普通の日常に輝きを   作:ルコルン

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|´-`)チラッ|ू´꒳`)チラッ(/ω・\)チラチラ

風邪ひくと思考が暗くなりますよね……えっ、そんなことないって?まぁ今回は翔斗くんの過去が分かる回になります。

それでは本編をどぞ(っ´∀`)っ


風邪とお見舞いと過去話

side翔斗

 

pipipipi

 

「朝か……起きなきゃな」

 

今日は平日の始めである月曜日。という訳で学校に行く準備をするために布団から出ようとした……のだが。

 

「あれ……立てねぇや。しかも、体がだるいな。とりあえず体温計を」

 

動きにくい体にムチを打って、リビングのにある体温計を取り体温を測る。

 

「うへぇ38度か。今日は学校を休むことにしよう」

 

善は急げなので、学校に電話した

 

「もしもし、1-Aの石崎ですが__________」

 

学校に電話をして、羽丘にいると1番信頼出来る人(俺の中でだが)にもGINEで休むことを伝えて安静にすることにした。もちろん伝えた人にはしっかりと口外禁止とは伝えてるよ。

 

 

 

 

 

 

sideりみ

 

先日、翔斗くんに言われたことが気になったので、翔斗くんと一緒に登校しながら聞き出そうと少し早く家を出てきました。少し前に翔斗くんの家を聞いていたので、前振りなしで行くことにしました。彼の家についてインターホンを鳴らすと、顔色が悪い翔斗くんが家から出てきました。

 

「お、おはよう、りみ」

 

「おはよう、翔斗くん。もしかしてだけど調子悪い……よね?」

 

「うん……朝測ったら体温が38度あったから学校は休むことにした」

 

「そっか。今日は一緒に行こうと思ったけど、また別日だね」

 

「わざわざごめんな。せっかく来てくれたのに」

 

「ううん、今は休むことの方が大事だからね。今日学校終わってから、お見舞いに行ってもいいかな?」

 

「ありがとうな、りみ」

 

「それじゃあ、私学校行くから、お大事にね翔斗くん」

 

「ありがと」

 

そう伝えて、翔斗くんの家を出た。

 

数十分後学校についてから翔斗くんが休むことを香澄ちゃんたちに伝えた。

 

「あれま、翔斗くん風邪ひいちゃったんだ」

 

「そうらしいの。今日は学校昼まででしょ?だから放課後お見舞い行くことにしたんだ」

 

「それなら翔斗にお大事にって伝えといてくれ」

 

「あっ、私もお願いしとこうかな」

 

「「私も〜」」

 

「行った時に伝えとくね」

 

こんなことを話してたら担任の先生が来たので全員席に戻り、朝のHRが始まりました。

 

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少し時は流れ放課後

 

私は授業が終わって翔斗くんの家に向かうことにしました。チャイムを鳴らしても反応がなかったので、そっとドアを開けて中に入りました。

 

中に入り、私が真っ先に向かったのは翔斗くんの部屋でした。

 

「翔斗くん、起きてる?」

 

ドアをノックし声をかけて確認したけど、反応がないので多分寝てるんだと思います。

 

「入るね?」

 

そっとドアを開けると、翔斗くんはぐっすり寝ていました。

寝てるってことなので、行き道で買ってきた食材たちを使って色々作ることにしました。

 

 

 

 

 

 

side翔斗

 

「暑っつい……いつの間にか汗かいてるし。とりあえず水とタオル……」

 

机の上に置いてある水を取ろうとしたら、部屋のドアが開いた。

 

「あっ、翔斗くん。起きたんだ」

 

「りみ!?いつから家にいたんだ!?」

 

「かれこれ30分前くらいからかな。勝手に入っちゃったけど大丈夫そう?」

 

「まぁ、あんまり良くないけど……今回は特例だぞ」

 

「良かったぁ。とりあえずお粥作ってきたけど、今食欲あるかな?」

 

「あんまりないけど、食べないと治らないもんな。ありがたく頂くよ」

 

そう言ってレンゲを持とうとしたら、りみに止められた。

 

「病人は安静にって言うでしょ?ほら、あーん」

 

これは甘えろってことか?

