一般中学生の俺が生徒会長になり無双する話   作:よるねこ

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何って生徒会長を一年生でやってるだけだが?

その後生徒指導室に呼び出され怒られたが、生徒会の立候補辞退は免れた。

 

生徒指導室を出ると文が待っていた。文は

 

「新聞部として、インタビューさせてください。」

 

と言った。むしろ好都合だった。

 

「喜んで」

 

 

俺と文のインタビューが開始した。

 

「じゃあ、インタビューを開始します。一応言っておくけど、このインタビューは記事にするからよろしくね。まず、加藤君が生徒会副会長を直前に辞退したらしいけど、あなたが一枚噛んだのよね?」

 

「ああ。生徒会選挙では、立候補者が定員以上の場合投票率にかかわらず投票数の多い人が当選するからね。定員の人数にするために交渉したよ」

 

「記事にするって言ったのにそこまで吐いてくれるのね。うれしいわ。じゃあ、次の質問ね。その作戦。つまり二人を落選させ自分だけが当選すると思ってる?」

 

「正直勝率は7、8割だと思う。2、3年の票がどうなるか。そこにかかっていると思う。文あんたはどう思う?」

 

「そこのとこは抜かりないよ。各学年30人ランダムにアンケート取って支持率とったよ。1年が100%、二年が33%、3年が86%、全体で73%、できるだけランダムにしたけど偏りもあるから実際どうなるかね。二年生はクラスメートや友達はどうしても指示したくないんでしょうね。あとアンケートは廊下で声掛けしたから噂立てられたくなくてって人もいるから実際はどんな結果になるのか楽しみね」

 

「仕事熱心だな。なんとかなりそうで助かったよ」

 

「じゃあ、最後に聞きたいんだけど、どうやって校則を変えるの?校則変更のルールを知らないわけないでしょ?」

 

「ああ。知っている。まず、生徒会内で案がだされて学級委員と生徒会を合わせた会議を行い2/3以上の賛成で可決。その後、全校生徒での投票が行われ過半数以上の賛成で可決」

 

「その後が聞きたいの。知らないわけないでしょ?」

 

文が聞く。

 

「ああ。校則の最終決定は校長が決定する。だろ?対策はある。だが、今ここでは言えない。手の内が知られたら、教員は対策を講じるだろう。」

 

「どうしても教えないの?」

 

「もちろん」

 

「記事にしなくても?」

 

「記事にしてくれるからインタビューに答えているからね」

 

次の日、彼女の書いた新聞が張り出されていた。インタビュー、アンケートの世論調査、事実がしっかりとそこには記されていた。

 

そして、選挙当日になった。その日の放課後

 

「なあ、どうなると思う」

 

「わかんねえ。」

 

「とっとと集計やろうぜ」

 

選挙管理委員会のメンバーは集計を始めた。異様なほど不信任が多い。問題は過半数の票が入るのか。そこだった。

 

 

次の日、選挙結果が出た。当選したのは俺だけだった。勝った。これで俺は自動的に生徒会会長になったのだ。

 

クラス内で歓声が沸いた。祝福と学校を変えてくれという願いを受けた。

 

「校則は絶対だ。文句は言うのは勝手だが、あんたが次期生徒会長であることは確定している。そこに異論はないが、仕事がある。副会長二名の選定だ。」

 

放課後、担任は俺にそういった。

 

「はい。もう決めています。二年は加藤先輩、一年は田中君でお願いします」

 

加藤先輩とは選挙前に交渉していた。生徒会選挙を辞退すれば副会長にするという交渉をした。交渉は簡単に成立した。内申点が欲しいだけの人だったので楽だった。

 

田中君に当選後話かけた。生徒会へのお誘いだ。

彼は最初断った。彼はクラスでもおとなしかった。利用するにはちょうどいいと僕は思った。だから誘った。学校で変えたいところはあるか?俺にはそれを変える力がある。だから生徒会にはいってくれと一押しすると、迷った後に、承諾してくれた。

