親友の妹に転生しました   作:三和

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「ハァ…もう、自分は呑気に寝ちゃってさ…」

 

あの後再び二人でベッドに入り、少し雑談してる内…千冬は眠った…私、寝れないんだけどね…厳密に言えば、全く眠気が無い訳じゃないけど…ちなみに今は午前七時…普通に朝。

 

「ま、さすがにしばらくは起きないよね…」

 

自然と私の手は、横で眠る千冬の頭に向かう…わぁ…ふわふわ…何かこうして、千冬の事撫でてるだけでしばらく時間潰せるかも…

 

……まぁ、本当にこうして撫でても良いんだけどね…

 

「ふぅ…身体、どうにかしないとね…」

 

シャワー浴びれる状態では無いけど、最低限どうにかしておきたい……身体拭くくらいなら出来るかな…

 

 

 

 

 

「あいたた!」

 

濡らしたタオル用意して、バスルームでやってみたけど予想してたより痛い!まぁ、そもそもあちこち引っかかれてるし、出血してないのが不思議なくらいで……あれ?

 

「これ、血の固まった跡じゃ?」

 

良く見ると私の二の腕の辺りに黒ずんだ物が… てか、これ…引っかかれたんじゃなくて完全に噛まれた後だね…血が出るまで噛むとか…千冬、貴女は吸血鬼か何かなの…?……冗談はさておき…

 

「これ、もしかしてベッドに私の血が付いてるって事じゃ…不味いなぁ…」

 

家ならまだしも、ここはランクこそ高いけど普通のホテル…要するにそう言う事を目的に営業してるホテルとかでも無い…多少なら多目に見てくれるかも知れないけど、血は不味いよねぇ…毛布とかほぼ処分せざるを得なくなるし…ハァ…どうしよう…

 

「……ふぅ…ま、結局なる様にしかならないよね…」

 

今考えても仕方無い。と言うか、面倒臭い…後手に回る事にはなるけど色々悩むのはバレて注意された時にしよう…大体、寝てる間…何らかの理由でたまたま出血する事だって有るだろうしね…

 

「いつつ…!」

 

まぁ、何にしても身体は拭かないとね……この血の跡は洗い流さないと駄目か…タオルはホテルのだし、付いたら不味い…

 

 

 

 

「ふぅ…」

 

改めて服を着替える……そう言えば、このホテルは洗濯機有ったっけ?…後で従業員の人に聞いてみよう…それと…

 

「……」

 

取り敢えず冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、中身をケトルに注いでスイッチを入れる…例の無料コーナーに有ったドリップコーヒーのパックをカップにセット……こう言う無料提供の物ってあんまり量多くなかったりするけど、私と千冬はドイツに長期滞在する予定は無いからちょうど良いくらいかな…ただ、ミネラルウォーターは別に買わないとちょっと足りないかも知れない…ま、タバコも買いたいし…朝食も含めてこの後買い物行こう……そう言えば、キスマークもあちこち付けられてたけど、バレないかなぁ…

 

……ちなみに、この場合のキスマークと言うのは口紅を塗った唇の跡が付いてるとかじゃなくて、唇で身体の何処かを強く吸われた事でその場所に出来る肌の赤みの事…要は吸われた事で出来た皮下出血、内出血の跡…私って体質の問題有るから、出来るだけ日焼けしない様にしてるから肌も基本的に白いし…結構目立つんだよね…まぁ、この程度で一々気にしてたら出掛けられないけど…正直千冬にみんな吸われちゃったからタバコは絶対欲しいし、出掛けない理由は無い。

 

ま、あんまりからかわれない事を祈ろうかな…

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