とあるオタク女の受難(魔法少女リリカルなのはVivid編)。 作:SUN'S
∇月‡日
ようやく謝罪の集会を終えて、その学者と話し合うことになったのだが、なぜか学者の隣にナカジマさんがいた。これは、どういうことなのだろうか。
そんな疑問を抱きながらもナカジマさんの話を聞けば独断専行したのにも理由があるらしい。それも高町さんの体に関わる重要なことで、彼しか出来ないと言われるほど困難なものだそうだ。
私が聞いても良いことなの?
そうナカジマさんに問えば「まあ、ぶっちゃけるとベルカ遺跡の中でヴィヴィオの大事な物の一部が見つかっただけなんだよ」と言いながら化石のようなものを見せてくれた。
これが高町さんの大事な物なのかと困惑しながら学者に聞けば「これを解析すれば彼女の遺伝子と絡み合った鎧を切り離し、彼女の意思で自由に使えるようになるのだ!」と語ってくれるが…。
なんという胡散臭い喋り方なんだ。
∇月,日
早朝、なんとか地区選考会の応援に来れたと安堵していると黒一色のジャージ姿を着た女の子とぶつかった。彼女に余所見していたことを謝り、地区選考会の会場の場所を訊ねる。
どうやら私は反対の出入り口から来ていたらしく、彼女の厚意で会場まで案内してもらう。すごく親切な女の子だっていうのは分かったけど。
明らかに彼女の持ってるポップコーンのサイズがお一人様用のものに見えない。どこからどう見ても二人か三人ぐらいで食べるサイズだ。
まあ、私は人様の食事にケチつけるほど料理が得意な訳じゃないけれど、その量を一人だけで食べても太らないのは女として羨ましい。
私も高町さん達とトレーニングしてるから太ってはいないけど、そろそろ身を固めたいし、知り合いのし気遣いも辛い。
うん、わりと本気で泣きたくなってきた。
そんなこと悲しみを込めた言葉を呟きながら女の子の隣に座って高町さんとストラトスさんの活躍に続くようにティミルさんとウェズリーさんは問題なく終わったのは良いけれど。
最後に中央のリングで行われた菱木さんの試合に至っては一指拳で相手を吹き飛ばし、会場に驚愕と期待を与えた。
∇月↓日
それにしても彼女がチャンピオンだったなんて気付きもしなかった。私も高町さん達と眼鏡の女の子のリアクションにも驚いたけど。
彼女がジーグリンデ・エレミアなら話は早くて助かる。先ずは日を改めてベルカ遺跡での騒動を謝罪しないといけない。
そのためにもエレミアさんの住所を知りたかったんだが、まさかの住所不明な上に現在地も分からないとのことだ。
あの子はどんな生活を送ってるのかしら?と困惑しながらも目撃情報のあった森の中を歩いているとテントを見つけた。
私の想像よりも遥かに過酷な生活のようだ。まあ、とりあえず、お土産とトレーニングの合間に食べれるお菓子だけ置いて帰るとしよう。
明日もお菓子とお弁当を持ってこよ…。