努力家は転生後もモンハンを愛す   作:ユーザーです。

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 前回の投稿から一カ月ちょっとという期間が過ぎていました。これに対して自分は「そんなもんか」と思ってしまいました。

 こんな風に呑気にしているとすぐにワイルズが発売してしまうでしょう。そうなった場合はスキルの中に新たなモンスターが生まれ、同じ世界の転生者から話しを聞くことでしょう。


39話 死を身に付ける狼

 

 剣と剣、鋼同士がぶつかる音ではなく鎖のじゃらじゃらという音が支配している。

 

 モルフェが使っているのは鎖の剣。よく見るチェーンソードより鎖要素が強く、剣と言うより鞭のようだ。

 

 正面は太刀で相手して巻き付けるような攻撃は龍風圧で受け流す。

 

 モルフェは攻めあぐねている。攻撃力の高い刃物とはいえ振りやすいように軽いんだろうな。

 

 オレは攻めることなく仁王立ちで相手している。実際は将軍様が力を解放してるから結界の維持に集中してるだけだが・・・

 

『古龍でなければ感じることのないものだろう。風も自分かのような、風に意識が持っていかれるような』

 

 何てクシャに冷やかされたが確かにそんな感覚だ。自然そのものとされる古龍ならではの感覚だ。

 

 自分自身が古龍となってるから言えることだが、自然そのものと言い切れない何かもある。それはこの世界がモンハンの世界じゃないからかもしれないが、古龍が未解明な理由かもしれない。

 

 未解明度で言えば目の前の狼もそうだ。役職というのはオレのモンスターと同じくスキル由来のものなのか、スキルの一部貸し出しだったり究極贈与(アルティメットギフト)のようなものなのかもしれない。

 

 オレたちには役職の能力は〝キル〟しかわかっていない。オーグのシリアルキラーは殺人欲求が生まれ、キルを魂を削って何回でも発動出来る。こういうのがモルフェにもあるかもしれない。

 

「ウザい風だな」

 

 モルフェと目が合う。少し脱力して鎖剣を振るおうとする素振りもない。

 

 嫌な予感がしてクシャを前面に出して部位変形をして翼を出して飛ぶ。

 

 するとオレがいたところに別個体の大物が尻尾突き刺しをしていた。これがこいつの特殊能力だろうか?

 

「二体とも出すことになるとは思わなかったぜ」

 

「将軍様が力を使ってるからオレは暴れたくないんだけどな」

 

 オレの防具は最初ので胸部分が抉れてる状態だ。だから防御を固めるためにもクシャの鱗も前面に出す。

 

 翼を仕舞って大物に掴みかかる。モルフェが鎖で邪魔しようとするが大物を肉壁にして守る。大物は咆哮とは違う悲痛な叫びを上げる。将軍様の方を横目に見ると頭部の鱗は抉れ、浮遊する目は数が減っている。でも悲痛な叫びはしていない。モルフェのスキル由来かもしれない。

 

 何てことを考えながら大物を掴む手に龍属性を纏う。それも効果があるようでそのまま手をめり込ませて体内で風を起こして粉々にしてしまう。それは血じゃなくて光となってモルフェの元へ戻る。

 

「一匹いなくなったがどうする?」

 

「・・・・・・」

 

「黙っちゃった」

 

 わざわざ出てこなければオレが幻影を解いた時にあやふやになってたろうにな。

 

 とうろうにんぎょう・・・どんな字だろうな。

 

『恐らくだが套狼人形ではないか?今あいつは大物を纏ったように見えた』

 

「詠唱終わりました!」

 

 ~後村上法皇 side~

 

 神王様が壁となる嵐を起こしたから力の一部を解放する。さっきの通りなら目は尻尾攻撃のために堅くなってるが他はそう堅くない。この状態なら八卦でぶっ飛ばせると思うが、神王様の防具がかなりの損傷を負ったからな。油断せず蹂躙しよう。

 

 目が静かに我を囲んで光線を放つ。鬼王の力を解放した際に外に出きれずに身体に溜まった残りカスを紫電に変えてそれで相殺する。

 

 踏み込み、ドラゴン顔を殴り飛ばすと軽々と甲殻が壊れた。追撃のために少し飛んで上から抑えつけると目をクナイのようにして突き刺してくる。

 

「お前にはまだ当てないつもりだったんだがな」

 

 再び紫電を使うと目は力を失ったようにポトポトと落ち、本体も脱力する。

 

「紫炎よ」

 

 脱力しているところを容赦なく炎に包む。大物はしばらく動かなかったが息を吹き返したように動き出す。炎に包まれたまま掴むのに適してない前脚で縋るように掴もうとして来る。

 

 動きは早くない。少し下がるだけで避けられる。数回繰り返すと力を失ったようにズルズルと地面に落ちる。かと思えばバク宙のような動きで尻尾攻撃をしてくる。さっきよりは早いが尻尾を殴って防御すると目が3つくらい崩れた。

 

 負けることはないと思っていたが想像以上の弱さだ。腰に携える二つの刀のうち短い方を抜いて首を切る。

 

 これで終わりではなくそれでも動き光線を放ってくる。刀は邪魔なので仕舞って大物に手を添える。

 

「使わなかった分ももらってくれよ〝雷鳴八卦〟」

 

 今度こそ大物は動かなくなった。神王様はまだ戦闘中で詠唱もまだ続いている。

 

 ~フェダルーツ side~

 

「詠唱終わりました!」

 

「やっちゃっていいよ」

 

 モルフェは脱力状態で黙ったままだ。どうせなら見てて欲しかったがいいだろう。

 

 見上げるとエクリプスメテオみたく謎の穴から隕石が落ちてくる。違う点と言えば穴の先は星空でメテオは青白く幻想的な雰囲気がある。

 

「は、はははは・・・ま、さか、二体・・・・・・とは、な」

 

 ゆっくりモルフェが立ち上がった。かなり疲弊してそうだ。

 

「まさか鬼王が出て来るとはな・・・リンクしていたせいでやけに体力が削がれてしまった」

 

「あの時弱いと感じたのはそれか」

 

 将軍様には納得する部分があったそうだ。

 

「嗚呼、メインの個体は取れなかったし大損だ。だが、誰が護衛にいるのかは確認出来た。今日はこのくらいとしよう」

 

 力なく倒れてたのは何だったのかというほどさっきの面影がない。なんて思ってるとモルフェが姿を消した。

 

「逃げられたな」

 

 そういうと幻の月が地面に吸われるように消える。

 

「ですね。折角のルナファントムにも反応しませんでしたね」

 

 よくわからん奴を二体倒しただけで終わった。情報を取られただけな気もするが、一応これで安全確認が終わった。





 自分は下書きと投稿を行うデバイスが何故か別々になっていてアプデかバクか投稿のデバイスに下書きを送れなくなっていました。

 まぁ、何故か別々だったのを同じのにしたわけですが、パスワードがぐちゃぐちゃでどれが何か忘れてたからです。

 絶対メアドからパスワード変更が楽なのにこの話は約2000文字を写しました。

 うん、馬鹿だ。
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