ヘルマプロディートスの恋   作:鏡秋雪

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閑話です


第14話 ある日の休日【コートニー6】

 アスナとヒースクリフが第三〇層のフィールドボスの攻略会議に出かけたため、今日六月一二日はオフになった。

 そんな日、僕はダイゼンに依頼された仕事をこなすためにギルドハウスを訪れた。

 僕がギルドハウスの扉に手を伸ばすとジークが一足早く開けてくれた。

「ありがとう」

 僕はジークに微笑んでお礼を言ってギルドハウスに入った。中にはオフのはずなのにいつもの面々がそろっていた。ゴドフリー、アラン、プッチーニ、セルバンテス、ダイゼンが暇そうに思い思いの席でくつろいでいた。

「どうしたの? みんな」

 僕とジークは一番広いテーブルがある席に座りながら尋ねると、それぞれの微妙な表情を見せた。

「なんとなく?」

 プッチーニが首を傾げてセルバンテスを見た。

「レベル上げノルマ終わったしねぇ」

 セルバンテスがアランを見る。

「僕はゴドフリーのアニキについてきただけだし」

 アランはゴドフリーを見た。

「なんとなくだ」

 ゴドフリーはガハハと笑った。

「そう言うコートニーさんは? せっかくのオフなんだからジークリードとデートすればいいのに」

 プッチーニがにやけた表情で尋ねてきた。

「ダイゼンさんに頼まれちゃって。バイトって感じ?」

「おおきに、おおきに」

 ダイゼンは太った巨体をたゆらせて僕に近づいてきた。そして、メインメニューを操作して机の上に大量の薬草とポーションの空き瓶を積み上げた。

「うわっ。なんだ、この量!」

 セルバンテスが目をむいて薬草をつまみあげた。

「ハイポーション作るの」

 僕は乳鉢とすり棒を実体化させて机の上に置いた。二〇個のポーションをまとめて作れる大きなものだ。「ダイゼンさんが売って、売り上げはギルドの資金になるんだって」

「おー。コートニーさんって≪薬学≫もってたんだ。それにしてもこんなでかい乳鉢なんて見たことなかったよ」

 プッチーニが興味深げに乳鉢を見つめた。「二三層からクリスタル無効化エリアなんてトラップが出てきてから、薬学って死にスキルから大復活だよね。前から持ってたの?」

「うん。一層の頃から持ってたよ。ずっとポーションは全部自分で作ってたんだ」

 僕は二つの薬草を乳鉢に入れてすり棒で叩いた。すぐに薬草は光り輝くエフェクトを散らした後、ハイポーションに姿を変えて乳鉢を満たした。

「手伝うよ」

 ジークが微笑みながら空き瓶を乳鉢に軽く接触させるとハイポーションが瓶の中に詰められた。

「ありがとう」

 僕は隣に座るジークに微笑みかけた。ジークは僕に微笑み返しながら次々と空き瓶にポーションを詰めていってくれた。

「セルバン……。俺、壁殴りてえ」

 プッチーニが僕たちを見つめた後、セルバンテスの肩を叩きながら声を絞り出した。

「俺を殴れ。さすれば、二次元幼女の素晴らしさに目覚めるだろう」

 セルバンテスは高飛車な態度で言った。

「……壁でいいです」

「それにしても、コートニー印のハイポーションの売れ行きはええでっせ」

 タイゼンが高笑いをしながら言った。

「何。その印って」

 僕は初耳だったのでダイゼンを見据えた。

「コートニーさんのちっさい写真を瓶に張ると売上げ二〇%アップでっせ」

「なにそれ」

 そんな事は聞いてない。思わず声が平坦になる。隣に座っているジークの息をのむ音が聞こえた。

「ほんま。コートニーさんがアスナさんみたく完全フリーの女の子ならさらに高く売れまっせ! それだけがほんまに残念で……」

「黙れ!」

 僕はすり棒を投擲スキルで輝かせてダイゼンに投げつけた。すり棒は見事にダイゼンの額に命中し、彼はノックバックで壁に叩きつけられた。その衝撃で壁に飾ってあった絵画がダイゼンの上に落ちて追加ダメージを与えた。もっとも、ここは安全圏内だからヒットポイントはまったく減らないが衝撃の恐怖は与えただろう。

