親友の妹に転生しました   作:三和

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付き合った後の話

「そう言えば、お前もあの服…着たらしいな。」

ビクッと身体が硬直し…本を読む手が止まる…ここは私が住んでいる部屋…今日は千冬が朝から来てたり…ちなみに、一夏君は学校…今日がたまたま休みなだけで、普段はバイトしてる千冬と違って私は現状、相変わらず無職生活が続いていてそれなりに暇だったり…一応貯金はまだ有るけど…さすがにそろそろ私も、暇過ぎて耐えられなくなってるから…やっぱり、千冬と教師になるのも有りかなぁとか…考えてたり……うん、現実逃避は…さすがにこれくらいにしようかな。

「うん、何の服かな?さすがにそれだけ言われても…何の事か分から「コレ見れば分かるか」!……束と母さん、どっち?」

千冬が見せて来た、携帯の画面…そこには例のゴスロリ服着せられて…完全に目が死んでる私が写ってたり…束とクロエ、母さんにも着せて…写真何枚か撮って喜んでから数日…結局私も着せられて(しかも私だけ何故か、数えるのも面倒なくらい何度も着替えさせられた…あの店で売ってた服でサイズ合うのは結局、全部着たんじゃないかな…)

…で、コレは多分その内の一着…よっぽどキツかったのか、私自身もうあの日の記憶が割と途中から曖昧なんだけど(ロケットに帰ってから、借りてる部屋駆け込んで爆睡した)さすがに私でも結構恥ずかしいのと、散々着替えさせられた疲れも有ってこんな感じで表情がヤバいんだろうね(そもそも、そうでなくても私の表情が死ぬ理由は他にも有るけど)……まぁ、あの二人はそれでも…ずっと可愛いを連呼してた記憶も一応有るけど。

ま、それは今はどうでも良い…問題は、どうしてあの日居なかった千冬がこの写真を持っているかだ…まぁ、犯人候補は二人しか居ないんだけど。

「どっちもだな…二人がそれぞれ、私の携帯に送って来たんだ。」

どっちもかい!…ハァ…そもそも何で今頃…てか、二人でって事は…確実に、その写真一枚じゃないよね…

「ねぇ…千冬?」

「何だ?」

「…消してって言ったら「嫌だ」……何で?」

「…じゃあ、あの日の私の写真も消してくれるなら…良いぞ?」

「っ…」

うん、それは私も普通に無理…とは言え、このままだと私の写真がそのまま千冬の携帯に残るのか…まぁ、そもそも…あの二人に関しては逆に私が何をやっても、絶対…消してくれないだろうしね…

「ハァ…そんなの見てて楽しい物じゃな「何を言ってる?」はえ?」

「"可愛い"んだから残したいに決まってるだろう?」

「っ…」

あー…いつも思うけど、私が自分に下してる評価と…周りからの"ソレ"って…大体、ズレてるよね…まぁ、色々反論したい気持ちは有るけど…"可愛い"から消したくないって感覚は、私も分からなくも無い…で、そうである以上…私がグチグチ言う訳にも行かないか。

「ハァ…分かった…もう好きにしたら良いよ「その上で…お前に一つ頼みが有る」…何?」

「コレを着てくれないか?」

「……何で、この服を千冬が持ってるのかな?」

千冬が続けて見せて来たのは、写真に写ってる私が着てたのと同じ服…何気に千冬は、着るのは何とか了承してくれたものの…私と母さん…それから束が買うと言っても、持ち帰るのを拒否したから…結局、今現在…千冬の手元にこの手の服は一着も無い筈なのだ…千冬の趣味では無い筈だから、自分で買うのも考えにくい…と言うか、こう言う服は大体専門店にしか無かったりするし…千冬は本人の感覚的に、とても入れないだろうね…

何より一番問題なのは…それが写真に写ってる私の着てた服だと言う事…真面目に、どう言う事なのか…

「お前の母親が送って来た。」

「ハァ…千冬、返事は一旦保留。ちょっと待ってて…」

「?…ああ、分かった。」

「……駄目だ、出ない。」

私は携帯のボタンを押して、一向に繋がらない電話を切った。

「誰に電話してたんだ?」

「母さんにね「今の時間だと…あの人は普通に仕事じゃないのか?」まぁ、ね…」

確かに言われてみればそう…今日は普通に平日で、しかもまだ午前中…こうして家でダラダラしてる私と千冬が可笑しいんだよね…(そうは言っても、千冬も私も…結局は自分のお金で今の生活続けてるんだから、文句言われる筋合いは無いけど)とは言えだ…

