」

 

「ん?」

 

黒部に声をかけられ振り向く。

 

「お前、来月から学校に行け」

 

「はあ?」

 

考え事している時に急な事を言われ直ぐに理解できなかった。

 

「聞こえなかったか?学校だ。学校」

 

「何で!」

 

俺は自分で生活費を稼いでいるんだ。学校に行っている暇はない。

 

「お前は何というか、ガキなのにガキらしさがないんだよ」

 

それはそうだ。転生前は二十歳だ。体は子供、頭脳は大人の某探偵と同じだ。

 

「そういうわけで同じ年齢の奴等と過してガキらしさを覚えてこい。そうしたらお兄さんがお菓子を買ってやろう」

 

そう言いながら俺の頭を撫でてきた。

 

「ガキ扱いするな」

 

俺は黒部の手を払いのけながら言った。

 

「はいはい。とにかく学校には行けよ」

 

「だから、何で!」

 

俺を無視して進む黒部を止めようとした時。

 

「二人ともお帰りなさい」

 

前方から来た女性に声をかけられた。

 

「おう」

 

軽く返事をする黒部。

 

「・・・・」

 

声をかけてきた女性はEMEで登場するスミレだ。原作同様に頭の上がらない姉ないし母の様な存在だ。あの事件の後、黒部同様に世話になっている。

 

「今回の任務、大丈夫だった?」

 

「…うん」

 

美人であることもそうだが転生前の俺が女性慣れしてないためかどうにもこの人の前では照れる。そんな俺をニヤニヤしながら見る黒部。

 

「なんだよ!」

 

「べつに」

 

スミレは俺と黒部のやり取りを頬笑みながら見ている。

 

「紅くん。もう聞いていると思うけど来月から学校に行ってもらおうと思ってるの」

 

「…何で?俺、学力は問題ないはずだけど」

 

こういう時は転生者でよかったと思う。元の知識が役に立つ。

 

「そうなんだけど、学校に行く事でしか学べない事もあるでしょ」

 

「・・・・・」

 

確かにそうかもしれないが…

 

「課長が許さないと思うけど。それに学費とか俺の生活費…」

 

「お前がそんな事を気にすることはねえよ。そういうことはこっちに任せて、何も気にせず行って来い」

 

ワシャワシャと強めに頭を撫でられる。

 

「だからガキ扱いするな!」

 

黒部とスミレには本当に世話になっている。いつも俺の事を考えてくれている。俺に学校に行くように言うのも俺の事を思ってのことだろう。二人の想いを無下には出来ないし…仕方がないか。行きたくはないが。

 

「…わかったよ。学校…行くよ」

 

俺がそう言うとスミレは嬉しそうに微笑んだ。

 

「/////」

 

そんな表情を見て照れる俺。

 

「・・・・・」

 

何も言わずにやけながら俺を見る黒部。

 

「なんだよ!」

 

叫ぶ俺。からかう黒部。それを見て微笑むスミレ。こういった図式が出来ている。この雰囲気は気にいっている。からかわれるのは癪だが。

 

「俺、自分の部屋に帰るから…」

 

「ええ。学校の手続きはこっちでやっておくから」

 

「…うん」

 

「今回の任務の報告書、忘れるなよ」

 

「そっちがね…」

 

俺はそう言って自室に戻ることにした。

 

 

 

 

 

黒部side

 

自室に帰っている紅を見ていると。

 

「紅くんの調子はどう?」

 

スミレが声をかけてきた。

 

「まだまだ経験不足だがそれを補って余りある素質がある。天性のバトルセンスとかな。本人は自覚してないが…。ほんと将来が楽しみな奴だ」

 

「そう。レアスキルは…どう…」

 

「大丈夫だ。問題なく制御はできてる。今の所は暴走の心配はない」

 

「よかった」

 

ほっとした表情をするスミレ。誰よりも紅を心配している。って人の事は言えんか。あの事件の後、紅は辛い目にあっている。レアスキルを暴走させて周りの人、そして自分の親まで怪我をさせてしまった。そのせいで両親、周囲の人から化け物扱いされた。無理はない。魔法などといった力とは無縁の世界で子供とはいえ力を発動させ自分達を傷つけたのだから恐怖心を持っても仕方がない。その事がネックになってになってまた暴走する恐れがある。

