ノアに転生したので多元宇宙を廻ろうと思う 作:ウエストモール
一応、現在の時系列としてはウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀の1章の辺りを想定してます。
この前、漂流していたとある宇宙船を拾った。全長2500mを誇る船体に書いてあったのは、「Spirit of Fire」の文字。
スピリットオブファイア。それは、Halo世界のコロニー船を改造したUNSCの強襲揚陸艦だ。あの世界では行方不明になっていたらしいのだが、どうやら別宇宙に流されていたらしい。
最初に内部をELSに調べさせたが、もぬけの殻で人っ子一人もいなかった。さらに、UNSCの艦艇なら存在するはずのスリップスペースドライブを喪失していた。
とりあえず、光線を使って可能な限り修復し、ELSとも融合させた。喪失していたドライブの代わりには、ネオフロンティアスペースで入手したネオマキシマエンジンとゼロドライブを謎パワーで複製して搭載した。武装に関しては、ELS達に任せることにした。
この船にはスペースノアと名付けた。え?万能戦闘母艦と名前が被ってるって?気にしたら負けだよ。とにかく、この船は知的生命体の保護に有効活用しようと思う。
スペースノアによる知的生命体の保護活動として、とある宇宙で母星を失ったバルタン星人の保護を行った。下手したら、彼らの船団が地球と接触して戦争になる可能性、というかM78スペースでは前例があったため、介入させてもらった。
バルタン星人達を連れていったのは、別宇宙。その宇宙にある惑星をいくつか確保しておいたので、その惑星の1つに住まわせた。それにしても、大体の宇宙でバルタン星人は母星を失っている。各宇宙のバルタン星人を助けるとなると、どれだけの人数になるのやら・・・それに、バルタン星人のみを助けるわけにはいかないというのが現実だ。
俺には、人間態も一応存在している。地球人の体の構造や仕組みも精巧に再現しているため、地球人と変わらぬ生活をすることもできるし、大きな声で言えないが男女の交わりだっていける。また、状況によっては性別や容姿も変えられる。つまり、男の娘にもなれる。
人間態の髪の毛は銀髪であり、白いTシャツの上に着ているのは銀のジャケットで、ジーンズを履いている。首にはY字のコアを模した赤いクリスタルが付いたネックレスをかけている。
そして、今は人間態(男)で活動している。え?どこにいるかって?前に言った通り、今は休暇でコスモスペースの遊星ジュランにいます。
突然、俺の目の前で隆起する地面。そのまま地面を突き破って現れたのは、モグラのようなピンク色の鼻先が特徴的な頭部とシャベルのような大きな前足、青い体を持つ怪獣。
それは、地中怪獣モグルドン。イルカとモグラとカツオを混ぜたかのような容姿の怪獣で、地中を音速以上の速さで掘り進めることができる。かつて、チームEYESによる怪獣一本釣り作戦で地上に引きずり出され、ウルトラマンコスモスによる沈静化の後、保護された。また、カオスダークネスとの決戦には他の地球怪獣と共に参戦している。
「モグルドン、来てくれたのか」
俺は、モグルドンの鼻先を撫でる。すると、モグルドンは長い舌で舐めてきた。
「アッハッハ、くすぐったいな」
そうこうしていると、今度は森の奥から厳つい顔の四足歩行の怪獣が姿を現す。電撃怪獣ボルギルス、体が赤い刺に覆われたトカゲのような怪獣であり、高エネルギーを主食としている。
ボルギルスは、モグルドンと仲が良い。モグルドンが地上に上がって俺と仲良くしているのを見て、やって来たようだ。
「ボルギルス、元気にしてたか?」
ボルギルスは、俺に鳴き声で答えた。腹が減っている様子は無さそうだ。まあ、コスモスに保護されたときに700年分の高エネルギーを与えられている筈なので、腹が減ることはないのだろう。
「久しぶりだな、ノア」
突然、声と共に空から金色に光る何かが舞い降りる。別に、「あなたはそこにいますか?」と聞いてくるようなケイ素生命体ではない。それは、カオスヘッダー0。遊星ジュランの守護者である。翼を開いている姿は、女神のようにも見える。
カオスヘッダーは、とある星で秩序をもたらすために作られた生命体であったが、いつしか生命体の住む星を滅ぼしていくようになってしまった。地球にも襲来するが、争いの末にコスモスとムサシによって改心した。その後、スコーピスによって死んでしまった遊星守護獣パラスタンの代わりに、遊星ジュランの守護者となった。
カオスヘッダーはウルトラマンノアである俺のことを呼び捨てにしているが、堅苦しくされるのは居心地が悪いので、名前で呼ぶようにお願いしていた。
カオスヘッダーに初めて会ったのは、コスモスペースにスペースビーストが侵入したときだ。スペースビーストに苦戦していたので、俺は助太刀した。
「カオスヘッダーか、久しぶりだな。そういえば、この宇宙にコスモスの気配がしないのだが」
「ああ、ムサシとコスモスはデラシオンの意思によってジャスティスと共に別の宇宙に行ってしまった」
どうやら、記憶が正しければM78スペースではルーゴサイト討伐隊がルーゴサイトを捜索・交戦している頃らしい。アブソリュートなタルタルソース野郎を倒しに行こうかと思ったが、流石に可哀想なので止めた。
「コスモスがいないのは残念だな。コスモスが帰ってきたら、よろしく言っておいてほしい」
「次はどの宇宙に?」
「そうだな、行くならばスペースビーストの気配がある宇宙だ。特に決まってるわけではない」
俺はリドリアスやゴルメデとも交流した後、遊星ジュランを去った。とりあえず、保護したバルタン星人の居住地がある宇宙に戻ることにしよう。さて、お仕事頑張りますか。
コスモス怪獣の中だとモグルドンとボルギルスが好きなので、この話で出しました。
自身の知らないところで、ノアの慈悲によって命拾いしたアブソリュートタルタロスであった。