とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのはVivid編)。   作:SUN'S

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第15話

¬月∨日

 

早朝、やはりと言うべきなのか。

 

私とストラトスさんの予想以上のことを菱木さんはやってのけた。高町さん達に触発されて本気を出すかと思ったが、エレミアの神髄に似たものを使ってみせたのだ。

 

彼女と出会う前だったらでどうやったんだと問い詰めに行っていたんだろうが、菱木さんを見ていると何でも出来るように見えてしまう。

 

そんなことあり得ないと分かっているけれど、ストラトスさんも「確かに理子さんなら予想外のことをしても可笑しくありませんね」と笑いながら肯定してくれた。

 

しかし、あの技は本当に何なのだろうか。

 

私と同じ疑問を持ったキャスターに質問され、ナカジマさんに助けを求める菱木さんに萌えを感じながら「これを、パパを使った…」と極悪そうな顔面の付いた剣を見せてくれた。

 

なぜか「俺様を手にして、お前は何をする?」と渋くてかっこいい台詞を言った。どことなく無人世界で見たウルトラマンに似てるけど、それなりに違っているようにも感じる。

 

¬月Ы日

 

高町さん達の過去を知るために図書館に行って来たのだが、私はベルカの歴史に詳しいということでナカジマさんに参加させられた。

 

私は高町さん達の過去を悲しいと感じながらも再び出会えた奇跡に驚いた。いつかきっと会えると信じていたと言われれば納得できる。

 

それにしても高町さん達の先祖はすごいな。

 

私の知らないベルカの歴史もあれば知っているのに違った視点の歴史を知れた。なにか高町さん達にプレゼント出来れば良いのだけれど、明らかに渡しちゃいけないものを買ってしまった。

 

なんでギャラクシアン・エクササイザーを買ってるんだよ。普通に考えたら可愛いものとかお菓子とか買えば良かったじゃないか…。

 

そんなことを考えながらナカジマさんに相談し、わりと需要のあるものとして引き取ってもらった。あとでお菓子の詰め合わせを渡そう。

 

まあ、私が買ったものではある。

 

しかし、こうも大きいと余計にスペースを使うから引き取ってもらえて本当に良かった。もしも断られていたらナカジマさんにジム経営させようかと考えていたけど。

 

そうならなくて本当に良かった。

 

¬月∥日

 

ほとんど無関係なのにSt.魔法学院の学園祭に呼ばれたのだが、なんだか昔を思い出して悲しくなってきた。なんで私は独り身なんだろうか…。

 

そんなことを考えながらナカジマさんに連れられ、高町さん達の出し物やストラトスさん達の出し物を楽しみつつ、五人に成長した姿を見てくださいと言われた。

 

私とナカジマさんを相手にするつもりなのは分かったけど、菱木さんに教えたのって効率の良い身体の動かし方とかよ?

 

そう訊ねれば「あなたに私の本気を見せる」なんて凄まれ、ちょっとだけ期待で胸が膨らんだ。あの菱木さんがストラトスさん達と同じように私とナカジマさんを目標にしてくれている。

 

すごく嬉しいけれど。

 

私は五ヶ月ぐらいベルカ遺跡の見つかった無人世界に出張しないといけないのよね。だから、私が帰ってきたときに勝負をしましょう。

 

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