親友の妹に転生しました   作:三和

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「……」

 

「お腹が減ったって、顔ね…」

 

…うん、今は…別に言葉としては何も考えて無かったのにバレたねぇ…

 

ちなみに、さっきファミレスを出た所…時間は、そろそろ五時…日は長い季節だけど、さすがにそろそろ夕飯の買い物必要ならしないといけない時間かなぁ…

 

「まだ何処か行きたい所有りますか?付き合いますよ?」

 

「…そろそろ夕飯のお買い物行かないと…」

 

ま、刀奈はファミレスでもそんな事言ってたけど…正直、せっかく遊びに来てるのにそこまでこだわる必要も無いんじゃないかと思う…と言うか、さっき二人で確認したから知っている…千冬が刀奈に渡したのは、高校生女子が一日遊ぶだけにしては少々額が多過ぎる事を…

 

元々、どちらかと言えば貧乏性な私…無駄使いはどうかとも思うけど…

 

「…外で食べませんか?」

 

「え?」

 

「刀奈さんの手料理なら私は食べたいですけど…今回はお金は有るんですし、どうせなら…このまま外食にでも行きましょう?」

 

家に帰れば、少なくともデートの雰囲気は無くなるし…何となく私には予感が有った…このまま家に帰っても、刀奈は結局モヤモヤしたまま今日を終えるだろうと。

 

…それは、私の望むところじゃない。

 

「…そうね、たまには良いかも知れないわね…」

 

普段色々と忙しくて、女子高生らしい時間は皆無と言って過言では無い刀奈…少しはリフレッシュにもなるかも知れない……そして、夜に出掛けると言う行為が…彼女の背を押す切っ掛けにもなるかも知れないと…

 

「じゃ、行きましょうか?」

 

「…また十秋ちゃんがリードするの…?」

 

……まぁ、さっきからこうして私が手を引いているのも刀奈にとってはモヤモヤする要因の一つか…ん、なら…

 

「何か食べたい物有りますか…?」

 

刀奈の意見も聞いて見る事にしよう…

 

「うん、行くのは良いけどちょっと待って…そもそも私はパフェ食べたばかりだし、後…この荷物、どうするの?」

 

「あ…」

 

言われるまで忘れてた…今私たちは、片手はお互いに繋がれているけど…もう片方はそれぞれゲーセンで取った景品が入った袋を持ったまま…そこまで嵩張る物でも無いけど、これ持ってその手の店入るのは、確かに私もどうかとは思う…

 

「…一度、帰ります?」

 

「…わざわざ電車乗って来た場所に、また来るのはねぇ…」

 

それもそうか…う~ん…あ、そうだ。

 

「なら、取り敢えず駅に行きません?あそこならコインロッカー有りますし。」

 

「…ああ、その手が有ったわね…行きましょう……どうしたの?」

 

「……いえ、行きましょうか?」

 

今回は目的地はハッキリしてるから、刀奈に手を引かせ様と動かないでいたら…今度は刀奈の方が動かない…なので、結局また私が手を引く事に…ハァ…これって何だろう?デート?…仮に同性の先輩後輩が普通に一緒に出掛けてるだけって表現しても無理有るよね、先輩の方が何処か緊張気味だし…ま、刀奈が最終的に満足してくれるなら…私は別に何でも良いんだけどさ。

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