「いっくーーーーーん!!!」
「ねぇ、なんか人参が飛んできてない!?」
「束さん特製ロケットだろ」
「なんでそんな冷静なのかしら!?」
「いやぁ、家の前に墜落したことがあって…あっ、不時着した」
「やっぱり、天才って頭のネジがイカれてるのかしら…あっ、出てきた」
「いっくーーーーーーーーーーーーん!!!」
「あっちょっ待っt」ズザァァァァァァァ!!!
にんじんロケットから降りてきた束は勢いを殺さないままイチカに抱きつくと、イチカはそのまま後方に吹き飛んだ。
「…ギガインパクト?」
「あ、強ち間違いじゃない威力…」
「心配したんだよいっくん!あの誘拐事件で居なくなって…!」
「えっと…ごめんなさい、束姉」
「でも、さっきいっくんの生体反応と見たことないISの反応が見つかったから来たけど…あの子は?」
「あ、はじめまして。私はカタナ…この世界だと、更識 刀奈です」
「更識…あぁ、日本の…ってこの世界?」
「あー、束姉。こっから先は結構非常識だけど、聞いて欲しい」
イチカはそう言うと、自分に起きた今までのことを話した。
「…そのアルセウスは、創造神で…うーん、信じ難い話だけど…嘘はついてないよねぇ…」
「まぁ、ポケモンってのは…」
イチカは自身の手持ちポケモンを出しながらそう言う。
「…デカイ…」
「みんな、この人はオレの知り合いなんだ」
イチカがそういうとポケモン達は挨拶をする。
「…いっくんはこれからどうするの?」
「…うーん、千冬姉は今…」
「ちーちゃんは…ここ最近になってやっと前を向いて歩き出したよ…でも」
「分かってる、あの屑が俺をあんな目に合わせて、それなのにますます屑になっていってるんだろ」
「…うん、あんなやつ…今すぐ消し去ってやりたい」
「イチカ、あなたの兄はそんなに…」
「あぁ、根っこから腐ってるよ」
「そっか…ますます許せないわ!」
「…ちょっと、カタナちゃんと話していい?」
束はそう言ってカタナと喋り出す。
「もしかしてカタナちゃんも…」
「…えぇ…」
「あと聞きたいんだけど、いっくんってあっちの世界でも女誑し発動?」
「…はい…」
「やっぱり…いっくんらしいよ」
「2人で何話してるんだ?」
「「なんでも!」」
「あっ、そう…」
イチカはそう言うと、束は言う。
「なら私のラボに行こっか!あそこなら誰にもバレないし安全だよ!」
「…まぁ、拠点としてなら最高な場所だと思う」
「ISの発明者のラボ…かなり貴重な体験ね」
イチカとカタナはそういいながら、にんじんロケットで飛んでいった束の後を追いかけた。