全てを破壊する元主人公   作:ぺへ

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9話(真実と侵略)

小猫「ここは高台…?何故…」

イッセー「それは俺が連れてきたからだ。」

子猫「っ!私を連れてきてどうするつもりですか?」

イッセー「なに、あるやつの頼みを聞いただけだ。」

小猫「頼み…?」

 

イッセーがオーロラカーテンを開くと塔城小猫…否、白音には見覚えのある者が現れた。着崩した着物に黒い猫耳。彼女の姉でありリアス・グレモリーの眷属となった原因である黒歌だった。

 

小猫「く、黒歌姉様…!」

黒歌「…久しぶりね。白音。」

小猫「な、何故…?何故、兵藤一誠と一緒に…」

黒歌「私がお願いしたにゃ…。この世界の最後は白音と一緒に過ごしたかったから…。今から、昔話をしてあげる。昔、ある所に姉妹の猫又がいました。…」

 

そして、黒歌は自身がはぐれ悪魔となった話を白音に聞かせた。主であった者が黒歌との約束を破ったこと。妹を守るために主を殺したこと。そのせいで、はぐれとなった事。イッセーとロスヴァイセも静かに聞き、話が終わると白音は膝から崩れ落ちた。

 

小猫「そ、そんな…。わ、私の為に…?そ、それなのに私は姉様を…」

黒歌「ごめんね、白音…。私はあなたを守るためにやったのに、結局は傷付けただけだった…。こんなんじゃ、お姉ちゃん失格にゃ…。」

小猫「いえ…。何も事情を知らなかった私が悪いんです…。それなのに…。姉様…」

黒歌「…兵藤一誠。ありがとにゃ。最後に妹と仲直り出来て、私に未練はないわ…。まあ、欲を言えばもう少し、白音と一緒に過ごしたかったけどね…。」

小猫「姉様…!お、お願いします!こ、この世界を救ってください!」

イッセー「もう、時間切れだ。あそこを見ろ。」

 

イッセーとロスヴァイセの見ている方向へ目を向けると、学園の方の空にヒビが入っている。白音は注意深く見つめると、そのヒビはだんだんと大きくなり、やがてガラスの様に砕け散ってしまう。一瞬、万華鏡の様な物が見えたが、そこからゴキブリの様に大量の機械生命体が流れ込んでくる。

 

小猫「あ、あれは…!」

黒歌「白音、知っているの?」

小猫「は、はい!兵藤一誠さんに未来に連れていかれた時に見ました!」

ロスヴァイセ「機械生命体…。ExE(エヴィー・エトゥルデ)という世界から来た侵略者です…。そして、悪神である機械生命体の王の力は、無限と夢幻の力を遥かに凌駕します…」

黒歌「そう…。私達はアイツらに殺られるのね…」

イッセー「殺られるのは三大勢力のみだ。お前たちが死ぬことは決してない。」

小猫「な、何を言っているんですか…?無限と夢幻よりも強い者たちに勝てるはずありません!」

イッセー「ああ。そうだな。だからこそ、この世界を破壊する。」

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