ウォズ「おや?またお会いしましたね。これは偶然かはたまた必然か。とにかく、ここで再び会ったのも縁と言うことで我が魔王の世界とは少し違う世界の話をしましょう。少し長くなってしまうかもしれませんが、聞いてくださると幸いでございます。」
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この世界には異形達がいる。神話に出てくる生物や神等が存在し、あらゆる場所に蔓延っている。そして、神器というものも存在し能力は様々。物を作る能力から実際に武器として使えるもの。果ては神すらも殺せるという異能まで存在する。そして、日本の表向きは何の変哲もない平和な町、駒王町に住んでいるある少年もその異能を所持していた。少年の名は兵藤一誠。本来ならば物語の主役となり世界を救う英雄となるはずであったが、それはある転生者によって奪い取られた。本来なら宿ったであろう神滅具『赤龍帝の篭手』も奪われ単なる非力な少年に成り下がるはずであったが、幸か不幸か神滅具すらも破壊できる力を持っていた。
1つは
それもそのはず、これらの神器は単体では意味をほとんど成さないが、全てを揃えていれば世界など簡単に破壊出来る力を得る。本来ならば、1人1つしか持てない筈の神器を4つ持つというイレギュラー。兵藤一誠は兄であり転生者である、兵藤正樹にこの力を見せてしまった為、家族であった者達から拒絶され僅か5歳で追い出されてしまった。
少年は涙が枯れ果てるまで泣き続け、幼少ながらも死を決意した。
イッセー「なんで…。なんで僕がこんな目に…。超能力が使えるようになったから見せただけなのに…。なんでこんな…。もう僕は要らない子なんだ…。このまま死ぬしかないんだ…。でも…。北欧って所のオーロラを見てみたいな…。」
少年がそう呟くと、オーロラカーテンが開かれ少年を導くように北欧へ転移させた。
イッセー「うわぁ…!これがオーロラ…!綺麗…」
少年は初めて景色に感動した。だが、本来なら家族と共に来て感動を共有したかった。そう思うと自然と涙が出た。捨てられた事に対する強い悲しみが涙を流させた。
イッセー「うっ…。うっ…。お父さん…。お母さん…。」
???「…ねえ、君。どうして泣いてるの?」
イッセー「え?」
少年が振り向くと、そこには少年と同じくらいの歳の長い銀髪の少女がいた。少女はたった1人で泣いている少年に不思議に思った。親や兄弟も近くにいる感じでは無く迷子になったようにも見えない。
イッセー「君は…?」
少女「私はロスヴァイセ!将来はばあちゃんみたいなヴァルキリーになるの!」
この出会いは将来、頼れるパートナーとの出会いであった。