「いや、それでも…さすがに電話一本出る余裕くらいは有ると思うんだよね…あの人確実に、私を避けてる…」

怒られるのが嫌ならやらなきゃ良いのに…全く。

「ふぅ…で?何で今更それを着ろって?千冬、もう写真持ってるじゃない…」

「確かに…だがな?私は実際にコレを着てるお前の姿は見てないし…何より、肝心のお前の表情が"コレ"だからな…勿体無いだろ?」

「…って言われても…私も、楽しくもないのに笑えないんだけど…」

千冬の言ってる事が頼みでも命令でも…そして、それがどんな内容でも…基本、余程の事が無ければ私は全部聞くし、従うつもりでいる…極端な話、仮にこの場で死ねと言われても私は普通にやる…とは言え私も…内容が私以外の人間(特に千冬)に肉体的にしろ精神的にしろ、何らかのダメージが有るものや…後は、現実的に絶対実現不可能なものは聞いてあげたくても、そもそも聞きようが無いのだ…まぁ、だから犯罪行為の加担も断るし…何ならやろうとしてる千冬をそれこそ命懸けで止めると思う……で、今回はそこまで深刻な内容じゃないけど…該当するのは後者…いや、今は千冬と二人きりとは言え…コレ着るのは私にとっては結局完全に…一種の罰ゲームみたいなもので…コレ着て笑えと言われても無理な物は無理なのだ…どう考えても私の表情は死ぬ…そもそも、あの写真の時よりはマシな状況とは言え…元々私は、本当の意味で…"楽しい"と言う感情を理解出来て無いだろうし…まぁ、要するに…コレ着ると私の仮面が完全に剥がれる…確実に、何処ぞの表情筋死んでる人と同レベルの状態になるんだよね…

「ふぅ…着るのは良いよ、分かった…了承する…でも、その写真よりはマシだとは思うけど…それでも、私は笑う事は出来無いかな…」

「逆に、何でそんなに嫌なんだ「千冬がそれ、聞くの?」…まぁ、確かにな。」

私の携帯にもゴスロリ服着てる千冬の写真入ってるけど…まぁ、私に負けず劣らず…酷い顔してる…なので、千冬にその辺色々言う資格は無いのだ(何気に、束も母さんも何だかんだ最後は笑えてるの…凄いと思う…まぁ、仕組んだ私が言える事じゃないけど…)

「ふむ…なら、別の提案が有る。」

「何?」

「コレ着て、エロい表情をしてくれ。」

「……は?」

いや、真面目に意味が分からない…どう言う事?コレ着ても、性的興奮なんて私は感じないから…それも無理なんだけど…

「いや、無「大丈夫だ」…何が?」

物凄く、嫌な予感が…

「実を言うとだな……コレ着たお前の写真を眺めているとだな…こう、興奮してな…つまり、実際にコレを着たお前がその場に居ると…そのだな、抑えられないだろうから…」

「っ……変態。」

「お互い様だろう?」

う…まぁ、私もそうだったから…何も言えない…てか、結局それって…

「つまり、コレを着た瞬間…私、千冬に襲われるって事…?」

「そうなるな…で、ヤった後…写真を撮ると…行為の最中は、動画も撮ってみるか…」

「…前言撤回しても「駄目だ」……だよね…」

大抵の事は聞けるつもり…とは言え、コレ着て襲われて…しかもそれが動画にまでなるとか…さすがに、私も拒否したい…まぁ、とは言え…今の千冬…私がまだ着てないのに既に興奮してるの分かるから…ハァ…覚悟、決めようか…