 

「でも紅くん、辛い事があっても口にしないから心配だわ」

 

そう、紅は辛い事があっても言わない。

 

両親に化け物と呼ばれようと。

 

両親に拒絶されようと。

 

心を病んだ両親を助けるため、自分に関する記憶を隠蔽しても。

 

あのくらいの年齢ならそんな事になれば泣くだろう。だが涙一つ流さなかった。幼いながらに苦しみや悲しみに耐えきれる強さを持っている。だからこそ危うく感じられる。しかし犯罪者を追いかけていた連中、何故結界を張ってなかったんだ。結界を張っていれば紅にとって違う結果になったかもしれない。経験不足かどうか知らないがお粗末な連中だ。

 

「これ以上、紅が辛い思いをしないように守ってやろうぜ」

 

「ええ」

 

俺とスミレは笑顔で紅を守る事を新たに誓った。

 

黒部side end

 

 

 

 

 

二人の勧めで学校に行く事にした俺だが予想外のことが起きた。学校は学校でもまさか地球のそれも聖祥大付属小学校に入学させられるとは思わなかった。ミッドにあるどこかの学校ばかりと思っていた。まあ、海鳴市にある一軒家に住むように言われた時点で予想は出来たが。何か変な力でも働いているのだろうか?任務がある時は転移魔法を使ってミッドに帰らなければならない。スミレに面倒だからミッドの学校にしてほしいと言ったが笑顔で『ダメ』と言われた。あの笑顔の前では俺は無力なので諦めた。そして出会ってしまった…なのは達に。幸いな事にクラスが違うのですれ違っただけだったけど。それといましたよ!転生者が!銀髪、オッドアイ、美形といった何というか転生者の王道?のような容姿の奴が。ただよくわからないのは魔力がダダ漏れだった。ワザとだろうか?ちなみに俺はリミッターをかけているのでその点は問題なし。話は戻るがその転生者。多分ハーレムを目指していると思うが、あまりにもしつこく付きまとい、そのため嫌われているようにしか見えない。アリサが怒鳴りつけ、なのはとすずかは汚物を見るようにその転生者を見ていた。しかしその転生者は笑顔だった。なじられて喜ぶ性癖なのだろうか?会話を聞いたわけではないので何とも言えないが。とにかくそれがちょっとした聖祥名物になっている。それともう一つ名物があった。それは…

 

「紅!」

 

俺が教室のドアを開けようとした時、声をかけてきた変態。

 

「紅、紅、紅、紅、紅、紅、紅、紅、紅、紅、紅、紅、おぎゃ!」

 

「人の名前を連呼して呼ぶな」

 

変態の頭を叩く俺。どうにもこいつと話していると調子が狂う。

 

「友達が友達の名を呼んでどこが悪い」

 

「お前を友達と思った事は一度もない」

 

「ぎゃー!友達と思っていたのに友情を否定された。このまま廊下を転がり続けてやる」

 

そう言うと変態は廊下を横に転がり始めた。面倒だけど紹介する。この変態は綾小路Ω(あやのこうじ おめが)EMEに登場するキャラでかなりのパープリン。原作では紅が住んでいた伊呂波荘の住人のはずが、ここではクラスメイトになっていた。Ωの行動というか寄行?も聖祥の名物になっている。あっ、Ωの奴突きあたりまで行ったので転がって帰ってきた。絡まれる前に教室に入ろう。そして教室に入ると。

 

「紅くん、おはよう~」

 

美少女風少年?と言えばいいのか?のんびり口調で儚げな少年が挨拶をしてきた。こいつの名前は嫁羽 ゆいと(かわ ゆいと)。男子の制服を着ているが女子の制服を着ても違和感はないだろう。こんな奴はなのはにもEMEにもいなかったはず。

 

「…おはよ」

 

挨拶を返す俺。しかし嫁羽についてはよくわからないことがある。俺はコイツに対して何かした覚えはない。なのに俺に懐き、俺の後をついて来る。それに名前で呼んでくるし。そのせいで時折クラスの女子達からヒソヒソと何か話をされている。

 

「今日の体育はドッヂボールだそうだよ。一緒のチームになろう~」

 

「…いいけど」

 

ヒソヒソ…ヒソヒソ…

 

女子達が小声で話をしている。

 

「お昼も一緒に食べよう~」

 

「…別にいいけど」

 

ヒソヒソ…ヒソヒソヒソ…ヒソヒソヒソヒソ…

 

女子達は何を話しているんだろう?

