親友の妹に転生しました   作:三和

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未だに何処か、ふわふわした感覚のまま…携帯の画面を黙って見詰める…一応刀奈には寝る様に言われたんだけど寝られず…暇潰しを兼ねてこうしてるんだけど…

 

「…ねぇ、ソレ…面白いの…?」

 

横でずっと私の事を見ててくれてる刀奈からそう聞かれる…ふぅ…感想か、正直に言えば…

 

「…熱が上がりそうですね。」

 

「じゃあそんなの見るのやめて寝なさいよ!」

 

ほぼ耳元で怒鳴られてキーンと言う耳鳴りがすると同時に軽く意識も飛びそうになった…と言うか、一瞬本当に視界が暗くなった……あー…もう…

 

「…いきなり叫ばないでください、頭にも響くんで…」

 

「ハァ…ハァ…ふぅ…それはごめんなさい…でも、だったら…何でそんなの見てるの…?」

 

いやまぁ、ふわふわしてるだけじゃなくて頭もガンガンと痛むし…塩対応したくなるのも仕方無い…と言うか、どう考えても私が悪いんだけどね…そもそも私が見てるのだって…

 

「だって、刀奈さんが…本当に可愛くて仕方無いんですもん。」

 

「…やめてよ…恥ずかしいんだから…」

 

そう、私が見てるのは私が意識を失う直前まで撮影してた刀奈の姿…んー…ホント、可愛い…もう何ループしたのか分からないくらいずっと見てる……ま、快楽より痛みに悶える私の姿も映ってるんだけどね…そんなの、気にならないくらい刀奈が本当に可愛い過ぎて…うん、ずっと…見ていたい…

 

「ハァ…そんな事されると、勘違いするじゃない…十秋ちゃん、私の事…好きじゃないんでしょ…?」

 

私は映像を停めて、刀奈の方に顔を向けた。

 

「それは、ごめんなさい…でも、刀奈さんが嫌いって訳じゃないんです…家族としてはその、大好きなんですよ…説明が難しいんですけど、要するにアレです…運動会とか学芸会とか…そう言う家族の晴れ舞台って本人が嫌がっても家族で有る以上皆、大抵はどれだけ忙しくても予定空けて見ようとするじゃないですか…あんな感じです。」

 

「…十秋ちゃん一応私より歳下の筈なのに…不思議と、そう言う事言っても全然違和感が無いのよね…時々、私よりずっと歳上の女性に見える事も有るし…」

 

……うん、今私…滅茶苦茶気抜いてた…確かにコレは普通、女子高生から出る言葉では無いかも…と言うか…

 

「ごめんなさい…気に触りました…?」

 

「…いや、別に怒ったりはしてないけどね…ただ…」

 

「?…ただ?」

 

「…いえ、良いわ。」

 

…今のは読めなかった…まぁ、私自身いつも刀奈が何考えてるのか分かる訳じゃないし…と言うか寧ろ、普段は読めない事の方が多い…実際、最初に会った頃は全く分からなかったし…その後も、あくまでふとした時に…言動が本心と違うと気付く瞬間が何度か有るくらい…ま、それに関しては…それだけ、刀奈が私に気を許してくれていた証拠なのかも知れない…あるいは、そもそも隠す気が無かったとか…もしかしたら…その頃からなのかな、刀奈が私に好意を持ってくれていたのは…

 

…ふぅ…改めて私、本当に鈍感だね…まぁ、先に私が気付けていたとしても…私は、彼女の気持ちには応えられなかっただろうけど。

 

「十秋ちゃん…」

 

刀奈に声を掛けられて我に返る…今のも気付かれたかな…?

 

「…何ですか?」

 

「…もう、日付けは過ぎた…でも、最後に一つだけ…頼みが有るの…聞いて貰える…?」

 

…その頼みを、本来私に断る権利は無いんだろうね…でも、さすがに内容に寄るかな…でも…

 

「良いですよ。」

 

そう言う答えを、そのまま口にする事も…私には出来無いんだよね…ホント、私って優柔不断…

 

「…良いの…?まだ私、内容言ってないけど…」

 

「…余程の事で無ければ聞きます…何ですか?」

 

一回良いと言ったのに…今度はつい、予防線張ってしまう私…ハァ…

 

「…キスしても良い?」

 

「良いですよ。」

 

正直ホッとした…別に減るものじゃないし、何なら前世でも要求して来た同性の友人結構居るから今更感が強い…実際束なんて、基本は人嫌いな癖に身内判定した相手にはベッタリって節が有るみたいで…家に来る度、突然不意打ちでして来る事も何度か有ったから…それに比べれば事前に言ってくれるのは寧ろ楽。

 

「えっと…本当に良いの…?」

 

まぁ、この流れならさすがに…私も、刀奈が何を言いたいかは分かる…とは言え…

 

「さっき散々した後じゃないですか…何より私別に、キス自体に特別な想いは持ってないんですよ…そもそも、"家族"からそれ言われて断る理由は無いんで。」

 

「家族か……ま、それでも良いかな…で、本当に良いのね?」

 

「頬でも唇でも…何処でも刀奈さんの好きな場所にどうぞ。」

 

「…ハァ…何か、緊張してた私が馬鹿みたいな気分…本当に場所は何処でも良いのね?」

 

「ええ…ただ、あんまり長時間はやめてください…私の風邪を刀奈さんにうつしたく無いんで。」

 

……まぁ、そう言ったのに結局…口は元より、身体中にキスされたり、吸ったり…何なら、また噛みつかれたのは何とも言えない所…と言うか、相変わらず私の胸ばかり被害に…刀奈って昔は、甘えん坊だったりしたのかな…今の刀奈の場合、普段素直に甘えられる相手少ないみたいだし…私は別に良いんだけどさ…ま、せめて噛むにしても…出来れば甘噛みにして欲しかったとは、私も言いたいけどさ…

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