「分かった…先寝室行って待ってて「この場で着替えてくれないのか?」あのね…今この場で着替えたら、途中で襲うでしょ?」

「……そんな事は無いぞ?」

「その間が信じられないの…てか、着替える以外にやる事有るから…」

「何だ?」

「束に電話…いつもじゃないかも知れないけど…束は割と私たちの事…"見てる"だろうし…今回は監視やめる様に釘刺さないと…」

「言えば余計に見るんじゃないか「見るつもりなら絶交…加えて、束のゴスロリ服着てる姿をネットにばら撒くって脅す」……えげつないな。」

まぁ、本当にやるつもりは無い…そもそも、私の方が束との関係切りたくないんだから…それでも、そこまで言われたら…束はさすがに、従う筈。

「言うまでも無いと思うけど…千冬も他の人に見せないでよ?」

「分かっている…私のオカズになるだけだからな。」

「……するなら一夏君の居ない時…後、程々にね。」

その言葉に対して…まぁ、私からはそれしか言えないかな…と言うか、堂々と言われると…さすがに、私もキツイ。

「てか、今更だけど動画撮影するつもりって…携帯だけだと色々キツくない?」

そりゃまぁ…出来無くは無いだろうけど…

「ちゃんとビデオカメラを持って来てるぞ。」

つまり、提案とか言って…実は初めからそのつもりだった…?……うん、もう考えるの…やめよう。

「ハァ…もう良い…着替えたら行くから、寝室で待ってて。」

「……逃げるなよ?」

「逃げないって…」

そもそも、私が千冬の性的欲求を拒否出来る訳…無いんだから…

……で、全て終わったのは結局夕方…一夏君から千冬の携帯に電話来てからだったり…と言うか、シたまま電話出るのはさすがにやめて欲しかった…!いや、絶対…一夏君にバレてるよ…そろそろホントに、千冬の性欲もう少し抑えて貰わないと…絶対、私の日常生活に支障が出る…と言うか、例のIS学園の教師って…確か、住み込みって話だった様な…正直、毎晩千冬に襲われる気しかしないんだけど…やっぱり私、ちょっと考え直した方が良いのかな…


*135

四人で戻ったのは良いけど…当然ながら、やっぱり料理は冷めており…温め直す事に…ハァ…二度手間だね…まぁ、今は特別お腹減ってるって訳じゃないし(と言いつつ…どうせ、私はたくさん食べるんだろうけど)結局、待つだけなんだけどさ…

 

 

 

 

 

……で、ご飯食べた後は母さんのリクエストでお風呂…の、前に…

 

「掃除が先ね…ま、腹ごなしには良いかしら…」

 

母さん的にあの状態のお風呂には…とても入る気にはなれなかった様で結局、また掃除…まぁ、タイミング的にもにお風呂入った後なんてもう寝るしか無い事考えると…時間はちょっと早いし、ちょうど良いのかも知れない…取り敢えず、母さんが洗剤買って来てくれたから…本格的に掃除をする事は一応可能。ただ…

 

「母さん、今日中には無理だって…」

 

「そうねぇ…この広さだものねぇ…妥協するしか無いかしら…」

 

まぁ、この中でまともに掃除出来るのが私と母さんに…後はクロエだけの上、ここのお風呂場はあまりに広過ぎるのだ…ホント、何で普段…二人しか利用する人間が居ないのに、こんなに広いお風呂にしちゃったのか分からない…まぁ、開放感が有るのは認めるけどさぁ…それでも、そもそも掃除しきれない広さにするのは本当に意味が分からない…大体、母親の束が基本…戦力外なんだからホントもうどうしたものか…

 

「取り敢えず、カビは絶対駄目よ…何とか、取り除かないと…」

 

「カビてる所は浸け置き…取り敢えず、あの大きい浴槽と床の水垢を出来るだけ除去…って事で良い?」

 

「そうねぇ…それが良いかしら…残りは、明日から本格的にやって行きましょうか。」

 

まぁ、遅くても数日で大体は終わる筈…そもそも、お風呂場と言う場所で水垢を完全に取り除くのは…元々不可能なのだ(だって使うと濡れるから…)

 

「じゃ、始めましょうか……束ちゃん、今は出来無くても良いから…今日はしっかり見学して流れを覚える事……分かった?」

 

「はい…」

 

「クロエも今回は見学…母さん、ある意味こっちもプロだから…絶対、参考になるしね。」

 

「はい、分かりました…」

 

ちなみに母さんは大学に入ってた頃、旅館でのバイトもした事有るって話だから…それが本当なら、真面目にプロ並みと考えるべきなんだよね…と言うか、本当にあの人経歴一つ一つが…聞けば聞く程、あまりにも色々ぶっ飛び過ぎてて…結局、何処まで本当の話なのか怪しく感じる事が多々有る…まぁ、嘘言ってる感じもしないんだけどね…とは言え、普通に考えたらキツイ筈の内容も…本人はいつも淡々と話すから余計に信じ難い面は有る…ま、その辺今色々言っても仕方無いんだけど……ふぅ…さっさと終わらせますか…

 

 

 

 

 

 

 

「後は…取り敢えず、三十分くらい浸け置きかしらね…」

 

「ハァ…ふぅ…」

 

「…息、上がってるわね…」

 

「ふぅ……その…学生時代と違ってあんまり運動してなかったから…ごめんなさい。」

 

「ちゃんと謝れるのは良い事よ…ま、私も最近運動不足なのは確かだから、うるさくは言わないわ。」

 

