最強!無敵!みたいな奴らしか居ない by 地の文 作:LeIkaF
さてさて、秀凛ちゃんから逃げるようにこの世界に来たけど……どういう場所?辺り一面は割と普通の民家が立ち並んでるけど、基盤世界には入らないようにしてるから、多分何かしら不思議な要素があるんでしょ。
ちょっち此処の情報を覗き見………っと、成程、化学と魔法が発達した世界ねぇ。とある有名世界の固有異能が無い版的な所かな?
そんじゃ、遠くに人が集まってるっぽいから、行ってみようかな~。
あっ、っと。その前に実体化しておこうかな。
う〜ん、やっぱり実体は実体で良いところが沢山有るよね。生きてる感じがするよ。
黒に赤メッシュの入ったロングの髪に、緋色の和服。相変わらずこの服の着心地最高だわ。自分に合った服を自動で顕現してくれるようにしてるけど、やっぱこの機能付けといて良かった。
「あ〜、この触り心地好きだなぁ………………そろそろ向こうに行こうかな?」
────ここからの地の文は私、代理文が務めさせて頂きます。
「お、代理文ちゃん久しぶり。元気でやってた?」
はい。調子は良好です。しかし、未だに実体化ができる段階まで実力が伸びていません。
「そっかぁ、まだ代理文ちゃんとは遊べないのか〜。私が実体化させても良いんだけど…」
私の矜持が許可していません。
「…やっぱそうだよね、私がそういう風に設定したんだし、仕方ないか」
これからも修行に尽力していきたいと思っています。
ところで、そろそろ出発されたらどうでしょうか?
「そうだね。じゃあ行くとしようかな」
そうして、地の文は人が密集している其処に向かって歩き始めた。
「自分の行動が実況されるのは慣れないなぁ」
そんな事言ってないで早く進んでください。
…
…
目的地に向かい歩いていく内に、段々とその正体が明らかになってきていた。
「偶には歩きも良いかなって思って歩きで来たけど、思ってたよりも距離在ったなぁ。ちゃんと距離も見ておけば良かったかなぁ?んで、アレは……何かしらの才がずば抜けてる人材が集まる街ね。まあまあ予想通りって感じかな」
此方の世界に訪れてから7ヶ月経っていることには触れず、予想が当たって少しばかり嬉しそうにする地の文。
「全く、7ヶ月くらいいいじゃん?」
一般的な人間の感覚から鑑みれば、長期的な期間となります。もっとも……
あの街の人間からすれば、極僅かな期間とされるようですが。
目算距離2km程先から、何者かがこちらに向かい跳んできた。
しかし、その者は地の文を目掛けていたらしいが、あっさりと躱されて数十m先の地面に衝突した。
「おっとっと?これはまた激しい歓迎だこと」
「…まさか躱されるとは、な!」
今度は殴りかかるが、これまたスルリと避けられる。
「…ッ!何者だ?テメー」
「私?地の文」
「何者なのかと訊いているんだ」
「いや、だから地の文って…」
「もういい、話にならん!」
そう言い残して、その者…██████は去って行った。
「代理文ちゃん、カタカナへの翻訳忘れてる」
そう言い残して、その者…トルアクェルスは去って行った。
……私も修行不足ですね。
お久しぶりです。
最近ちょくちょく執筆のリハビリ頑張ってます、私です(誰おま)。
地の文は実体化すると「」が付くようになります。
そして、代理地の文ちゃんが出現します。
あ、今回は1234文字でした。