 

「そ、それじゃあお言葉に甘えて。あ……あーん。美味しいよ」

 

「良かったぁ。もうちょっと食べる?」

 

「も、もういいかな」

 

「そ、そう……わかったよ」

 

りみは少し悲しそうな顔をしながらお盆を置いた。

 

(危ない危ない。羞恥心で余計に体温が上がるところだった。というか、なんで悲しそうな顔をするんだ?)

 

「な、なぁ……りみ?」

 

「うん、どうかした?」

 

「お、お見舞いに来てくれて……その、ありがとうな。多分だけど、学校終わってから来てくれたんだろ?」

 

「ううん。大事な友達だもん。これくらいは全然構わないよ」

 

「……そっか」

 

大切な友達……か。今なら話しても大丈夫そう……かな?けど、その前に。

 

「そういえば、他のみんなが来たりとかはするのか?」

 

「花咲川の人は私だけかな。羽丘の方はわかんないかな。誰かに伝えてたりする?」

 

「一応1人だけには伝えてる。もしかしたらその子が“ピンポーン”……んと、誰か来たな。玄関行ってくるから待っててくれ」

 

「う、うん分かった」

 

俺はマスクをつけ、玄関に向かった。

 

「はーい……っとつぐみか」

 

「翔斗くん。風邪は大丈夫そう?」

 

「朝よりかはマシになったかな。ってか羽丘も今日は午前中だったのか?」

 

「その言い方的に、翔斗くんの学校も……」

 

「あぁ。うちの学校も今日は午前中だったんだ……ってかここで長話するのもなんだから中入って?」

 

マスクしてるから伝わりずらいけど、極力わかるように笑顔を見せた。

 

「う、うん。そうさせてもらうね」

 

そう言われたからつぐみを家にあげ、部屋の中に入れた。

 

「つぐみもお見舞いに来たん……だよね?」

 

「うん。りみちゃんに先を越されてたのはびっくりしたけど」

 

「翔斗くん、もしかして翔斗くんが伝えたっていう子は……」

 

「お察しの通り、つぐみだ。誰かに言ってなかったら羽丘でこのことを知っているのはつぐみ1人……のはず」

 

「だ、誰にも言ってないよ」

 

「そりゃ助かる。こんな姿見られたらみっともないからな」

 

今までの俺ならこんなこと言わなかったのに……とも付け加えて言った。

 

少しだけ気持ちを落ち着けたあと、俺は口を開いた。

 

「2人には俺の過去を話してもいい……かな?」

 

2人は驚いた顔をしてたけど、すぐに頷いてくれた。

 

「それじゃあ話すね。あれは小学4年生くらいの事だったかな……」

 

 

 

 

 

 

俺には幼馴染がいた。

その子の名は青樹 椛(あおき もみじ)ちなみに女の子。

 

椛は当時の俺の性格とは真逆な活発な子だったけど、俺の唯一の友達だった。

 

「翔くん、早く行こ〜!!」

 

「待ってよ、椛!!」

 

その日は、青木家と石崎家の二家族で遊園地に行ったんだ。

 

敷地の中にいた時は特に何も無かった。事故は帰り道に起きた。

 

「今日は楽しかったね」

 

「そうだね。また一緒に行けるといいな」

 

今思えばこんなことを言わなきゃ良かったな。

 

「今日はありがとうございました」

 

「いえいえ、こちらこそありがとうございました」

 

6人で歩いて帰っていると、信号が青になったので信号を渡ろうとした。

 

ブォン

トラックが信号無視をして猛スピードで突撃してきたのだ。

 

「翔くん危ない!!」

 

椛にそう言われて突き飛ばされた俺は歩道に入ってたのでかすり傷などの軽傷で済んだのだが……

 

「椛!!目を覚ましてくれよ!!俺、俺は……!!」

 

椛は目を覚まさなかった。正確に言うと、植物人間になってしまっていた。

 

先生の診断によると、脳に大きな衝撃が加わったことで大脳が正常に働かなくなったようで、いつ目覚めるかも分からない状態に置かれている。

そのことをについて俺が椛の両親に謝りに行った。

 

「翔くんは悪くないのよ」

 

とだけ言ってくれた。それが本心なのか、俺を傷つけないように言った言葉なのかは、俺にはわからなかった。

 