 

「食べさせあいっこしよ~」

 

「それはイヤだ」

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

何故か両頬を赤くしながら嬉しそうに声を上げる女子達。このクラスの女子ってひょっとして…いや、でも、まさか?

 

こんな感じで授業が始まった。黒板の前にはタンクトップ姿のごついおっさんがいる。名前は岩銅先生(いわどう)。俺のクラスの担任だ。教師がタンクトップでいいのか?

 

「はい、この問題がわかる輩は手を上げろ」

 

どこから出したのかハンドガンを構えて言う岩銅先生。俺には簡単な問題なので一応手を上げておく。その時。

 

パン!

 

教室に銃声が響いた。同時に一人の男子生徒が机からずり落ちていた。

 

「おい、お前!手を上げないとは何事だ!」

 

「えっと、あの、その、問題がわからないから…」

 

岩銅先生は手を上げなかった男子生徒に向けて銃を撃った。銃弾は当たってないようだ。生きているから…

 

「男ならわからなくても手をあげろ。それが男だ」

 

そんな理由で銃を撃つこの人が怖い。

 

「先生。それ、玩具ですよね?」

 

勇敢な女子生徒が岩銅先生に質問する。

 

「ふっ…俺にとってはな…」

 

それ、答えになってないよ先生。最初は本当に驚いた。それ銃刀法違反じゃないのか?何でこんなのが教師になれたんだ?とか。だがしばらく過していると慣れてきた。慣れって怖い。

 

体育の授業

 

担任の岩銅先生が別件の仕事があるとのことで副担任で女性の矢追先生(やおい)が授業をおこなっている。嫁羽が行ったとうりドッヂボールをやっている。嫁羽は体育の授業でも俺について来る。そのせいだろうか?女子達の視線が集まっているような気がする。

 

「くらえ、乾!」

 

男子の一人が俺に向けてボールを投げてきた。俺はそのボールを止めた。そうすると。

 

「紅くんありがと~僕を守ってくれて~」

 

満面の笑顔で言ってくる嫁羽。その笑顔を見て顔を赤くする男子生徒が数名。お前等…それでいいのか?

 

「何時もどうりに俺のすぐ近くにお前がいたからだろ。お前を守ったわけじゃ…」

 

「いいわ!」

 

俺が喋っていると急に叫ぶ矢追先生。

 

「いいわ!いいわ!細身の少年を守るぶっきらぼうな少年!最初はただ何となく気になる子だったのに気がつけばそれは愛にかわっていた!しかしそれは禁断の愛ゆえに悩む少年。だけど互いを想いあううちに進んでは行けない道を歩み始める二人。そんな二人を応援し色々と教える女教師。そう色々と…。いいわ!今度の薄い本のネタはこで決まりね!」

 

ノートに凄まじい勢いでメモを始める矢追先生。教師が薄い本を書いていたら不味いでしょう。それから人をネタにしないでください。

 

「「「「「矢追先生!!」」」」」

 

クラスの女子達が矢追先生を取り囲む。まじめに授業をしてくれとでも言うのかな?

 

「「「「「先生!その本、私達にぜひ読ませてください!」」」」」

 

気分は゛お前もかブルータス!゛だ。やっぱりこのクラスの女子は腐女子だったか。

 

「だめよ!あなた達にはまだ早すぎるわ!」

 

遅い速いの問題ですか?

