親友の妹に転生しました   作:三和

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「んん…暑い……うわ…」

 

暑さと寝苦しさを感じて、目を覚ます…内容はもう覚えてないけど、何やら…悪夢を見た様な気も…そうして目を開けた私の目に飛び込んで来た光景…それは…

 

「何で皆、私にしがみついて寝てるの…」

 

取り敢えず…うっかり腕に嵌めたままだった時計(いや、いつもは寝る時にさすがに外してるんだよね…今回はお風呂上がって、一応また嵌めてからそのまんま)を見るに、既に眠りに落ちてから数時間は経ってるのが分かる…

 

「ふぅ…母さんが全員で寝るとか言い始めた時から、嫌な予感はしてたんだけど…」

 

ちなみに、母さんは私の他に千冬が来た日が二回目にここに来た日と…一応私は記憶してる……まぁ、後私が知ってるのは、その前に掃除しに来た時くらい…でも何か、それ以外にも何度か来てる節は有るんだよね…元々束はこれだけ生活状況荒れてたのに母さんが何度も来てて…ろくに改善された形跡が無いのが不思議でならないよ…クロエの事も有るし、今回…母さんは徹底的に今まで深入りしなかった分、徹底的にやるつもりだろう…ま、状況が状況だけに…束に同情するつもりは無いけど……あ、話が逸れてる…ま、そうなると母さんは今までにも何度かここに来てると言う事…で、母さんの場合別々に寝ると言うのをそもそも嫌がるから…昔から寂しがり屋だしねぇ、あの人…

 

…そこから考えるに毎回…束とクロエは母さんに寝床に引っ張り込まれるんだろうな、と思う…なので、二人で暮らしてるのに普通に三人は寝れる大きなベッドをこうして用意してるんだろうね…(やっぱり、母さんの事好きなんじゃない)

 

…ふぅ…で、今回の場合もそう言い始めた訳なんだけど…まぁ、クロエはともかく…そこに成人女性三人加えての四人だとさすがにキツイんだよね…なので、私が辞退しようとしたら…何故か、三人全員から反対されて…結局四人で寝る羽目に…ま、そこまでは良いのだ…現在、問題は私の眼前にこうして有る…

 

「…一応、腕を外すのは出来そう…」

 

ホント、三人とも私をしつこく引き留めた上…私を実質真ん中にしようとするから何でなのかと思ってたら…コレが目的だったのか…と言うか、私…改めて考えると、散々寝た後なのに…この状況でまた数時間寝れてるのヤバいかも…睡眠障害を疑うべきかな…ま、とにかく…とても寝れる状態じゃないし…ちょうどトイレにも行きたくなって来たし取り敢えず全員の手を一回外そうか……それにしても…

 

「母さんはまだ良いよ…クロエを抱き締めつつ、私の方まで手を伸ばせはそうなる…とは、言えるからね…でも、束はアウトかな…」

 

何を言いたいかと言えば、クロエの手は普通に私の胸から少し下辺りに有るんだけど…母さんと束の手が、完全に私の胸の上に有……いや、さっき言った通り…母さんはまだ分かるのだ…クロエを後ろから抱き締めつつってなるとこうなるのは…でも、束の場合…

 

「…手だけならまだしも…思いっきり、私の胸を枕にしてるんだよね…と言うかほぼ、うつ伏せで顔埋めてるんだけど…苦しくないのかな…っ…」

 

着ているシャツ越しに吸い付かれた…いや、束…起きてる訳じゃないよね?一枚布を通してるとは言え、今はブラしてないから薄い布越しだし、ほぼ直接吸われてるのとそんなに変わらない…んんっ…

 

「っ…束の方は、起こさないと駄目かな…っ…痛っ…」

 

今度は噛まれた…んん…ちょっと尿意もいい加減限界…とにかく、何とか束を起こさないと…いっそ、束を殴って起こそうかとも思ったけど…それやると、痛みで束が上げた声で他の二人も起こしてしまう…本当に、どうしよう…

 

「ん…どっちみち、漏らすよりマシか…そもそも、真面目に、ちょっと痛いし…」

 

別に甘噛みとかならまだ良いんだけど…結構、しっかり噛んでるからね…一応我慢出来無い程強くは無いけど…このままだと、トイレにも行けないし…

 

「束の頭を殴って起こす…直後に口を押さえ……あ、噛み付いてるから無理なのか…」

 

と言うか、良く考えたら…実際やった瞬間…最悪弾みで食い千切られるかも…さっきと違って、何とか手は使えそうだし…普通に、揺さぶって起こす方が良いかも…

 

「ハァ…起きて、束…」

 

「んん……■ちゃん、何…?」

 

良かった、今回は何とか起きてくれた…

 

「…ふぅ…何って言うのは、状況見てから言って欲しいんだけど?」

 

「ふえ?……あ!ごめ「シー。二人が寝てるから…」…ごめんなさい。」

 

「うん、良いよ…ま、そもそも怒ってはいないけど…と、それよりも…一回、悪いけど退いて欲しいんだけど…」

 

「ふえ?」

 

「いや…トイレ行きたいから…」

 

「…あ、うん…」

 

今更だけど、良く良く考えたら…私が真ん中で、端の部分を塞がれてる訳だから…どっちかに居る人起こさないと、私はベッドから出られないんだよね…

 

「…ふぅ…「ねぇ?」ん?何?」

 

「束さんも一緒に行って良い?」

 

「…束もトイレ?別に良いけど…」

 

このロケット内に有るのは…良く有る個室が並んでるヤツ(二人しか居ないのにね…)ま、なので二人で行っても問題は無い。ただ…

 

「終わったらタバコ吸うから…帰りは別ね「私も一緒に行く」?…束、タバコ吸わないよね…?」

 

「吸わないよ…けど、一緒に行きたい。」

 

…まぁ、束が実質私の為に用意してくれたのは…透明なボックス型の喫煙所…私がボックスの中、束が外と言う形なら一応お喋りくらいは出来る…そもそもの話、家主が寝てる時に勝手に使うのは…私も少し、気が引けなくも無い…ま、束を起こす事無く行ければそれはそれで普通に利用しただろうけど…っ!どっちみち、そろそろ限界…この歳で、私も漏らしたくは無い。

 

「ふぅ…分かったから、早く行こう?私もいい加減、キツイからさ…」

 

ま、どうせ…そんなに大した話でも無いでしょ…う…服が濡れてる…んー…着替えるのも面倒だし良いか。と言うか、さっさと行かないと本当に漏らしそう…!この際後の事は…全部、明日の朝考えれば良い。

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