前回が9/19か・・・長いけど、思ってたより経ってなかったと思ってしまった・・・
事後処理の話が後1話あります。その後スターターの話を挟んでからドワルゴンへの招待でリムルと合流します。
残念ながら、ミリムはまだ出てきません。
今日中にカネザネの話も投稿します。
後二週間後くらいに旅行の形ですが、ハワイに行くのでそれまでに5話くらい投稿したいところ・・・
戦いは終わった。
だが、それは本当の終わりじゃない。
縄張り争いに勝利し、その土地を支配する権利を得ただけなのだ。
国としてはここからが始まりなのだ。
「アジアの植民地となった国々が独立戦争に勝ったことで満足して主導権をまた渡すなんて馬鹿なことはしないでしょう?」とカネザネはよく言っていた。
スターターの性質は帝国に近かったから最初の頃は侵略戦争をよくやっていた。その時に言われたものだ。
戦うには戦うだけの意味がある。
兄の文麿を通してだったらしいけど、資源を確保できなくなってきてるから国命維持の為にも戦争(大東亜戦争)を行うべきだと進言したそうだ。
リムルの場合は放っておけば自分の仲間も危険な目に遭うから戦ったのだろう。
人間とはちょっと違うから戦後処理は死体処理くらいだけど、リムルは名付けとかいう戦後処理で忙しそうだな。
「お父さんッ!」
今オレは親子の感動の再開を5mくらいの距離で見ている第三者だ。
オオナズチの能力を使ってるからリアルで存在感は消えて・・・覗きじゃないぞ!?魔力探知は使えるだろうからいることはバレてる。なんならオレが連れてきた。
「お母さんは?」
「───すまん、みんなを守ることができなかった・・・・・・」
「──ッ!子供は!?お母さんの、お腹に・・・赤ちゃんが・・・・・・」
「生まれた・・・とは言い難い状況だ。あいつのお願いで中から出すことにした。そろそろ1年経つんじゃないかってくらい長くいたのもあって出すことにした。」
1年?長いな。確か人間なら10~11ヶ月くらいだったよな?
「名付けはしたの?」
「いや、状態が不安だったからオーグという人物に預かってもらった。」
「フェダルーツ様、オーグさんは?」
ほら、気付いてる。
「村のゴブリナに世話を任せたそうだ。連れてくるか?」
ヲホドとトワ、セツナが目配せで確認し合う。
「お願いしよう。」
ヲホドがそう答える。預けたテントは聞いてるからさっさと向かう。
「おーい、オーグに赤ん坊を渡されたゴブリナはいるか?」
「はい、ここに。」
「お、わかってるね。行こうか。」
ゴブリナはオレの意図を読んで赤ん坊を連れて出てきてくれた。
「赤ん坊の様子はどうだ?」
「この子、凄いですね。お腹の中から出したと聞いた時は心配でしたが、呼吸もちゃんとできていて、欠損部位もないようです。」
「よかった。見た感じ、感染症も患ってないみたいだな。」
「ですね。戦場で出したので、一番心配していたんですけどね。」
まぁ、流石鬼王の血筋って感じだな。構造的には生物だから病にかかるとはいえ、基本的な身体の性能は高いからな。
そういえば、カネザネが法皇制度を考えてるとか言ってたけどどうなったんだ?鬼王がいると戦力として役立つんだけどな。
「っと、ここだな。入るぞ。」
テントに入るとさっき見た顔と一人いなかった顔が、七三分けの髪で七はオールバックで三は髪がなく露出している縫跡と火傷あと、この世界では珍しい洋服を腕や足を通す部分を和服のように大きくしたデザイン。歴史の教科書で見たことあるような配色だ。派手だから天皇とか藤原氏あたりだろうか?近衛家の生まれだから意識してデザインさせたのか、和服っぽい配色にしただけか・・・
「カネザネも来たんだな。」
そう、日本の戦後政策に最も影響を与えた出あろう近衛兼真だ(この世界の主人公の世界線において)。
「はい。今国内は緊張状態なのもあり私も無闇に動けない状態ですので結構暇なんです。」
「へぇ、カムラの方は?」
「長くなるので後で話しましょう。鬼王の話題に触れて法皇も気になってるんじゃないですか?」
「は・・・やっぱ敵わないな。」
「これもタイミングってやつですよ。」
その一言で会話に一区切りをつける。赤ん坊とは関係ない話しだからテントの隅で話していたから近づく。
「カネザネ様、名前を・・・つけて頂けませんか?」
「名前?いいですよ。そうですね・・・稔殿(としすえ)はどうでしょう?稔は成長、殿はそう呼ばれるくらい高位の立場や有名人になれるようにと考えました。」
「よくない出産方法でも成長していけるようにということですね。ありがとうございます。」
「大丈夫ですよ。急に魔素を送るのはよくないので少しずつ送ってるので成長速度は他と変わるということはありません。」
鬼王の名前はわかんないけど、
「さて、外で話しましょうか。」
「あぁ。」
鬼王についてです。
在位中及び崩御後の一般的な呼び方が鬼王です。
譲位したら上皇。現実ならば太上天皇を略して上皇ですが、情勢によって幼帝を即位させるとなった時や意欲のない鬼王が即位した時の対策としての院政を行わせるために王より上の皇としました。
出家したら法皇または院。院はこの世界におけるカムラが建てた和風教会のことです。この世界では最近院政が行われていなかったのもあって教法を学んだ上皇である法皇とよく呼ばれることとなっていました。