親友の妹に転生しました   作:三和

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「もう…せっかく早く起きてたのに、結局ギリギリになったじゃない…」

 

「何、急げば間に合うだろう?」

 

「そう言う問題じゃないんだけど…」

 

ある意味この方が私たちらしいけどさ…

 

「…と言うか、ここに来てからの三日間ずっと思ってたんだけど…」

 

「何だ?」

 

「……千冬、自分で起きれたの?」

 

「基本的に大事な用が有る時は起きれるぞ?」

 

「その割に、学生時代とか平日に寝坊しまくってたよね…?」

 

「それは別に大事な用じゃないからな。」

 

「……朝からバイト有る時ですら寝坊してなかった?」

 

「まぁ、そうだがな…」

 

千冬の基準が分からないよ…って、こんな話してる場合じゃなかった…急がないと。

 

「もうシャワー浴びてる時間もな……何しようとしてるの?」

 

「取り敢えず座れ、髪が跳ねてる。」

 

「千冬のせいじゃない…良いよ、時間無いから。」

 

「お前の髪なら直すのにそう時間は掛からん、良いからそこに座れ。」

 

「ハァ…じゃあお願い。」

 

正直、今ここで言い争ってる時間がもう無駄だからね…

 

 

 

 

 

「ホント、こう言う事は器用だよね…」

 

鏡で髪の状態を確認…と言っても、こう言う時の千冬の仕事に疑う余地は無いんだけどさ…

 

「それで…まぁ、良く考えたら…今日そこまで上等な格好する必要は無いんだっけ?」

 

「今日試合の無いお前ですら、基本一日中…IS用のスーツ着用になるだろうからな…」

 

改めて私用に誂られたISスーツを眺める…

 

「むぅ…」

 

「どうした?」

 

「いや、何かマニアックな格好だなぁって…」

 

いわゆるスクール水着やレオタードみたいに肌に密着する素材なんだよね…身体のラインがモロに出るから何かこう、エロい。

 

「当然、千冬も着る訳だよね…」

 

「今夜はこれ着てヤると言うのはどうだ?」

 

「……それ、千冬がしたいだけでしょ。」

 

まぁ、確かに私も興奮はするだろうけど…基本的に私が一方的に責められるだけだろうし。

 

「てか、結局脱がないと出来無いから意味無いじゃない…」

 

水着みたいだと言ったけど、実際はスーツの構造上…水着とは違って皮膚にガッチリ張り付くから、ろくに身体には触れられない様になってるからね…まさか破く訳には行かないし…

 

「それは様式美と言うやつだな。」

 

「お約束って意味で使ってるなら、別にこの格好で無くても良いでしょって反論するからね?」

 

「何だ、そんなに嫌か?」

 

「だからその聞き方はズルいって…と言うかそれって…私にコスプレして欲しいって意味で言ってる?」

 

「…お前に着て欲しい服なら色々有るな…」

 

「ふぅ…良いよ、今度二人切りの時に千冬の好きな格好してあげる…でも、その代わり…」

 

「良いだろう、私もお前の望む格好を何でもしてやる。」

 

……そこ断らないんだ。こうして付き合う前だったら絶対頼めなかったけど…あっさり承諾されるとそれはそれで何か複雑…

 

「微妙な顔してるな。」

 

「そりゃあ、まぁ…」

 

「お前の妄想の中で、私は一体どんな格好させられてたんだろうな…」

 

「撤回する?」

 

「何言ってる?お前が着るんだから、私が着ないと言う訳に行かないし…何より、お前にそう言う劣情を向けられているのを私は喜んでいるんだが?」

 

「良いの?そんな事言って…本当に凄い格好させるよ?」

 

「お前も着る訳だし、見せるのがお前なら私は全く問題無いな。寧ろ、見て欲しいとすら思うが?」

 

「……」

 

私の方がさっきの言葉を撤回したくなって来た…どうせ身体に触れさせて貰えないのに、千冬にエロい格好させても生殺しになるし…って、時間無いんだった…

 

「まぁ、そう言う話は今度ゆっくりって事で…千冬の準備はもう終わってるんだよね?」

 

「当然だな。」

 

「ん…じゃ、出よっか…ちなみに、兄さんと一夏君はもう向こう着いてるって。」

 

私は携帯の画面に表示されたメールを見せる…いや、一応主役の私たちがまだホテルすら出てないの問題だよね…

 

「ああ。」

 

……緊張も特にしてる様子は無し…私なんて試合無くても緊張気味なのに…ホント、羨ましいよその度胸。




「そう言えば…結局ISの仕様データーどうするか決めたのか?」

「あー…それだったら遠当てだけ単一能力扱いにして貰おうと思ってさ…実を言うと、後から着けた能力が割と反則ギリギリの気がしてさ…」

「そんなにヤバい能力着けてたのか?」

「まぁ、千冬の零落白夜が結局一番チートな気がするし…そんな大層な代物でも無いけど念の為、ね…それに、元々千冬以外の相手には使いにくい能力だったからさ…」

「……まぁ、お前が良いなら良いが…それを負けた言い訳にはするなよ?」

「しないって、私にもプライドは有るからね。」
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