親友の妹に転生しました   作:三和

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飲もうと考えてから一度手を止める…ツマミ無しだと少しキツいかな…

 

「どうした?」

 

「いや…そのまま飲むのはちょっとさ…」

 

一晩経った事も有り、胃はほとんど空っぽに近いだろう…高々12度とは言っても、度数二桁まで行くとやっぱり侮れない…てか、ネットの情報に辛口って書いてるし…

 

「じゃあ、何か注文するか?」

 

「そうしようか。」

 

いや、買いに行っても良いんだけど…もうここまで来たらさっさと飲みたいから…

 

「…で、何にするんだ?」

 

「う~ん…」

 

「?…お前にしては珍しいな、食い物で悩むのは…」

 

「ツマミだよ?どうせなら合うやつにしたくない?」

 

「それはそうだが、シャンパンに合うツマミなんて分からんぞ…」

 

「さっき11度以上がシャンパン、それ以下がワインって言ったと思うけど…良く良く調べたら結局シャンパンもベースは普通にワインだったりするんだよね…感覚的にはアレに近いかな…所謂、スパークリングワイン。」

 

「……要は炭酸ガス入りのワインだったか?」

 

まぁ、日本で一時期凄いブームになって今もクリスマスとかの定番だったりするから…千冬も当然知ってるよね…ちなみに、実はシャンパンは普通にスパークリングワインの一種だったりするそうなのでそこで区切る必要は本当は無かったり…

 

「そう、だからワインに合う物を頼めば良い…筈なんだけどね…」

 

「ワインに合うって言うとチーズか?ならチーズで良いだろ、何が不満だ?」

 

「……あんまりお腹に溜まらないなぁって…」

 

外で買うつもりだったから朝ご飯がまだ…

 

「じゃあソーセージとパンも頼めば良いだろ。」

 

まぁ、そりゃそうだ…

 

「う~ん…」

 

「これ以上何を悩むんだ?」

 

「どうせソーセージ頼むならさ、ビール欲しくならない?」

 

「まぁ、分からないでも無いが…頼めば良いんじゃないか?」

 

「……基本的にルームサービスでアルコール頼むと、割高になるんだよね…」

 

せっかく持ち込みOKのホテル選んだ意味が無いよねぇ…

 

「じゃあ諦めろ。」

 

「やっぱり?」

 

「値段気にして飲めるのか?」

 

このお高いシャンパン前にして言う事じゃないよね、私たちがお金払う訳じゃないから良いけど。

 

「……どっちかが外に買いに行くとか。」

 

「それも良いが、どっちが行くんだ?」

 

……自然と千冬と睨み合う事に…うん、千冬ももう飲みたいモード入ってるから行きたくないんだね…私だって嫌だけど……でも、ここは私が折れるべきなのかなぁ…

 

「……ジャンケンで決めるか?」

 

「良いよ。」

 

……タイミング的に行こうとしてるのバレたかな…ここは千冬の言葉に甘えようか…さて…

 

 

 

 

「…で、結局私が負けちゃうと…」

 

廊下に誰も居ないのを良い事に溜め息と愚痴が零れる…しっかりお膳立てして貰ったのに負けてたらねぇ…

 

「ま、すぐ帰れるでしょ。」

 

楽観的に考えてみる事にする……お店閉まるのは早いけど、開くのも早いから気楽だね……う~ん…他の良さ、特に思い浮かばないなぁ…やっぱり日本のコンビニが恋しくなる…

 

「ハァ…」

 

今日は後でお土産も買うから慌ただしくなりそうだし…急いだ方が良いよね…

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