世紀末転生ダービー伝説はちみー味   作:それがダメなら走っていこう

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某笹針師、登場。


ん~間違えちゃったかしらぁ☆

「シェイクが……上手く吸えぬ……!!」

 

「あははは、何やってんのさトレーナーwww」

 

トレーニングを終えたサウザーは

テイオーの勧めでジューススタンドで

蜂蜜硬め濃いめ多めのはちみーを頼んだのだが……

 

指をさして笑われてしまった。

テイオーは上機嫌でスキップしながら帰っていった……

仕方ないだろう!

 

これは申し訳程度に柑橘類果汁を入れてドリンクにした

ほぼ只のハチミツだろう!?

普通にストローで飲むのは無理がないか!?

 

 

「はあ……やれやれとんだクソガキ……

もとい、文字通りのじゃじゃウマ娘を弟子にしてしまった……

俺がお師さんに拾われたときはもう少し素直だったぞ……」

 

空を仰いだ、蒼天は抜けるように蒼い。

 

「次、もし弟子を取ることがあればそうだな……

もうちょっとお淑やかで……

大人しい優しそうな奴を弟子候補にしよう……」

 

とは言ってもテイオーだけで盛大に手を焼いている。

慣れぬ書類仕事というものも存外に面倒くさいし……

 

「ブスっといっとく~?」

「あわわわわ無理ですぅ!ごめんなさああああい!!救いはないんですかぁ~!!」

 

…………なんだあれは。

盛大に怪しい仮面の金髪の女が針をもって

気弱そうなウマ娘に絡んでいる……

 

「怖がらなくていいのよ!秘伝の笹針で『秘孔』をチョット突くだけだから!

そうしたら怪我、病気、メンタルケアに 強いウマ娘になれちゃったり!

ドーンとすごいパワーアップまで出来ちゃうんだから! ワォ、あんし~ん☆」

 

「待てえええい!! 秘孔って今聞こえたぞ!!

それしくじったら下手すると珍妙な悲鳴を叫びながら爆発するよな!!

逃げよ娘!!」

 

「爆発するんですかぁ!? ひえええ……!!」

前世の死因のひとつである。

流石に見過ごすわけにもいくまい

気弱そうな立派な胸部を持つウマ娘は逃げて行ったようだ……

 

「ああ……ウマ娘ちゃんが……」

 

落ち込む金髪仮面、赤のボディコンスーツに白衣というクッソ怪しい女。

 

「だ、大丈夫よお、ウマ娘ちゃんならちょっと失敗しても

やる気がダウンしたり体力が減少したりダメなコンディションになる……かもだけど……」

 

「秘孔を突かれても死なないのかよウマ娘凄まじくヤバいな!!」

 

神秘の生物過ぎるぞウマ娘……

 

「フハハハハ、新人トレーナーのサウザーだ覚えておけ!

それはそうと名をなのれぇ女!」

 

「奇跡の腕を持つ(自称)伝説的笹針師の

その名も安心沢刺々美よっ☆」

 

 

「というか、貴方新人のトレーナーさん?やけに秘孔に詳しいようだけど……」

 

「喰らったことは山ほどあるしな! 他人よりは知識があるぞ!」

 

そもそもに南斗の宗家たる鳳凰拳の伝承者が

敵対派閥である北斗神拳の秘孔というものに対して無知であるわけにはいかない。

何処を突けばどうなるかまでは完全に知らんが……

 

「世紀末病人が寿命と引き換えに剛力を得る刹活孔という秘孔が

太もものこの辺にあった気がするぞ…………

レースに勝てるようになる、とはそういうことではないか?」

 

世紀末病人がバスケと共に決めてくる……うっ、なんだこの記憶は……

 

「ギクッ」

 

「伝え聞くところによると解唖門天聴や新一という秘孔は

自分の意思とは関係なく喋りたくなる……

魅力的なウマ娘になれるとはつまりはそういう……」

 

「ギクギクッ」

 

「そして、北斗神拳に敗れ去り秘孔技術を奪われた西斗月拳の流派は針を使う、と……

北斗神拳に滅ぼされたと聞いたが……

あるいはお前、俺は天才だぁー!とかいうのが口癖の男には心当たりはないか?」

 

「あたし急用を思い出したから帰るわね!!」

 

「あっこら待て勝手に帰ってはいかん!

秘孔なんてヤバい技術をウマ娘にホイホイ気軽に使うんじゃない!!

……クソっ、逃げられたか、何という足の速さだ……」

 

安心沢刺々美……かつて南斗と北斗を行き来したアミバを思わせるな……

秘孔技術を弄ぶとは……要注意人物だ……警戒せねば……

おっと……いい加減にトレーナー室に帰って

トウカイテイオーのレースの出走用書類を作らねば……

このなれない書類仕事というのは存外に面倒くさい……

拳を振るっていた方がずっと楽だった……

 

憂鬱になりながらとぼとぼ帰路についていると

ウマ娘たちのうわさ話が耳に入ってきた。

 

「ねえ聞いた? 停学喰らったウマ娘の話……」

「聞いた聞いた、コクオウって黒鹿毛の娘でしょ? 

理想のトレーナーが見つからずにグレてケンカに明け暮れてるって……」

 

んんんんん?

どっかで聞いたような名前が出て来たぞ……?




これまたどこかで見覚えのあるオリジナルウマ娘。
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