「…で、部屋に戻った途端私に襲いかかるの何なの…?」
「私はお前の為に頭捻ったんだか?」
「いや、まぁ…そうだけど「それにだ」ん?」
「満更でも無かったんだろう?」
「……分かってるんでしょ?一々聞かないで。」
溜め息を吐きつつ私はそう口に出す…そもそもの話、私は今朝一度は拒否した癖に多少酔ってたとは言え結局は千冬を受け入れてるし、その後は普通に…まぁ、シテるんだから今更と言えば今更…
…てか、私が本気で千冬を拒まないのを知ってる癖にこう言う言い方するのホント、ズルいよね…
「そう言えば…」
「ん?何?」
「お前、結局ISの登録についてはどうするんだ?」
「どうって?普通にこの子、シュナイダーを使うんだけど?」
そもそも、ある意味ナイフや銃より危険なISを私たちが普通に持ち歩けてるのどうなんだろうね…まぁ、今更だけど…私がそんな事を考えてると千冬が真顔になる…いや、本当に何…?
「お前、大会に出るにはISのパーソナルデータの登録が必要なのは覚えてるか…?」
「うん、もちろん覚えてるよ…えっと…ISの名前と単一能力を……あ。」
そこで私は漸く気付く…そう言えば、私の場合って…
「お前…束に頼んで色々ごちゃごちゃ付けてたみたいだが、剣や銃器などの物理武器以外の特殊武装はモンド・グロッソの規定では全て能力扱いになる…ギミック全部は使えないぞ?」
私の主武装は槍…と言うか槍しか物理武器が無い…
「……遠当てに関しては、副武装扱いに出来無いかな?」
「さすがに無理じゃないか?」
「槍から推進剤吐くのは…」
「それはまぁ、ギリギリ有りじゃないか?と言うか今更になるが、そんな事するなら槍に銃でも仕込んだ方が良かったかも知れんな…お前でもさすがに槍の当たる距離なら当然そっちも当たるだろう?」
まぁ、それはそう…でも本当に今更だし…てか本当に…
「……えっと、どうしよう…?」
そのまま千冬に意見求める程には何も浮かばない…うわぁ、本当にどうしよう…
「まぁ、決めるのはあくまでお前だ…最も、あんまり悩む時間は無いがな…」
「時間が無い事に関しては、割と千冬に原因が有ると思うけど…」
「そう言われてもな、お前と同じ部屋に居たらやはり私も我慢するのは難しくてな。」
「そもそも同室にしたのは千冬だし、この部屋のベッドがツインじゃなくてダブルなのも千冬が選んだからじゃない。」
「そうだな。」
うん、そこで開き直られたら何も言えないなぁ…
「ふぅ…もう夜中だよ…私はこのまま寝るけど、何もしないでよ?」
初日、千冬と同じベッドに入るのを躊躇したのは何だったのか…今、私は千冬が横に居る事に抵抗は無かったり……まぁ、あれだけ色々されたら…私ももう、今日はそういう気分にはならないけどね…
「……ああ、分かった。」
「その間は何かな?」
「他意は無いぞ?」
……何かもう、起こされない分には別に良いかと思う私が居る…と言うか、前から千冬は寝ている私に色々してたって言ってるしね…それでも私は起きなかったみたいだけど。
「ハァ…まぁ、良いや…おやすみ、千冬。」
「ああ、おやすみ…」
目を閉じた私…頭に妙に暖かい感触…いや、私頭撫でられないと寝れない程子供じゃな……あー…もう良いや…寝ちゃおう…