色々有ったものの(まぁ、やらかしてるのは私だけど)何とか二人と合流出来た。それで、普通であれば観光にでも行く流れなんだけども…
「ふぅ…」
「飛行機、キツかった?」
「あー…毎回フランスに行く時も思うけど、やっぱり俺は慣れないかな…」
普段から飛行機であちこちの国に行ってる兄さんはともかく、一夏君の方は飛行機の中で半日ろくに動けなかった事も有り疲れ切っていて…とてもそれどころでは無い模様…なのでこのままホテルに行く事に(ちなみに同じホテル)
「と言うか、兄さん…ドイツには来た事有るんじゃ?」
「もちろん何度も来てるがな…仕事でそんなに高いホテル泊まらないから知らないぞ。」
兄さんはホテルの場所を知らないとの事で普通に私たちの案内で向かう事に(まぁ、二人ともお土産は買い終わったから特に街中に居る理由は無いし、別に戻っても良いんだけど)
さすがに別室だけど、二人の部屋は私たちと同じフロアに有る…取り敢えず部屋で休むと言う一夏君を残して私と千冬は兄さんを私たちの部屋まで連れて行った。
「で、何だ?」
「いや…これをどうにかしたいなと思ってさ…」
「!…シャンパン、それもかなり高いやつか…何処でこんな物を?」
「恐らく、こいつ宛に贈られた物だと思いますが…」
「宣戦布告する相手に贈り物か…中々洒落てるな…それで、どうにかしたいとは?」
「いやぁ…私は明日はまだ身体空く時間有るけど、千冬は試合だからさ…」
そう、シード扱いの私は明日はまだ試合無いんだよね…最も、開会式は出ないといけないけど……と、結局彼女からの誘いには乗れない事に今気付いた…まぁ、仕方無いよね…
「……つまり、私に飲め…と?」
「二人で飲んでたんだけど、意外にキツくてさ…明日は千冬は下手にアルコール入れれないし、だからって日本に持って帰るのも面倒そうだし…」
今って、海外に液体持ち込むにはそれなりに厳しい検査要るみたいだしね…
「まだ半分以上残ってるな…と言うかだな、ツマミの数が多過ぎないか?」
「こいつが大量に買って来ましてね…正直に言うと、元はこれの倍は有ったんですよ…お陰で、私は昼飯が入らなくなりましたし…」
「えー…一応ご飯代わりになったし、良いでしょ?」
私がそう言うと…部屋の中で殊更大きな溜め息の音が聞こえた…いや、そこまで露骨にしなくても良いじゃない…
「さっきも思ったがな、お前はそろそろ限度と言うものを覚えろ…正直、お前は会う度に食べる量が増えてる気がするぞ…」
「う…はい… 」
何で海外来て、私は普段やらかしてる人に怒られているのか…いやまぁ、正論だとは思うけどさ…
「さて、さすがに私も一人で全部飲み食いしたくはないな…手伝ってはやるから、さっさと片付けてしまうぞ。」
味が辛口なのと、低くは無い度数…そのせいか中々一気には飲めないんだよねぇ…おまけに私自身もちょっとツマミ買い過ぎたかなとは正直ちょっと思う……あ、グラス追加して貰わないと足りないや…フロントに連絡しないと…