普通の日常に輝きを   作:ルコルン

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遅くなってしまって申し訳ありません。
今回は前回の続きです……つまり、そういうことです。(わけがわからないよ??)


商店街巡り(其ノ二)

前回の最後に『羽沢珈琲店』に辿り着いた。4人は店の中に入る。

 

“カランカラン”

 

「いらっしゃいませ。あっ、香澄ちゃんたち。ここに来るの珍しいね。何かあったの?」

 

「つぐみちゃん!!今日はね、翔斗くんを案内しに来たんだ!!」

 

そう言って俺の事を指さす。まぁ多分だけど、自己紹介した方がいいよね?

 

「さっき香澄からさらっと口から出てきた翔斗くんこと石崎翔斗です。花咲川学園の1年で、先日転校してきました」

 

「石崎くんね。私は羽沢つぐみです。学校は羽丘学園だけど学年は一緒だから、タメ語でもいいよ」

 

「了解。羽沢さん、よろしくね」

 

「こちらこそ!!って忘れるところだった。香澄ちゃん、今日は4名?」

 

「うん」

 

「それでは席にご案内しますね」

 

そう言われて羽沢さんに案内してもらった席は、窓側のBOX席だった。

 

「ご注文が決まりましたらお呼びください」

 

そう言って、羽沢さんはカウンターの奥に戻って行った。

 

俺たちは駄べりながら注文する品を決めた。香澄がアイスラテ、おたえと牛込さんはアイスカプチーノ、俺はアイスコーヒーを頼み、軽食としてミックスサンドを4人で分けて食べることにした。

 

「お待たせしました。アイスラテとアイスカプチーノ2つとアイスコーヒーです。サンドイッチはもう少々お待ちください」

 

そう言ってすぐにサンドイッチも持ってきてくれた。

 

「サンドイッチもお持ちしました。ごゆっくり「つぐ〜」ってひまりちゃんたち!!」

 

誰か来たようだ。

 

「来たよ」

 

「蘭ちゃんたちも!!いつもの席でいい?」

 

「うん。お願いするね」

 

俺らの隣に来た。

 

「あっそうだ。隣に香澄ちゃんたちがいるからね」

 

「香澄たちが?……珍しいね」

 

「なんでも、新しく来た子に商店街の案内をしてるんだってさ」

 

「付き添いってどんな子?」

 

「ひまりちゃん落ち着いて」

 

これは隣の席に行った方がいいよね?多分……確認取るか。

 

「香澄、牛込さん、おたえ。ちょっと隣の席に行ってきていい?」ゴニョ

 

「隣の席に?なんで?」ゴニョ

 

「なんか交友関係広げれそうだからかな」ゴニョ

 

「私達も一緒に行こうか?」ゴニョ

 

「いや、俺一人だけで行くわ。隣の席にいてて空気が険悪になりそうだったら止めてくれ」ゴニョ

 

『了解(*`・ω・)ゞ』ゴニョ

 

そう言って俺はトイレを借りに行く振りをして、隣の席の子たちに接触を試みようとすると……

 

「うわっ!?」 「わっ!!すみません」

 

タイミングが被って隣の席の人とぶつかってしまった。

 

「大丈夫ですか?」

 

「あっはい。大丈夫です。こちらこそすみません」

 

「ひまり、大丈夫?」

 

「うん、何とかね」

 

「翔斗くん大丈夫?」

 

「あっ、牛込さん。大丈夫だよ」

 

「あっりみ〜!!」

 

「わっ、ひまりちゃん」

 

「やっほー蘭ちゃん」

 

香澄は赤メッシュをしている子に抱きついていた。

 

「香澄、あんまり抱きつかないで」

 

「とか言いながら、嬉しいと思っている蘭なのでした〜」

 

「モカ〜!!」

 

仲がいいことがこれでわかった気がする。ところでこの人たち(羽沢さんも含む)を、俺はどこかで見たことがある気がする……

 

そんな時に羽沢さんが近づいてきた。

 

「みんな、注文の品持ってきたよ〜」

 

「ちょうど良かった。羽沢さん、このプチカオスな空間をどうにかしてほしいかな」

 

「確かにプチカオスな空間が……この空間が無くなるまで2人で話でもする?」

 

「あっ、はい」

 

プチカオスな空間を横目に見ながら喋っていた。その時に見たことがある事を伝えたら、羽沢さん曰く

 

「私たち、5人でバンドやってるんだよ。Afterglowって言うんだけどね」

 

言われて考えてみると、友達が見せてくれたライブ映像の中に映っていた記憶がある。“ガルジャム”だったっけ?って言うことを伝えたら。

 

「はい、出てましたよ。あの時から成長してるのでまたライブを見に来てくださいね」

 

「やっぱりそうだったんだ。Afterglowのキーボードの子が正確に弾いてたから印象に残ってたんだ」

 

「えっ!?」

 

「なんならギターの子のソロだったりヴォーカルの子もみんな上手だったけど、曲調に合わせて鍵盤のタッチを変えてたからバンドのことを考えてるんだなって思ったんだ」

 

「……//」ボン

 

ここまで言って羽沢さんの方を見ると、少し顔が赤くなっていた。

 

「あ、ありがとう、翔斗くん//」

 

そう言われて手を握られていた。ここの街の女子たちはいかんせん距離が近い気がする。俺の元々いた街の子は、ここまで近くなかった気がするぞ。

 

その後、羽沢さんが元に戻ったのでAfterglowのみんなの自己紹介をしてもらった。その時に知ったのだが、Afterglowの皆は5人とも幼なじみだそうだ。

その後美竹さんに呼ばれて、

『あたしの幼なじみを泣かせたらどうなるか……わかってるよね』

とかなり怖い顔で言われたので頷くしかなかった。

“絶対に怒らせないようにしよう”

そう心に強く思った。




商店街巡り編はここまでにします。
次回からは日常系の話を書いていこうと思っています。
いいネタ案ある方いらっしゃいましたら、感想にでも、リクエストボックスにでもお願いします。

リクエストボックスはこちら↓↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=276568&uid=363789

感想くれると嬉しいなーー。
まぁ見てくれてるだけでもありがたいんだけどね。
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