親友の妹に転生しました   作:三和

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ホテルでは気まずい雰囲気になったけど、普通に出掛けるとなればずっとその空気のままいるのも可笑しな話…

 

…で、せっかくだから女の子らしく且つ…デートらしく二人でウインドウショッピングでもしてみる事に(まぁ、言い方悪く言えば…単なる冷やかしだったりするんだけどね…)

 

「毎回思うけど十秋ちゃんって、自分の服に関しては無難なの選ぶのに…どうして人の服だとこう、センス良いのかしらね…?」

 

「そうですか?」

 

今は刀奈の服を選んであげてる所…と言うか、初めて会った時に刀奈や簪にはかなり酷い事言われた記憶有るけど…私自身、千冬含めて人の服選ぶ機会は結構有ったし…割と評判も良かったと思う……まぁ、私は基本的に自分の服を選んでもらうのは断るせいか…出掛ける度に微妙な顔をされる事も多かったんだけどね…

 

…ま、とにかく…美的センスゼロの汚名はさすがにもう払拭出来ていると思う(こうして刀奈と出掛けるのは初めてじゃないから、今更だけど)

 

「いや、あの…ごめんってば…ハァ…あの時の私の言い方も悪かったとは思うけど、そんなに根に持つとは思わなかったわ…」

 

「まぁ、私もそこまで気にしてるとも言わないですけどね…」

 

それでも、後になったら結構納得行かないものは有ったから…当初は意地になって訂正させようとしてた…

 

……いや、だって…使用人含めた更識家の人たち全員にそう思われてるのはさすがにちょっとね…

 

「…って、皆に色々プレゼントするから余計に心配されてたわよね…」

 

「前にも言った気はしますけど私、基本的に食事以外はほとんどお金掛からないんで。」

 

お金は大丈夫なのか聞かれてもね…寧ろ余るくらいだったから…まぁ、姉さんからの仕送りが私には多過ぎたとも言えるけど…足りなかったらバイトでもしようと思ったのに結構な額が手元に…

 

「と言うか、皆さん欲が無さ過ぎて「それは皆、十秋ちゃんには絶対言われたくないでしょうね」んー…いや、何度も言いますけど…私食事優先なんで。」

 

最も、それもあの頃は更識家で出てたので基本外食の機会はほとんど無く…まぁ、毎月の生活費はほとんど丸々残ってたり…

 

「ま、その辺今更十秋ちゃんに言っても仕方無いのかな…とも思ってるけどね……と言うか、一言良い?」

 

「何ですか?」

 

「…いや、あの…一応私がお姉さんとしてリードを「って言っても刀奈さん、そもそもノープランだったじゃないですか」…その…最近色々忙しかったし、後は…本当はこのタイミングで言う気も無かったから…」

 

そこはある意味…私が追い詰めたと言えなくも無いので、私にも責任は有るのかも…ただね…

 

「そうは言いますけど、何処行くのかと聞かれて固まるんですもん…だったらこっちでコース決めた方が早いのかと思うじゃないですか。」

 

「…だって、考える時間も「もう午後も結構過ぎてるんで、そんなに時間無いですよ」…そう、だけど…」

 

「まぁ、適当にブラブラするのも良いんじゃないですか?」

 

「…そう、かもね…」

 

結局の所、私も別に具体的なデートコースの知識なんて有る訳じゃないし…そんなに遊んでる方でも無い。

 

…とは言え、私も前世では多少特殊な状況では有るけど…ちゃんと学生時代も経験した…ま、だから高校生の女子がどんな遊びをするのかの知識が全く無い訳でも無い……まぁ、恋人としてなら色々違うのは分かるし…私の方が刀奈の手を引いて歩いてるこの状況は刀奈には納得出来無いのも理解は出来る…とは言え、さっきも言った通りそんなに時間は無いからね…一応私たちは学生だからあんまり遅くまで外に居ると普通に補導されるし。

 

……少なくとも、何処に行くのか聞いただけで…普通に五分ぐらい固まってる状況見たら、私からリードするしか無いなとは…当然なる…ま、こんなんで良いのかとは思うけどね…何とか刀奈が満足してくれたら良いんだけど。

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