 

そして、そのまま夏休みに入り9月になり二学期が始まった。

生徒会長としての一日目が始まった。ここから教員との戦争が始まった。

 

9/1給食の時間 俺は放送室で連絡をした。

 

「二学期生徒会長になりました。陽一です。先日公約に掲げた携帯電話の持ち込みの許可について連絡させていただきます。現在の校則では携帯電話での持ち込みができません。そのため、校則をかえる必要があります。そのための下準備をこれから行います。今日の放課後に生徒会会議を行います。可決されたときに明日、全校生徒で投票を行います。その時に賛成の投票をよろしくお願いいたします」

 

情報はそこまでださなかった。何の校則を変えようとしているのかを伝えていない。それでいいのである。まわりの憶測で広まるほうが話題になる。俺はそう考えていた。

 

生徒会会議室。各クラスの学級委員24名、生徒会会長、副会長合計3名、計27名で生徒会会議は行われる。

 

「欠席者はいないですね。会議を始めます。今回の議題は校則改定です。改定する内容は、校則の改定の最終決定は校長が判断する。ここを改定するようにします。改定内容は、校則の改定の最終決定は生徒3名、教員3名、校長1名で会議を行い多数決にて決定を行う。これに対しての意見、質問をお願いします。その後投票を行わせていただきます。では、まずご意見、質問ある方お願いします。」

 

「それでは、そちらの方お願いします。」

 

「3-4の斎藤です。構いませんがこの校則になったところで、校則の改変は不可能なのではないでしょうか」

 

「通常なら多数決の場合3-4のため負けることは否定できません。しかし我々生徒会を信じてもらいたいです。作戦の具体的な内容は教員がいますのでここでは伏せさせてもらいます。他にご意見等ございますか?」

 

その後多少の質問意見があったが、反対意見もなく投票は全会一致で可決された。

次の日に全校生徒に投票を行い賛成9割で可決された。

 

「私を酷使しすぎじゃない?」

 

文はそう尋ねた。

 

「なら他の人に頼んだ方がいいか?」

 

「まったく。でもあらかじめ言って欲しいかな。ジャーナリストは速さが命ですから」

 

「気を付けるよ。さてと、着いたな。校長室」

 

ボス戦だ。ノックをしてはいる。

 

「失礼します」

 

「失礼します」

 

「校則の改定案が通りました。こちらをご覧ください」

 

投票用紙とそれをまとめたデータを校長に渡した。

 

「なるほど。もし私がここで否決したらどうなる?」

 

「可決させます。否決する理由がありませんよね?多数決で勝っているのにもかかわらず否決するほど校長先生は弱くはないでしょう?」

 

「挑発がうまいな。しかし可決はしない。君は我々教員の敵だ。脅威になりえる。君の話は定期テストの時から聞いてる。君が天才ではないのであれば可決していたんだがね」

 

「わかりました。この校則はどんな手を使ってでも可決させます」

 

「私は可決しないと言ったんだ。脅迫でもするつもりかい?」

 

「うーん。そうですねえ。脅迫といえるのかわかりませんが、例えばデモを起こしたりとか?」

 

「この校則が可決されるまで授業にでないとか」

 

「子供の考えることだ。確かに君は革命家だ。この学校のナポレオンといっても過言ではないだろう。しかし君がその気でもその周りの人はどうだろう。中学には成績がある。それが低いと志望校に行けない可能性が高くなる。君の為に成績を棒にふるとは思えんがね。」

 

「学活、道徳、総合学習、全校集会などいくらでも成績の関係しない科目は山ほどありますよ。やってみますか?」

 

「わかった。但し条件を付ける。デモの禁止。行ったものは厳罰。これで手を打たないか?」

 

「悪くない折衷案だと思います。」

 

こうして校則が一つ変わり俺は一歩前へ進んだ。

 

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