とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのはVivid編)。 作:SUN'S
Д月А日
私の九つの必殺技とジルの一つの必殺技を組み合わせれば最強の九撃一殺は完成する。勿論、それを習うのも習わないのもベルリネッタさんの意見次第だが、私は受けてほしい。
そんなお願いを溜め息を吐きながら受け入れてくれたベルリネッタさんのために今の十倍は過酷なトレーニングを加えてあげよう。
またしても逃げようとするベルリネッタさんを捕まえる。まったく私から逃げられる分けないじゃないかと説明しながら技を教える。
しかし、最近の選手は目先の派手さばかりを気にしている。私達の育てたベルリネッタさんは剥き出しの武術その物だ。
それに準ずるかのように現れたレヴェントンさんもまた武術の才能はすごかった。ひた向きに努力するタイプは才能を凌駕するが、彼女は武術の才能も持ち合わせている。
あれほど鍛えたくなる子は中々いない。
私の言葉に突き動かされたのか、それとも幼馴染みに負けたくないのか。どちらかは分からないが、ベルリネッタさんもやる気を出した。
Д月〓日
今日は高町さん達とのスパーリングだ。
ウェズリーさんは春光拳にアレンジを加えながら、ティミルさんはゴーレムクリエイトを鎧に変えて、リナルディさんは抜剣の変則軌道を覚え、高町さんとストラトスさんは前進制圧を繰り返してくる。
しっかりと教えたことを守っている。しかも私を倒す勢いで攻めてくる彼女達の成長に喜びを感じ、ほんのちょっと本気で拳を振るう。
そんなやり取りを唖然と見つめるレヴェントンさんにスパーリングする?と聞けば「よ、よろしく頼みます!」と怯えながら言われた。
やっぱり、私って怖いのかしら?
しょんぼりとしながらナカジマさんに聞きに行くと「ピカーンって目が光るからじゃね?」と答えを貰ったが、気迫と眼力は必要なのよ?と言い返す。
だいたい、私が現役の頃は良く居たし…。
そう言ったらナカジマさんまでドン引きしたような顔で端末を操作している。いや、あの、ちょっと私の試合を探すのやめてよ。
Д月↑日
まさか私達の試合が『史上最強の拳士は誰だ!?』等と副題を付けられているのは知らなかった。
確かにジル達と骨肉を潰すよな戦いを繰り返したけど、私のストライクアーツは我流とか適当な事を言った解説は殴ると決めた。
私にもストライクアーツの流派ぐらい有るわよ。ほんのちょっとマイナーなのは認めるけど、我流って言うのは本当の達人しか到達できないものだ。
ナカジマさんも納得したように頷き、ジルのストライクアーツの性質がそれに近いことを話したら睨まれた。私は普通のことを言ってるだけなんだが?
そう思ったりしながらナカジマさんにレヴェントンさんのトレーニングメニューの組み替えと高町さん達の強化合宿の話を聞かされる。