国家行事とでもいうのだろうか。王であるオレが復活したということを正式に諸外国に伝えるための式典だ。神王が封印から解放され復活したことを祝う儀式をまとめて神王解復の祝議だ。
「この国が建国され4659年経ちました。2ヶ月後には建国4660年となります。建国を神王陛下と共に祝える
今はカネザネが始まりの挨拶をしているところだ。
建国記念はオレがいた時は大きな祝い事はやってなかったが、国としての規模と暦が大きく、長くなっから周りへ威光を示すために行い始めたんだろう。
今回スターターに戻った理由は正直言ってこれのためだけだ。
ミリムが魔国に来てるから会いたかったんだがな・・・まぁ、ミリムにも色々あったみたいだし覚えてるかわかんないのが悲しいな。
昔、オレが封印される以前は良く遊び相手になっていた。ミリムからしたらなかなか壊れないし張り合いがあったことだろう。もちろん日常的なこともやることはあったが、身の回りの世話はメイドらしき人がほとんどやっていたのでミリム自身の相手をすることが多かった。
「───星に導かれし人々に神の加護があらんことを・・・
星暦4659年、天承5年我らが神たる王が解き放たれ復活したことを祝福する。」
星暦、スターターは基本的に星として略されることから
ちなみにスターターでは星王暦というのもあり、これはヴェルダナーヴァの死を紀元として考えるもので世界でも基本的にこれが用いられる場合が多い。スターターの建国暦同様に星が入っているため、星暦を万変暦という呼び方もある。
他にも鬼王の即位を基準とした神皇暦、学者が世界規模で時代区分したファゾム暦なんかが使われている。
「・・・さて、私からの挨拶はこれほどにして今回は鬼王陛下が挨拶に参りましたた。」
「ふざけんなー!」「不純血統が!」「ハズレ血統ー!」
うっわ、なんとも当たりが強いことだな・・・
まぁ、カネザネも酒呑童子も承知の上での即位だろうけどな。
「和国、スターターに降りて4000年が過ぎたと思えば既に4066年過ぎようかとしている。神皇帝が治めし時は帝国との戦乱の時代であり、神王陛下と共にある国事は初となります。今回、出席出来たこと、有難い次第です。」
最初の鬼王が即位した時は酒呑童子の経歴の問題で帝国との戦争が始まっていた。スターターは宗主国に当たるため戦争に参加せざるを得なかった。こんな状況だったから祭り的なことはなかなか行えなかっった。
「確かに朕は先帝まで続いていた血統とは離れています。」
鬼王はあっても一人、長くても三人を挟んでまで即位していた。その三人の例でも男性が鬼王から続く血統なのは前提として、女性側である妻が鬼王直系だったため女帝として一度即位してもらってからの即位となった。
今回の即位に不満が多いのは鬼王の血統であるか怪しいからだ。157代円融鬼王から分かれた血統とされているが、円融鬼王自体女癖の悪い鬼王として知られており先帝までの血統は4歳離れた姉との血統であった。
円融鬼王→(神野)正良→神野(→長祚神宮)常康→長祚神宮伊周→房仁→弘時→今上鬼王の流れになっている。
正良が(神野)ってなってるのは神野氏を名乗り始めたのは次代であって活躍した時期とは外れることから()になっている。2代目はのちに()の氏に改名したということ。
2代目から朝廷の官職に就くようになった。氏を変えた辺りで朝廷への取り込み、鬼王血統の保険としての役割を担い始めたんだろう。4代目には先帝、165代崇徳鬼王の内親王と結婚が発表された。その間に産まれた子供が今の鬼王ということになっている。
「しかし、現在の王位継承については上皇の意を伺って、それを摂関及び太政大臣(摂関を除いた朝廷における最高官職)、カネザネ様、特例においてのみ教皇によって擁立されています。3年の空位と混乱をもたらしましたが、様々な観点と前例、後光明鬼王継承規範に基づいて朕へと王位が継承さた。」
鬼王継承規範ってのは基本的に◯◯鬼王継承規範という名で登場して何かがあった時の鬼王が提唱した鬼王の王位継承に関する基準だ。
今回においては上皇不在、摂関はカネザネだったから先帝在位中の存命の関白土御門信忠と司宮嗣房と太政大臣飛鳥孝徳、特例で将軍村上成明、カネザネ、特例で教皇と法皇が行った。
「朕も鬼王の正式な血統であると朕の余命数十年で星人に、神王に認められるよう精進して見せましょう。初代、10代、15代にしか使われていない神の文字を諡号に使われるように、朕が光へとなれるようにしてみましょう。」
んー、ガヤの方がうるさいな。
カネザネの計画はどうなってるんだろうか?どんな歴史を想像して、どう行動して行くつもりなのか・・・なんか反乱でも起こって壊れないか不安だな・・・
もう1話祝議を挟んだあとにドワルゴン訪問。その後リムルと合流の流れになります。
内容の進みが遅いですが、所詮ssってことで御慈悲を頂けたら・・・といった次第です。