 ふんっ! 当然の報いだ。僕とジークはこれからもずっと一緒にいるんだからそんな事を冗談でも言うな。

 僕は代わりのすり棒を実体化させてハイポーション作成作業を再開した。

「うわー」

 アランが見てはいけないものを見たように嘆息を漏らした。

 隣からジークのため息が聞こえた。

「ジーク。手伝ってくれるんじゃなかったの?」

「はいはい」

 ジークは苦笑しながら乳鉢から空き瓶へハイポーションを移していった。

「守銭奴がすぎたな。ダイゼン」

 ゴドフリーが哄笑しながら床に倒れこんでいるダイゼンを引っ張り上げた。

「守銭奴やあらへん。ギルドの金が足りまへん」

 ダイゼンはすり棒が命中した額をごしごしこすりながら立ち上がった。

「足りない? 税率上げるか?」

 ゴドフリーが腕を組んだ。税というのはギルドの上納金の事で、モンスターなどから手に入れるコルから設定された割合で差っ引かれる。血盟騎士団は10%。以前所属していたMTDは25%だった。集められたコルはギルド運営費などに当てられている。ギルドの制服とかボス戦前に配布される回復結晶、解毒結晶の費用などに使われている。MTDの税率が高かったのは下層プレーヤー達への還元の意味合いもあった。

「増税はんたーい!」

 セルバンテスとプッチーニがダックを組んでシュプレヒコールをあげた。

「だいたい何のお金が必要なんだよ」

 アランが不満げに言った。

「そろそろ次のギルドハウスを用意しまへんと。いつまでも団長の家に間借りするわけには……」

 確かにあれからギルドメンバーは倍増し、現在血盟騎士団の人員は二〇名となっている。団長の家の一部屋がギルドハウスでは手狭と言えた。

「なるほどな」

 ゴドフリーが渋い声で頷いた。「どうだ。暇人同士で稼ぎに行かないか」

「いいねえ。アニキ。どこ行こうか」

 アランがゴドフリーに尋ねた。

「二七層の迷宮区がいいんじゃないか。トレジャーボックスがたくさん出るしな。たまにはアランに仕事してもらおう」

「アニキ。ひどい事言わないでよ。シーフで前線って結構つらいんだからさ」

「じゃあ、しっかり稼いでアランの真骨頂をみんなに見せてやれ」

 ゴドフリーはガシガシとアランの頭を掻きまわした。

「こらー。チビ扱いするなよ!」

 アランはゴドフリーの手を振り払おうとするが筋力値の差で逃げられないようだった。

「チビはチビだ」

 ゴドフリーは高笑いしながら逃げようとするアランを追いかけた。

 ギルドハウスの中に全員の笑いがはじけた。

「コートニーさんとジークはどうする?」

 プッチーニが尋ねてきた。

 僕はジークの顔を見ると彼は優しく微笑み返してくれた。「まかせるよ」っていう顔だ。

「もうちょっとでこれが終わるから。その後でもいい?」

 僕はジークに頷いた後、プッチーニに返事をした。

「いいよね。ゴドフリーさん」

「おう。手伝えることがあったら言ってくれ。コートニーさん」

「はーい。ジークがいるから大丈夫」

 そう返事をすると、僕はハイポーション作りを再開した。ジークと二人でやる作業は本当に楽しい。つい、笑みがこぼれてしまう。

 なんか視界の隅でプッチーニが壁を本当に殴っていたが、それには触れない方がよさそうだ。

 

 

 

 第二七層の迷宮区は現在の最前線から三つ下の層であるが、稼ぎの点から言っていいポイントだ。中でもトレジャーボックスが出るといい稼ぎになるという話だった。

「おいおい。頼むぜ。またハズレかよ」

 三回目のトレジャーボックスの中身が空っぽだったので、ゴドフリーがアランの頭をガシガシと掻き回した。

「僕のせいじゃないよ! だいたい、ゴドフリーのアニキがちゃんと情報屋から情報買ってれば」

 アランはゴドフリーの手を振り払おうとしてまたしても失敗した。

「情報料10万コルなんて言われちゃあな。買えねえだろ」

 僕の索敵スキルに一人反応があった。通路の角の向こう側だ。僕はジークの左腕を放してちょっと走って様子をうかがった。

 黒の剣士だ……。ここでレベル上げだろうか。彼はだいぶ消耗しているらしく、おぼつかない足取りで迷宮区の出口へ向かっているようだった。あんな様子で無事に出口までたどり着けるのだろうか。

