ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー外伝 ~龍の世界の物語~   作:睦月透火

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完全におふざけで作りましたw
要はビーストウォーズの実写化決定記念です……

こんなんあっても良いんじゃないかな?


新たなる姿 →【side:サイバトロン】

 みんなは『異世界転移』という現象を信じるかい?

 

 おっと、自己紹介がまだだったね……私の名はコンボイ、サイバトロンのリーダーだ。

 

 突然何を言い出すのか、だって? そうだね、順を追って説明しよう……

 

──────────

 

《ジェネレータ出力40%に低下、姿勢制御に問題発生……対電磁バリアー、展開不能》

 

「ちょちょちょ! 大ピンチですよゴリラさ~ん?! ウヒィィィ~!?」

 

「うぅっ!? ……まさか転移先が磁気嵐の真っ只中とはな……!」

 

 小柄ながら器用にシステムを操るも、悲鳴と弱音を吐くのはラットル……ゴリラと呼ばれたのは、司令席に座る大柄のロボット……コンボイだ。

 彼ら『サイバトロン』は、敵対組織である『デストロン』と……ある惑星に埋蔵していた『エネルゴン』を巡って熾烈な戦い(?)を繰り広げた……が、紆余曲折の末にようやく母星である『セイバートロン星』への帰還手段を確保し、晴れて母星に帰還すべく空間転移を行った。

 

 ……だが、転移先には凄まじい磁気嵐が展開しており、ただいま大ピンチの真っ最中なのである。

 

「マズイんだナ、船の姿勢制御がいう事を聞かない……このままだと、あの惑星に墜落するんだナ!」

 

 次なる危険を知らせるのは茶色い装甲に緑色のインナーボディが特徴の「ライノックス」。

 既に宇宙船の窓には墜落が予測される惑星が見えており、もうすぐ惑星の重力に捕まってしまう旨の警告も響いていた。

 

「……っく……やむを得んか……

 ライノックス、大気圏突入準備! 総員、対ショック姿勢だ……!」

 

 右も左も分からぬ場所で、再び見知らぬ惑星に落ちるサイバトロンの戦士達……

 これから彼らを待つ運命は、過酷で危険な世界での冒険なのだろう。

 

 

 船は辛うじて原型を留めたまま不時着……すぐ近くに海岸と森が見える、小高い丘の上であった。

 

「ラットル、残ってるシステムのエネルギーを可能な限り生命維持に回せ。チータスは、船内の損傷箇所のチェック……シルバーボルトとブラックウィドーは周辺の探索を頼む……」

 

「「「「「「了解(じゃん)(デス)」」」」」」

 

『だナ……辛うじて不時着には成功したけど、エンジンユニットが4つ……全部お釈迦になってるんだナ……』

 

『むぅ……修理にどれくらい掛かる?』

 

『この星に素材があるかどうかである程度は変わるけど、どんなに早くてもエンジンユニット1基につき数ヶ月は掛かるんだナ……』

 

『……素材がある場合、でもか?』

 

『むしろ、素材が無いと修理は絶望的なんだナ……それだけじゃないよ?

 エンジンの中枢パーツ製造には複数の希少金属……それに大量のエネルギーも必要なんだナ』

 

 ライノックスのため息に、コンボイの表情は更に険しくなる……

 

《艦内エネルギー残量低下……生命維持システム優先のため、シールド供給エネルギーをカットします……》

 

 コンピューターの音声が響き、シールドに回されていたエネルギーがカットされる……その直後だった……

 

『ぐぁぁぁぁあぁぁぁァッ?!』

『あばばばばば?!』

『しびびびびび!?』

『だナァァァァァァ?!』

『きゃあぁぁぁばばばば?!』

 

 全身に走る衝撃的なエネルギーの波動により、電撃を浴びたかのように強烈なダメージを負う一同……

 

『オイオイオイ、一体全体……どうなってるジャン?』

 

 唯一、チータスだけは全くのノーダメージで困惑していた。

 

『……ぅう……ち、チータス……だけ、無事なのか……皆は……くっ……う、動けん……!』

 

 ジリジリと更なるダメージを負いながらも、コンボイは全員の安否を気にする……生命維持システムのお陰ですぐに再起不能……とはならないものの、マトモに動けないのは今後にも大きな支障をきたす。

 

《警告、未知のエネルギーにより内部回路に深刻な障害が発生。》

《身体機能に著しい影響を確認……ビーストアーマーの即時更新を提唱。》

《この惑星の原生生命体への更新を推奨します。》

 

『だ、だナ……チータス、皆を……船の下部に増設した再生ポッドに……後、広域スキャンで……適合生命体を、探すんだナ……』

 

『わ、分かったじゃん……!』

 

 いつもはオチャラケているチータスだが、仲間の命の危機を見過ごす程落ちぶれてはいない……今までの度重なる戦闘の教訓から、人数分に増やしてあった再生ポッドへと全員を運び終えたチータスは早速、船のシステムを駆使して広域スキャンを開始……同時に無事な自らも船を降りて遠方のスキャンをするため、広大な山野を数日に渡って駆け巡った……

 

──────────

 

『……ふへぇ……(おっそ)ろしい目にあったぜ……でも、コレだけサンプルがあれば、どれかは確実にヒットする筈じゃん?』

 

 スキャン開始から数日後……方々を駆け巡ったチータスが、沢山の適合生命体のサンプルデータを持って帰艦する。

 船の周辺だけでも20種近くの適合生命体のデータが集まっていたが、全員がヒットしなければそれだけ彼らの今後が危うくなるのは解りきっていた……

 

