「サンドイッチか…」
「あれ?嫌だった?」
「いや…少しデカイなと…」
「あー…」
基本的に海外でサンドイッチ買うと、多くの場合ボリュームが凄いんだよね…具沢山だし、パンも大き目…まぁ、海外のサンドイッチで一般的なのってバゲットベースだから当然なんだけど…今回買ったやつだって、ほとんどハンバーガーみたいだし…
「まぁ、食えなくはないが…」
「ごめんね…日本のコンビニやスーパーで見る様な手頃のサイズのサンドイッチ無くてさぁ…」
「比較的常識の範疇の大きさだし、買って貰ってるのにこれ以上文句は言わんさ……ちなみに具はなんだ?」
「卵と、アンチョビ…マヨネーズを挟んでるね……あ、モッツァレラチーズも入ってたかな…」
「ちと重そうだな…」
アンチョビと言うのは要はイワシの塩漬け…更に油にも漬け込んで有ったりするせいか、こってりしてて少々重め…確かにこの組み合わせにマヨネーズはカロリーも含めて諸々気になる事だろう…
「……ま、味は美味いんだがな…」
「そうなんだよね…」
ちなみに食べる際に感じる筈の油っぽさをチーズが中和してくれていた…ただ、やっぱり少し食べにくいと言わざるを得ないかな…
「油が零れそうだな…」
「……」
私はもう何も言うつもりは無い…会話してると余計食べづらいから…
そして食べ終わり、タバコを持ってバルコニーに向かおうかなと考えていた時…
「…で、束に何を頼んでたんだ?」
千冬にそう聞かれ、少し考える…と言うか、別に隠す様な話でも無い。
「話すのは構わないけど、先ずはタバコ吸っても良い?」
「ああ…と言うか、私も吸う。」
……もう当分やめる気無いね、千冬…
「またタバコばかり大量に買って来たな…」
「せっかくだから、日本であまり見掛けないやつ吸ってみたいなぁと…」
「……それは良いが、さすがに高かったんじゃないか?」
「まぁ、ね…」
ドイツでタバコを買うと高い…実際こうして購入してみて実感した…日本だとコンビニで見る様なタバコは高くても大抵は600円ちょっと…でも、こっちだと安い銘柄でも普通に1000円近く取られる…高いのになれば余裕で1000円何て越えるから決して安くは無い。
ま、私的にはそこまで痛い出費じゃなかったりするけどね…仕事の給料がそこまで良い訳じゃないけど、私の場合一番高いのが食事代で…他に特に金の掛かる趣味は無いから、家賃や公共料金…後は仕事で着る服の購入やそのクリーニング代に私服など…絶対に必要なお金引いてもいくらかは必ず余る…で、さっきも言った通り私はお金の掛かる趣味は持ってないからねぇ…そこから更にタバコ代引いても当然余る…で、残りのお金は貯めておけるから(このお金の多くは千冬の為に使ってる…と言う事実を千冬に知られたら怒られるだろうなぁ…)
「まぁ、好きなの吸って良いよ。」
「お前のと同じじゃ駄目なのか?」
「ん?良いよ…じゃ、私はコレ吸うから千冬もコレを「そうじゃない」……いや、ちゃんと同じ銘柄が二箱ずつ有るんだから…わざわざ一箱を二人で分けて吸う事無いでしょ?それに、昨日のペースだとまた千冬が一人で全部吸っちゃうじゃない…」
「駄目なのか?」
「……いや、ここは譲る理由無いよ?私だって吸いたいんだから。」
「分かったよ、仕方無いな…」
「私が悪い、みたいな言い方やめて欲しいなぁ…」
そもそもコレ全部私のお金で買った物なんだけど…ハァ…ま、良いけどね…別に。