 少し心配だったが、あの黒の剣士ならこの迷宮区のモンスターは寝ていても倒せるだろう。

「どうしたの? コー」

 ジークが僕の肩を叩いた。

「黒の剣士が……もう、いっちゃったけど」

「へー。ブラッキー先生もここで稼いでるのか。こりゃ期待できそうだ」

 セルバンテスが割り込んできた。

「おお。隠し扉だ!」

 アランが感激の声を上げて隠し扉を開けて飛び込んだ。

「今度は当たりだといいな」

 ゴドフリーがアランに続いて入った。

「おお。トレジャーボックスだよ!」

 僕とジークが部屋の中に入ると、アランが部屋の中央に設置された巨大な宝箱に歓声を上げて近づいた。

 セルバンテスとプッチーニも私たちの後から隠し部屋に入った。

「隠し部屋にトレジャーボックス。これは期待できそうですね。解説のプッチーニさん」

 セルバンテスが実況アナウンサーのように話題を振った。

「そうですね。これでギルドハウス一軒ゲットですね」

「そんなわけねぇ~~」

「うわ。せめてここはノリツッコミして欲しかったわあ」

 僕はそんな二人の会話にクスリと笑った。

「じゃ、開けるぜぇ」

 アランが宝箱に手をかけた瞬間、けたたましいアラーム音が鳴った。トラップ発動の衝撃でアランのヒットポイントが一気にイエローゾーンまで落ち込んだ。同時に入り口がロックされ、おびただしい数のモンスターが現れた。ざっと見ただけでもゴーレムやドワーフが三〇体以上いるようだ。

「トラップ解除失敗か!」

 ゴドフリーが舌打ちする。「アラン。後は俺たちに任せてお前は脱出しろ」

 シーフのアランは攻略組だが防御度が若干低い。ヒットポイントが落ち込んだ状態でこれだけのモンスターが現れると命取りになるかもしれない。今のうちに退避させた方がいいという判断だった。

「転移! ……」

 アランが途中で言葉を止めた。「クリスタルが反応しない!」

「まじか」

 プッチーニが苦々しく言い捨ててドワーフに斬りつける。

 僕たちはモンスターたちに取り囲まれてしまった。

「ずいぶん、タイムリーなトラップだこと」

 セルバンテスが槍でゴーレムを突き飛ばした。

「これはちょっとばかり、やばいかな」

 ゴドフリーのつぶやきが聞こえた。

「ジーク!」

 僕は部屋を一周見渡して一番数が薄い方向に貫通弾を放った。僕のこの一言だけでジークはすべてを察してくれた。

「了解!」

 ジークは僕が放った貫通攻撃の後を追って突進して血路を開いた。

「みんな! ジークの後を追って!」

 僕が叫ぶと全員がジークの開いた血路を通って部屋の角に集まった。「ジーク、ゴドフリー、プッチーニで前衛組んで!」

「了解!」

 部屋の角で二面の壁を背にすることで陣形を組むことができた。これで長期にわたって戦線を維持できるはずだ。

「ハイポーションはここに置いとくよ。アラン。飲んでおいて。効果が出始めたらヒットポイントを見てゴトフリーとスイッチして」

 僕は手持ち全てのハイポーションを実体化させて床に置いた。床の上に二百個近いポーションが山のように積みあがった。

「おう」

「セルバンテス、タイミング見てプッチーニとスイッチして」

 僕は指示を出しながら≪ダブルショット≫と≪ペネトレーションアタック≫を組み合わせて鉄球を放った。

「OK」

「コートニー。鉄球は使わなくていいぞ。これなら十分戦える」

 ゴドフリーが斧を振り回して言った。雄叫びと共に放った一振りでドワーフ二体を葬った。驚異的な攻撃力だ。

「はい!」

 確かにこの状態なら普通の攻撃でも戦っていけそうだ。僕は鉄球から石に切り替えてスリングでの攻撃を続けた。

 もしかしたら、あの黒の剣士は一人でこのトラップをこなしたのかも知れない。だとしたら恐ろしい手練れだ。一体一体のモンスターは恐るべき強さはないがこの数は尋常じゃない。だが……アラームトラップを発動させたのも彼なのか? 彼が鍵開けスキルを持っているという話は聞いたことがない。それとも、発動させた者は死んでしまったのか……。

 僕は頭を振って考え事を振り払いハイポーションを飲んで、ジークとスイッチするタイミングを計った。

 

 その後二時間にわたって僕たちは戦い続け、ようやく最後のゴーレムを倒した。

「何匹倒したんだろうな」

 大きなため息をついてセルバンテスは床に座り込んで息を荒げた。

「まったく次から次へと湧きやがって」

 プッチーニもさすがに疲れ果ててセルバンテスと背中合わせに座った。「もうちょい、自重しろっつの」

「ちょっとしゃれにならなかったね」

 僕は床に残ったハイポーションを回収しながら言った。あれほど大量にあったのに残り二〇本ほどになっていた。

「このメンバーなら負ける気はしなかったけどね」

 ジークもどんどんハイポーションを僕たちの共通アイテムストレージに回収していってくれた。僕とジークの間には共通アイテムストレージを設定してある。これは仲がいいプレーヤー同士が設定するもので、ここに入れたアイテムを自由に二人で使用できるものだ。

