アレな空気にはなったけど、気を取り直して朝食作る私…と言うか、同じ部屋だし…今日まだ刀奈が部屋を出ない辺り、生徒会の仕事が無い通常の日程か…もしくは急ぎの案件が無いって事なんだろう(まぁ、今刀奈は普通に部屋の中で書類眺めてたりするけど…)そうなると、普通に後遅くても一時間近くはこうして同じ空間に居るんだから、あんまり気にしてるとこっちの精神的にも良くない…
……ちなみに、最近のパターン的に刀奈が早めに部屋を出たり、こうして部屋に居ても忙しいせいも有ってか…結果的に朝食に関しては私が作ってる事は多い(帰りも遅いから、夜食も用意してたりはする…食堂行ってる時間が無さそうな時は普通に弁当用意する事も有る)
まぁ、別に不満は無い。私自身は面倒臭がりの癖に…前世の頃から何故か料理する事自体は特に抵抗が無いからね…とは言え、仮に自分の分だけ用意するとなると、さすがに面倒になって外に出て食べに行くパターンもしばしば…最も、私の食事量だと外食代が馬鹿にならないから…前世でもあんまり行かない様にしてたけど…幸い今世は五反田食堂通う口実も一応有るし…
……いや、普通に一夏と同年代で弾君とも友人の今世と違って、前世だとさすがに接点ほとんど無いから…厳さんは『いつでも来い!』って言ってくれたけど…弾君と私をくっ付けられないか画策してた節も有るし、当時何故か私がハッキリ返事出来無かったとは言え…私が千冬を好きなのは本当だし、冷静になれば断れたと思う…とは言え、そこの部分除くとしても…元々千冬ですら滅多に来ない上、あくまで私の立場は弾君と友人の一夏君の姉である千冬の友人ってだけ…毎回日本に来る度に通うにはちょっと理由が弱い(いや、普通にお客として来るなら良いんだけど…厳さん私の事、あれ以来完全に身内扱いで…お金払おうとしても大幅に割り引きしてみたり、何なら受け取らない事すら有ったから…非常に行きにくいし…かと言っても全然行かないのも、って思うし…何ともジレンマを感じた…)
今世だと口実とも言ったけど…行かないの自体が最早失礼に近い…いや、今回は普通に弾君と友人だから…実際今世では初めて来た時からもう自動的に身内扱いだったし…ただ、店が潰れかねない事も考えると鈴の店とローテーション組む形だったのは幸いだったと思う…唯一、問題が有るとしたら…何でか私が鈴の店の店名を全く覚えていない事…来る度に毎回タダでご馳走して貰った上、それ以外にも色々良くして貰った事考えると本当に失礼極まりない話なんだけど…どうしても思い出せない…
一応、所謂…大衆向けの中華料理店だったのは覚えてる(実質、中華料理専門の食堂に近い)
鈴たち一家が中国に帰った事も有り…実質二度と食べられなくなったとは言え、全く覚えていないって言うのは何とも薄情な…まぁ、私自身…人の名前覚えるのすら元々そう得意な方じゃないから…店の名前なんてもっと覚えられないかも知れない(五反田食堂に関しては、前世の頃から既にお世話になってるから覚えてるんだろうけど)
「十秋ちゃん?」
「!…はい、何ですか?」
「……ボーッとしてたら危ないわよ?」
「あー…はい、気を付けます…」
慣れてるとは言え、今現在フライパン使ってるのに考え事しながらでも焦がさないって言うのが何とも…まぁ、前世の頃から私ってそんな感じだった気がしないでも無い(元々、そう集中力高い方だとも思わないし…)