 

「でも、大人になるためには必ず知らなければならない世界です。だから!」

 

女子の一人が言うがそんな事はないと思うよ。

 

「あなた達…わかったわ。あなた達の想いに教師として応えるわ。まずはソフトなやつからよ」

 

応えるなよ。

 

「「「「「はい!」」」」」

 

このクラスの教師と女子はダメな気がする。男子達はわけがわからずポカーンとしている。君達はそのまま純粋なままでいてくれ。

 

「紅、紅、紅、紅、紅!」

 

今度はΩが近づいてきた。

 

「…だから人の名前を連呼して呼ぶな。それとお前は相手チームだろ。こっちに来るなよ」

 

「友達だろ。気に…」

 

「お前を友達と思ったことはない」

 

「うぎゃーまた友情を否定された。このまま運動場をバタフライで徘徊してやる!」

 

水泳でするバタフライをしながら運動場を徘徊しはじめた。何かキモいぞ。今、思い出したけど原作の紅は『変態招来体質』だったはず。変態を引き寄せる体質…俺もその体質かもしれない。

 

「おぎゃんす!」

 

「紅くん~」

 

「いいあなた達。B〇というのは…」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

否定出来ない自分がいる。俺、この学校を卒業できる気がしない。

 

 

 

 

 

「ひゃっはー」

 

銀髪転生者がフェイトと戦っていた。俺は遠く離れた所でサーチャーを飛ばし、その現場を遠くから見ていた。気がつけばなのはの世界のストーリーが進み、なのはとフェイトの初戦闘に銀髪転生者が介入したようだ。

 

「それにしても…」

 

それにしても銀髪転生者が使っているスキルか?あれって『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』だよな。バリアジャケットもギルガメッシュと同じで金色の鎧だし。同じ転生者なのにスキルに凄い貧富の差を感じるのは俺だけか?こっちは『魔力』と『力場干渉能力』と欲しくもない『変態招来体質』だけだぞ。あっちには神様が来たのだろうか?

 

「紅」

 

「何だ。アルトリウス」

 

俺のデバイスが声をかけてきた。話は変わるが俺のバリアジャケットはSAOのキリトの衣装と同じにした。理由は気にいっているから。キリトといえば二刀流なのでデバイスを二つ持ち二刀流にしたが駄目だった。俺には二刀流をする技術がなく一刀流だけで精一杯だった。二刀流を諦めたわけではないので特訓はしているが。今、メインで使っているのデバイスはアルトリウス。男型のAI。特訓中でまだ使えてないデバイス。名前はキアラン。女型のAI。両方とも名前は某ゲームから使わせてもらった。

 

「あの戦闘に介入しないのか?」

 

「しない。任務と関係ないことには関わる気はない」

 

「そうか」

 

なのはのストーリーに介入する気はない。

 

「報告だけはするから戦闘記録はとっておいてくれ」

 

「了解」

 

うまい〇を食べながら様子を見る俺。

 

「ねえ、紅」

 

「どうした、キアラン」

 

「あの女の子達。形容しがたい表情をしているのだけれどどうして?」

 

「さあ…」

 

あの銀髪転生者やっぱり嫌われているのか。多分フェイトとは初対面と思うがいきなり嫌われるって…。がんばってハーレムを成功させてくれよ。そして面倒事は全てお前が引き受けてくれよ。

 

「それから紅」

 

アルトリウスが声をかけてきた。

 

「何を食べている?」

 

「う〇い棒」

 

「お前はいつもそんなものを食べているな」

 

「そうね。あとカップ麺がほとんどね」

 

デバイス組が言ってくる。

 

「料理が出来ないんだから仕方がないだろ」

 

そう俺は色々な転生者達のように料理ができない。無理をすれば食材を無駄にするだけだ。勿体ない事このうえない。だからお手軽なジャンクフードばかり食べている。

 

「体にはよくないだろ」

 

「別にいいだろ。ほろ、戦闘が終わったみたいだから帰るぞ」

 

銀髪転生者はフェイトを倒すことは出来なかったようだ。それとも倒す気がなかったか。どうでもいいけど。

 

「そういえば…なのはの世界には変態っていなかったよな?」

 

急に心配になる俺だった。…いなかったよね?

 

 




説明が多くて無駄に長い文章になりました。やっぱり文才がないです。次回で管理局でおけるEMEの立場の説明をします。これからも変態を出すつもりですが、変態って何でしょう?友人やバイト先の人に聞くと、『お前のことだろ』と言われました。
顔で泣いて心で笑ってやる!・・・・・あれ?


追伸 もう一つ別で書いている作品もあるのでよかったらみてください。そっちもペースは遅いですが更新をしていくつもりです。
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