《適合生命体のデータサンプル、伝送終了……各ビーストモードの形態を更新します》

 

──────────

 

 再生ポッドが作業を開始して更に数日が経過……その間、チータスは単独で船の周辺の探索と修復、そして防衛に邁進した。

 

 この船には、マトモに動けない仲間が乗っている……デストロンが再び襲いに来る可能性だって少なくはない。

 そして、この星は……歴戦のサイバトロン戦士の想像を超える生命体が、様々な姿と能力で生存競争を繰り広げる『未知の世界』でもあった。

 

 

『……ったく……アイツ等、足もオレより遅せーのに矢鱈とピョンピョン突っ掛かって来るからなぁ……あ~あ、肩の毛皮がボロボロだぜ……』

 

 生物的な外見をした特殊装甲、ビーストアーマーの外側である外皮には、ビーストモードの外観の元になった生物と同じ有機質の生体装甲……つまり毛皮や皮膚がある。

 

 先程までチータスは、船の防衛をしていた……その相手は、青く鮮やかな鱗を纏い、小型ながら高い跳躍力と「群れ」というアドバンテージを駆使し、獲物を足の爪で仕留める小型で二足歩行の蜥蜴……ランポス集団の襲撃に遭っていたのであった。

 

 片手で撃てる射撃武器と、人型故の汎用性と機動性……そして歴戦のサイバトロン戦士であるチータスにとっては「雑魚もイイトコ」ではあるが、その襲撃はわりと頻繁……かつ毎度毎度、数十体もの集団で来られては……猛烈にウザく感じるのも当然であった。

 

《適合生命体との融合作業終了……ポッドの外壁を展開します》

 

 コンピューターのアナウンスが響き、コンボイを入れた再生ポッドの外壁が稼働し展開されていく……

 

『イャッホー、コンボイ! 待ちくたびれたじゃん!?』

 

『……ああ、済まないなチータス……単独で色々と大変だったろう?』

 

 コンボイの姿は、前のメタルカラーで大きなボディから多少縮んでおり……最初期の黒々とした生体装甲へと戻っていた。

 しかし、前とは違い……頭の横からは大きめの角が左右に伸びている。

 体格にしては細いがちゃんと尻尾もあり、手足も太いが足は少し短め……体型的にはほぼゴリラだった。

 

『最初のゴリラボディに近い奴じゃん? やっぱりコンボイはゴリラが似合うじゃん』

 

『……ハァ、そう思う? 私としては複雑な気分だよ……』

 

 コンボイの溜め息に、ヤレヤレ……といった感じのチータス、その直後、シルバーボルトのポッドも作業が終了し、彼も姿を表した。

 

『おはようございますデス、チータスさん……1人に押し付けてしまって、ごめんなさいデス』

 

 シルバーボルトの姿は、コンボイの変化と違い……その姿を大きく変えていた。

 

 元のビーストモードは、鳥と獣の2つの生物の姿を混ぜた「キメラ」の様な姿だったのに対して……今回のビーストモードは、ちゃんと単一の生物……全身が強固そうな白銀の甲殻で覆われ、巨大な翼に四足……しかし、翼は何故かあると思われた翼膜が無く……指の様に動かせる長く太い4本だけという奇妙な翼だった。

 

『……シルバーボルトは……えらく変わった奴じゃん?』

 

『飛ぶ事は出来そうだな……生物的ではなさそうな方法だが……』

 

『コンボイもそう思うじゃん?』

 

『飛べるデスよ? 前みたいな優雅な方法じゃないデスけど……』

 

 外観から飛行は可能と理解できたが、あまりにも生物とは掛け離れた方式である為か……本人以外は疑いが先に出ていた。

 

──────────

 

 その後、ライノックスとブラックウィドー、ラットルも再生ポッドから出る事ができ……その日の内に全員のビーストモード移行作業が完了した。

 

『前と違って毛むくじゃらなんダナ……でも、これはコレでフカフカだし気に入ったんダナ』

 

 書き換えられたライノックスのビーストモードは、巨大な2本の角と白い毛皮……そして前よりもパワフルさを感じる、大きなトナカイの様な姿だ。

 

『アタシは前と変わらず蜘蛛(クモ)だけど……この白いヴェールは気に入ったっシャ~♪』

 

 ブラックウィドーのビーストモードは、基本形こそ蜘蛛のままだったが……自身の糸で編まれた物だろうか……白いヴェールを被り、その蜘蛛らしき姿をほとんど隠している。

 

『オイラもようやくネズミから解放されて万々歳だけど……やっぱりオイラだけ少し小さいのは納得行かないなぁ?』

 

 ラットルも大きく見た目が変わり……銀色で硬質な毛皮と鱗で覆われた身体に、平たく大きい尻尾の縁には棘も生えている……そして左右それぞれで前後の足を繋ぐ様に分厚い皮があり、足を横に広げればムササビのように滑空出来そうな感じだ。

 

『とにかく、みんな無事に行動可能になった訳だ……早速、この惑星の調査を開始して、必要な素材を回収……セイバートロン星へ帰還しよう!』

 

『『『『『おーっ!』』』』』




チータスだけがそのままなのは、メタルスチータスⅡなんて優遇された反動……
嘘です、単に適合生命体が居なかったからですw

設定上では、メタルスチータスⅡとなっているため、既にこの星のエネルギーにも耐えられる身体となっていたから……が正解。

正直、ここまでしか考えて無かったので続きません……よね?

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