努力家は転生後もモンハンを愛す   作:ユーザーです。

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 前の話の内容がどうも薄い気がしてならなくて次の話を書きました。

 どうにか場面を動かそうとしてるけど・・・承辺りだからグイッと曲げるわけにもいかないんだよなぁ。

 オリ主があまり動かないであろう所は基本カットか会話の裏で流してたりするので、そこのところどうかご注意下さい。


21話 馬鹿とスライムと竜と罪悪感を添えて

 

 あれから数日過ぎた。

 

 オーガたちは自分から職についた。軍事系もいたしオレは少しずつ警備の範囲を譲歩していた。

 

 変わりに範囲を森の外に向けたいが、そうも行かないのが現状だ。

 

 リムルの登場にオークロードの存在、オレが復活したことによるスターターの進出と波乱の状態が続いている。盤面が落ち着くまで、警戒を解くわけにはいかない。

 

 そんな中でいくつかの情報が入ってきた。

 

 まずは森の勢力の動きでリザードマンが他のゴブリンの村と同盟を結んでいるそうだ。これはオークの動きを知っての動きだろう。

 

 そしてオーク関係でもう一つ、オークの群が1つかわからないが食い荒らされていたらしい。補食痕的にイビルジョーが犯人だろう。そして痕跡的にスターターの端っこの方に行ったそうだ。

 

 次ににライダーの村が負けたとのことだ。

 滅んだとのことではなくモガの村に逃亡したそうだ。戦死者が18人と21匹が亡くなって、91人と43匹が大怪我を負ったそうだ。

 

 そして最新情報がリザードマンの使者がこの村に来たそうだ。

 

「出迎えご苦労!お前等にも、我輩の配下に加わるチャンスをやろう。光栄に思うがいいぞ!!」

 

 う~ん。難ありだな。

 

 確かに、普通の個体やオークよりは強いだろうけどオークロードには敵わないだろ。

 

「そうそう、ここに牙狼族を飼い慣らした者がいるそうだな。そいつは、幹部に引き立ててやる。連れてこい!」

 

 んー、上から目線で力量を見極める力がない、情報収集不足。失格!

 

 と、言っても他陣営との同盟ってのは一緒に戦える以外の利益もあるから一概に跳ね返すわけにはいかないんだよな。

 

『リムルが出る?』

 

『・・・念話か、そのつもりだぞ。』

 

『気をつけてね。コイツ、作法をしらないし力は歩けど力を見極められない、情報の価値を知らないの3コンボだからね。』

 

『───』

 

 あ、それどころじゃなさそう。ぬいぐるみなら絶対ならない感じになってるぞ。

 

「えっと、ここの主は俺なんですけど・・・・・・」

 

「はあ?過当なスライムが?冗談を言うな。お前等の主は心が広く、ユーモア溢れる者なのだろうな。」

 

 ユーモア溢れるだとよ。

 

 はぁ、種族であれ出自であれ才能であれ、何かしらに溺れてる奴ほど愚かな奴はいないよな。

 

 見てられない。離れよう。

 

 

 ・・・・・・

 

 ・・・

 

 

「お、いいところに。」

 

「オーグ。どうした?」

 

「オークの大まかな数と行動なんかを伝えにな。」

 

 オーグによると、総勢十八万程度の軍事で五万の陽動隊と一万程度の別働隊が三つ、その他十万の隊に分かれてるそうだ。

 

 「死を恐れずに前に進み、全てを喰らう軍団。」とのことだ。特徴的にオークロードだろう。

 

「人間であれ魔物であっても魔王でも、それぞれの道徳がある。」

 

 オーグが続ける。

 

「群れであれば周りとの関わりが生まれる。そこから感情、倫理観が生まれるんだ。罪悪感もここから生まれると言っていい。」

 

「───」

 

 これは己への反省の意もあるのだろう。オレはよく哲学的な話をしていた。生物を学んでいて、ゲームをしていたら必ず死と関わることになる。

 

「オークたちには罪悪感がなかった。限界に達していて『こうするしかなかった。』と思っていても、罪悪感を消すための自己防衛からそう思っているだけだ。」

 

 オレがよく話していたからこそ、オーグも考えるようになったんだろう。『死んだら人間や普通の生き物、自分はどうなるのか?』

 ここで指す〝自分〟は人格のことだ。今思考している自分はどうなるのか?と。

 

「数体は罪悪感がある奴がいた。恐らくそのどれかがオークロードだ。責任をリーダーが背負っている。責任転嫁なんてのじゃない。オークロードを信じているからこそ罪悪感がないんだろう。」

 

 人の命を深く知っているからこその言葉だろう。

 

 そして、オークロードはそれをさせている故の罪悪感だろうな。

 

「それで、どうする?」

 

「可哀想だから無視するかってか?まるで人は自然を越えてると思ってる奴もいるかもだが、人も自然の一部に過ぎない。

 ・・・ただ、方針はリムルに任せるつもりだ。表立って動くつもりはない。」

 

「ま、そうだろうとは思ったよ。

 ついでに、俺はちょっとカムラの方に行ってくるから戦闘メンバーから外しといてくれ。」

 

「わかった。帰ったらアトラル・カとイブシマキヒコのことも教えてくれよ。」

 

「あぁ、その二体は大丈夫だろうけどな。じゃ、行ってくるぜ。」

 

「行ってらって、やっぱ速いな。」

 

 オーグは絶対に世界最速だと思う。最低でも光の速度だろう。

 

 盤面の土台は見えてきた。

 

 後は、裏に誰が潜んでるか・・・





 着々と物事が動こうと進んできている。

 主人公を理系にしたのは間違っていたのかもしれないと思っている今日この頃。(自分が文系だから理系、特に生物学の専門知識を使えないから。)

 最後の方のフェルの心情描写はカッコでズラッと埋めるのはちょっとあれだと思ったから入れました。

 こんな事を思っていながら動物虐待ゲームをプレイできるのはゲーマー魂でしょうか?自分にもこんなゲーマー魂があるのかもしれない・・・
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