それだけで終わればよかったのだが、その2週間後に父親が死んでしまった。建設工事中の不幸な事故だったとしか言われなかったので、父の詳細な死因を教えてくれなかった。

 

その2つの不幸な事が重なって俺は学校に行ける精神状態じゃなかったので、当時の担任に伝えて休学させてもらった。

 

その事件から1年が経った頃、久しぶりに復学した俺を待ち受けていたのは、いじめだった。

ちなみに、女子が主犯である。

 

復学した当初は何も無かったのだが、2学期の途中の家庭の時間で調理実習をした時に、俺が包丁を使っている時に驚かして指を切るという事件が起こった。幸い、こちらの怪我は軽傷だったのだが、それがそいつの癪に触ったらしく、そこからいじめがスタートした。

そいつがやった事と言えば、俺に向かって暴言を吐いたり、俺の上履きの中に画鋲を入れたり、机の中にある教科書をゴミ箱の中に捨てたり、挙げ句の果てには教室に入ろうとした瞬間に水をかけられたりだ。

もちろん、先生にも相談した。けど、主犯の子が学校長の孫だったらしく、先生も放置していた。

 

中学生に上がっても、いじめは続いた。しかし、内容はエスカレートしていった。いじめの規模がクラス規模から学年規模になったり、主犯の子から暴力をされたりもした。

それが3年間続いた。だからこそ高校に進学する時に、誰も友達がいない高校に行こうと必死に勉強した。

 

そして高校進学をしても環境が変わることは無かった。

俺をいじめている主犯が同じクラスということもあり、俺の捏造された噂を真に受けたクラスメイトからいじめがを受けた。

さすがに俺の心が持たなかったので、担任の先生と三者面談をして転校することを決めた。

 

 

 

 

 

 

「これが俺の過去だよ」

 

「「…………」」

 

そっとふたりの顔を見る。その表情は驚き半分、後悔半分って表情だった。

 

「そっか。そんな辛いことが翔斗くんあったんだね」

 

「だからなのか、初めてここに住んでる人と会った時は少し恐怖を感じてたけど……」

 

俺は今できる精一杯の明るい声色でこう言った。

 

「皆がみんなアイツらみたいな性格の奴だけじゃない。りみやつぐみみたいな優しい人もいる。それだけで嬉しかったんだ」

 

そういった後、俺の頬に冷たい感触があった。それを擦ると俺の目から涙が出ていることがわかった。その涙は、どれだけ拭っても止まることは無かった。

 

そんな時に、左右から抱きつかれた。

 

「翔斗くん……泣きたい時は泣けばいいんだよ」

 

「そうだよ。泣きたい時は泣いて、いつもの翔斗くんの笑顔を見せて」

 

正直、この言葉だけで涙腺が崩壊しかけた。

 

「……2人とも、ちょっと肩貸してくれ」

 

そう言って、2人の腕の中で泣きまくった。

 

泣き始めてから10分程度経ち、顔を上げたら、外は綺麗な夕焼けに染っていた。

 

「さて、今日はありがとうな」

 

「ん?私はまだ看病するよ。お母さんに許可は貰ったし」

 

「へっ!?」

 

「つぐみちゃんもそうなんだ〜。私も一緒で親に許可貰ったからしっかり治るまで看病するよ」

 

「明日は祝日だから良かったけどさ、もし平日だったらどうする気だったの……?」

 

「「もちろん、学校休んででも看病するに決まってるよ!!」」

 

「……つまるところ、明日学校ある無いに関わらず看病する気だったと」

 

「うん」 「もちろん」

 

「……早く体調戻さないといけないな」

 

その後……りみとつぐみの看病によって、祝日明けの学校にはしっかり登校していたことは言うまでもないだろう。




今回はここまでです。
翔斗の過去の部分……1度下書きしたものを書いていたら違和感が凄かったので大きく改定しております。これでも分かりにくいかもですので、何があったかを簡単に纏めると……

彼の幼馴染がトラックに轢かれる→父親の事故死→翔斗の休学→復学後にいじめ(引っ越す前まで)→今

って感じです。

さて、次回からはまたいつもの感じで書きたいことを書くスタイルに戻します。
という訳で、リクエストとかあればいつでも受け付けてるので、気軽にください。

それではまた次回まで……(`・ω・)ゞサラバダッ
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