所でどうしてチュートリアル部分のストーリーは読み返しできないんですかね……動画サイト様様です
駆上
動き出した歯車は、止まらない。・・・止まれない。
─────その日の天気はどうだったかは覚えていない。
少なくとも、雨は降っていなかった。
奪還作戦、なんて言うけども、隠密行動のようなものだ。
『ドクター』の所在・存在は、ひと握りのオペレーターしか知らない。
僕は、アーミヤ達と共にチェルノボーグの施設へと向かっていた。あくまでも、僕自身は医療オペレーター達の安全確保のためにいる。
内部を通る時に、思ったよ。構造は同じなのに、灯りがキチンとある。何か、少し違うような気がした。
僕は少し離れた位置から、『ドクター』を起こす為の医療行為を見守っていた。どうやら、きちんと中に『ドクター』は居るようだ。
そういえば、
探し求めていた人がいないとわかった時のショックは、計り知れないだろう。
……今頃、イーノとサーシャは僕のことを探しているのだろうか。そういえば、この世界にも『メフィスト』と『ファウスト』は居たはずだ。
彼らと相対した時、僕は動けるのかな。
「──アーミヤさん、成功です、ドクターが目覚めました!!」
「ドクター……?良かった、本当に良かった……」
どうやら、とうの『ドクター』が目を覚ましたらしい。
ちらりとそちらの方を見れば、嬉しそうな様子のアーミヤと医療オペレーターとは対照的に、どうもとても困惑しているように見て取れる。
「あ、まだ動いちゃ……」
ふらりとする『ドクター』。まあ、まだ安定していないのだから仕方ない。……僕は、ふらふらとはしなかったっけ。
チュートリアルで見た光景。そうなると、次は。
「────アーミヤさん、敵襲です!敵は銃火器を持っています!」
駆け込んできた前衛オペレーター。その後に、振動。
「皆さん、気をつけて!壁の陰に隠れてドクターを守って!」
その言葉の直後になだれ込んできた、白装束を筆頭にした集団。
統一感はあまりない武器を手にした、彼ら。
「この装備は、まさかとはですが……レユニオンムーブメント?!それも、こんなに……?!」
「ダメです!ジャミングされて通信もとれません……!」
これは、窮地だ。だから、医療オペレーターなんかはとても焦っている様子が見てとれる。
だが、ここは切り抜けられることを知っている。あくまでもこれは、まだ『チュートリアル』に過ぎないのだ………って。
いや、なんか……数多くない?ちょっとしたイベントステージ並に敵いない?
そう僕が困惑している間に、アーミヤはドクターの説得をしていた。
「────信じられないかもしれません。ですが、私達にはドクターの知恵が必要なのです。……ドクター、どうか、お願いします─────ドクター、私たちの指揮をお願いします!」
◇◇◇
記憶がなくとも、染み付いたものは失われないというのは僕自身がよく分かっていた。
「───ドクター、ここは私に任せてください!術師の私は、敵の防御を貫くアーツで攻撃できます。」
「わかった。B-6南方向きにアーミヤだ」
ドクターの言葉を待っていたかのように、アーミヤは位置へ着く。
駆けつけたドーベルマンがおさえている重装兵へと、アーツ攻撃を仕掛ける。
少し遅れて来た重装オペレーターと射撃オペレーターも指示を受けて応戦をはじめる。
なるほど、判断が早くて尚且つ適切だ。アーミヤからの補助があると言えど、指揮官として頼られる理由がよく分かる。
と、突然更に多くの重装備のレユニオンがなだれ込んでくる。
「更に多くの重装兵が……!ドクター、これはもっと纏めてダメージを与えないと間に合いません。ですが、ここにはそれを可能とする人がいます」
アーミヤの視線がこちらへと向けられる。あ、僕?
まあ、確かに僕の『アーツ』はアーツ擬きで厳密にはアーツでは無いのだけど、防御関係なく纏めて無力化することはできる。……もしや僕、「範囲術師」扱いされてる?
「ロミオさん、お願いします」
「……なら、ロミオをB-5へ」
「僕?まあ、そういうなら、分かったよ」
指定された位置へとつき、『アーツ』を行使する。あまり
与えるのは、重くて大きな
隣にいるアーミヤへは柔らかな
数分『アーツ』を行使したところで、敵の波は完全に途絶えた。