 僕はジークと視線が合った時に唇で『ありがとう』とお礼を伝えた。

「開けてみるね」

 アランが宝箱に近づきガチャガチャといじり始めた。

「これで空っぽだったら泣けるぜ」

 ゴドフリーがアランの頭をくしゃくしゃといじる。「また、トラップを発動させんなよ」

「あー。気が散るよ。アニキ!」

 アランがうるさげに頭を振ると、ガハハとゴドフリーが笑った。本当にこの二人は仲がいい。

 やがて、ガチャという音が鳴って宝箱が開いた。

「うほー。結晶アイテム満載だ! 見て見て、回廊結晶もいっぱいあるよ」

 アランが喜びの声を上げた。回廊結晶は転移結晶の上位版で記憶した場所に転移ゲートを開くことができるというレアアイテムだ。その便利さと希少さでかなりの高額で取引されている。

「うへ。結晶無効化エリアで結晶アイテムの宝箱って、ゲームデザインした奴スネてやがる」

 プッチーニはそう毒づきながら宝箱に駆け寄った。

「金だけ分けて、結晶アイテムはギルドに寄付するか」

 ゴドフリーは全員を見回して同意を求めた。

「それで構いません」

「オッケー」

「了解」

 それぞれが了承して宝箱の中身を回収した。金は人数で均等割りされ、倒したモンスターの金と合わせるとかなりの収入になった。

 回廊結晶などを売ればギルドハウスの購入資金の足しになるだろう。

「どうする? もう一個ぐらいやってくか?」

 ゴドフリーが全員に声をかけたが、全員の表情を見て頷いた。「帰るか」

「うん。疲れた」

 プッチーニがげんなりした表情で言う。

「ハイポーションそんなに持ってこなかったしさ」

 セルバンテスが首をすくめて首を振った。

「今度はちゃんと計画建ててこようね。ハイポーションいっぱい持ってさ」

 僕が笑顔で言うとみんな頷いて、隠し部屋から出て迷宮区の出口に向かった。

「コートニーさん。ありがとう」

 アランが僕の所に駆け寄ってきて言った。

「ん?」

「みんなパニクってたのに指示してくれたおかげですぐ立ち直ることができたよ」

「ああ」

 僕はニコリと笑った。「どういたしまして」

「いつでも副団長の代わりに指揮とれるな」

 ゴドフリーがニヤリと笑いながら言った。「我が血盟騎士団は安泰だ」

「いやいや。アスナにはぜんぜんかなわないから」

 本当にアスナには何一つ勝てない。あの剣技も容姿も身のこなしも頭の良さももう、何から何まで全部、彼女にはまったくかなわない。僕は彼女のようになりたいと願って、現在いろいろ観察中だ。

「ご謙遜、ご謙遜。ゴドフリーのアニキより役に立ったよ」

「待て、アラン! だいたい貴様がトラップ解除に失敗したからあんなことになったんだろうが!」

 ゴドフリーがアランの頭を掴もうと手を伸ばすと、慌ててアランは逃げ出した。

「そうそう捕まってたまるかっつーの」

 全員で笑いながら迷宮区を出た。

 まぶしい夕日が僕たちを照らした。

「さーて。明日はきっとフィールドボス戦。その後は迷宮区攻略だな。それに新しいギルドハウスの金も稼ぐぞ」

 ゴドフリーが大きく伸びをしてから太陽に吠えた。「がんばろー!」

「おー!」

 と、答えたのはアランだけだった。「みんなノリが悪いなあ」

(いやいや。ゴドフリーのノリについていけるのは君だけだから……)

 僕は心の中でクスリと笑った。

「コー。ギルドハウスで思いついたんだけど」

 僕の右隣で歩いていたジークが耳元で囁いてきた。「お金ためて、私たちだけの家を買おう」

「え?」

 僕は少し驚いて右上を見上げた。ジークは頬を赤く染め優しい笑顔を浮かべて僕の左肩をぎゅっと抱き寄せた。

 嬉しい。それはとっても嬉しい提案だった。

「うん!」

 僕はジークの腰に手を回して抱き寄せると、体を彼に預けるように寄り添った。

「セルバン! 壁ーーーっ! 壁はどこだーーっ!」

 後ろから聞こえるプッチーニの声がなければ、とてもロマンチックな夕日なのに。僕は笑みをこぼしながら頬をジークの肩にこすりつけた。




ブラックバイス「壁ー。壁はいかがっすかー。黒くて分厚くて固くて殴るには最適だよー」

血盟騎士団の日常編です。しばらく、こんな閑話が続きます。
すっかり安定のコートニーとジークリードをお楽しみください。

しかし、この陰で……サチィィィィィ!(TT) 

しばらくこんな蜜月風景のお話が続きますが、お見捨てなきようによろしくお願いします。

-----御礼-----
みなさまのおかげで日間ランキング5位になっていました。本当にありがとうございます。
お気に入りも100件突破。
これからちょっとTSから離れてしまいますけれど、今後ともよろしくお願いします。

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