それでも…何でこの人は平然としてるんだろうね…と言うか、ホント…この人身体崩れないな…顔だけじゃなくて、身体も若い…やっぱりこの人魔女だったりするんじゃ…ま、良く考えたら父さんも身体は凄かったり…

 

「…遂に女性全般行ける様になっちゃった?」

 

「!…はい?」

 

「いや…母さんの身体、ずっと見てるから…」

 

と言うか、私は仕方無いけど…何でこの人も裸で掃除してるんだか…お風呂場の状態もメールで伝えた筈なんだけど…何で、濡れても良い服用意してないの?……いや、まぁ…この人の勝手だけどさ…

 

「さすがに実の母親に欲情はしないよ。と言うか、私は「千冬ちゃんが好きなんだもんね」っ!…ハァ…と言うか、母さん?」

 

「なあに?」

 

「聞こう聞こうと思ってたんだけど…私が同性が好きだって事、どう思ってるの?」

 

「?…別にどうとも思ってないわよ?」

 

「どうとも思ってないって…」

 

「世間の反応がどうとか…そんな事、貴女に何の関係が有るの?…それと、私は自分の子供だからって誰を好きになるかとか…一々、干渉する気は無いわよ?」

 

「そう…」

 

そうだったね…こう言う人だったね…この人。まぁ、少し…肩の荷が降りた気がする。

 

「ま、私の素直な気持ちを言うと…個人的には、千冬ちゃんと一夏君が正式に家族になるのは大歓迎よ♪二人とも凄く良い子だしね♪……ま、それでも…どっちも良い子過ぎて色々心配だし、家族になってくれれば…私ももっと色々助けてあげられるし…」

 

「…千冬も私の事が好きとは限らないんだけど…」

 

「そうねぇ…その辺は私も何とも言えないわ…ただ…」

 

「?…ただ?」

 

「…いえ、やめておくわ…とにかく、貴女がどうしようと自由よ…私は反対はしない。」

 

「そっか…」

 

こう言う所が有るから、この人を本気で嫌いにはなれないんだよね…

 

「それはそうと…」

 

「っ……何してんの?」

 

「う~ん…将来的に、千冬ちゃんに揉んで貰えたら…大きくなるかしらね~…」

 

「っ!だから!何してるの!?」

 

「何って…娘の成長度合いの確認?」

 

「っ!意味の分からない事言って人の胸を揉まないで!」

 

まぁ…やっぱり色々アレなんだよね、この人…いつも尊敬だけでは、絶対に終わらせてくれない…あー…もう!やっぱりこの人面倒臭い!本当に!勘弁して!?

 

「まぁまぁ…親子のスキンシップだと思って…「っ…いや、ニヤニヤするのやめてよ!どう考えても、他の感情有るよね!?」…フフッ…どうかしら?」

 

地味に力強くて全然外れない!ホントにもう!何なのこの人!?

 

「っ…いい加減離して!?」

 

「もうちょっと♪」

 

……お風呂まだ入れないのに汗だくだよもう(一応、掃除してたせいも有るけどさ…)…ハァ…やっぱり、私はこの人とは一緒に暮らせない…真面目に、精神的にキツイ…寧ろ、この人と夫婦生活続けられる父さん…一種の神様か何かの様に思えて来た……いや、時折向こうの家に行ってる兄さん曰く…今でも母さんから父さんに対してのスキンシップ(と言うか、ボディータッチ)凄いみたいだからそれで性欲に直結しない辺り(母さんは性格こそ"コレ"だけど…スタイルは良いし、顔もちゃんと美人)最早、仙人か何かかも知れない…父さんにもこう言う行動してるなら、本来…どう考えても昼夜問わず襲われてると思う(まぁこの人…それでもケロッとしてそうな気もするけどさ)

 

ハァ…それにしても…

 

「っ…!ふっ…!」

 

「あらあら…どうしたの?」

 

「っ!どうしたのじゃないって…!」

 

何でこの人…こんなに、上手いかな…つい、声が漏れちゃう…

 

「もうやめて!?」

 

「い・や・よ♪」

 

っ…いつもなら、これだけ文句言うと…大抵はこの人泣き出して終わる筈なんだけど…今回は全然終わらない(と言うか、自力で離れる事も出来無い…)

 

「っ…」

 

「…あら?ごめんなさい…そこまで効くとは思わなくて…」

 

「ハァ…もう…」

 

母さんが気不味そうに離れる…ハァ…やっと離れてくれた…もう…何で、二十歳も過ぎてから泣かないとならないのか…ハァ…もう…早く部屋戻って、いっその事、不貞寝でもしたいよ…真面目に、疲れた…

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